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夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ

夏といえばどんな情景を思い起こしますか?

キラキラと輝く青い海、照りつける太陽が眩しい白い砂浜、濃い緑が目にも鮮やかな山々……。

ジメジメと蒸し暑いなかでも、爽やかな風景を思い浮かべると、ほんの少しだけ暑さが和らぐような気がしませんか?

この記事では、そんな皆さんのイメージをさらに広げてくれる、夏にピッタリのクラシック作品をご紹介します。

この夏は、涼しげな雰囲気を演出してくれる珠玉のクラシック音楽とともに、爽やかに過ごしましょう。

もくじ

夏に聴きたいクラシック|涼しげ&爽やかな名曲をピックアップ(81〜100)

6 Preludes and Fugues, Op. 61: Prelude and Fugue No. 1 in G Major, “A Summer Morning On The Lawn”Dmitri Kabalevsky

6 Preludes and Fugues, Op. 61: Prelude and Fugue No. 1 in G Major, “A Summer Morning On The Lawn”
6 Preludes and Fugues, Op. 61: Prelude and Fugue No. 1 in G Major, "A Summer Morning On The Lawn"Dmitri Kabalevsky

ドミトリー・カバレフスキーさんは、ロシアのピアニストであり作曲家で、すぐれた作品をいくつも残し、1987年に亡くなりました。

運動会のBGMとしてよく流される『道化師のギャロップ』を作曲した人だといえば、わかりやすいのではないでしょうか。

こちらの曲は1958から59年にかけて作られた曲で、形式は前奏曲とフーガですが、風景についてのタイトルがつけられており、美しい風景を思い浮かべて聴ける曲集です。

ピアノが弾ける方は挑戦してみるのも楽しいでしょう。

大管弦楽のための牧歌「夏風の中で」Anton Webern

20世紀前半に活躍したオーストリアの作曲家Anton Webernの「Im Sommerwind (In the Summerwind)」という作品です。

クラシック音楽と聞くと穏やかなイメージがありますが、こちらの作品は結構前衛的で、激しい雰囲気ですね。

これまた違った夏を楽しみたい人にぜひ聴いてほしい一曲です。

小交響曲変ロ長調 第1楽章Charles Francois Gounod

グノー 小交響曲変ロ長調第1楽章 井上道義指揮オーケストラ・アンサンブル金沢
小交響曲変ロ長調 第1楽章Charles Francois Gounod

1885年に作曲された管楽器のための作品で、「グノーの交響曲」といえば、オーケストラのための交響曲2曲より、むしろ、この作品の方が有名です。

フルート1、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン各2という計9人の奏者で編成される室内楽曲で、素朴で気品のある爽やかな作品となっています。

Knoxville: Summer of 1915Dawn Upshaw

アメリカのソプラノオペラ歌手Dawn Upshawが歌う「Knoxville: Summer of 1915」です。

20世紀に活躍したアメリカの作曲家Samuel Barberの作品です。

演奏時間が約15分という長めの作品なのですが、ところどころで、曲調がガラリと変わるので、まるで演劇が丸ごと詰まっているように感じられます。

交響曲第3番 第1楽章Gustav Mahler

マーラー交響曲第3番 第1楽章(インバル)
交響曲第3番 第1楽章Gustav Mahler

マーラーはアッター湖畔のシュタインバッハに小さな「作曲用の小屋」を建てて、午前中は作曲、午後は散歩、と夏の休暇を楽しんでいました。

そしてその美しい自然を交響曲第3番として表しました。

第3番にはかつて「夏の朝の夢」というタイトルがつけられ、世界で最も長い交響曲としてギネスブックにも登録されていました。

アストゥリアスIsaac Albéniz

Ana Vidovic plays Asturias by Isaac Albéniz on a Jim Redgate classical guitar
アストゥリアスIsaac Albéniz

スペインを代表する偉大な作曲家、イサーク・アルベニス。

スペインの民族音楽をベースとした作曲が特徴で、いくつもの名曲を残してきました。

そんな彼の作品のなかでも、特に夏にピッタリな作品が、こちらの『アストゥリアス』。

彼の代表的なピアノ曲の1つで、スパニッシュ・ギターで演奏されることが多い作品です。

情熱的と思いきや、重厚で暗めの曲調が、夏のどこか物悲しい夕暮れの雰囲気をイメージさせます。

夏のサンセットを眺めながら苦いコーヒーを片手に、この曲を聴いてみるのはいかがでしょうか?