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【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!

ロマン派のロシアを代表する偉大な作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー。

『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』などのバレエ音楽から、『ピアノ協奏曲第1番』やいくつかの交響曲など、今日まで愛され続けている名曲を多数生み出しました。

チャイコフスキーの音楽からは、色彩豊かで繊細な旋律と、華麗でドラマチックな音楽性を感じられます。

本記事ではそんなチャイコフスキーの名曲、代表曲を紹介します。

有名な曲から、あまり知られていないけど傑作と呼べる作品までピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください!

【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!(21〜30)

子供のアルバム Op. 39 – 第20曲 魔女Pyotr Tchaikovsky

Tchaikovsky”Polka” Op.39 No.14 with score (from Album for the Young) |Ayato Sunabe
子供のアルバム Op. 39 - 第20曲 魔女Pyotr Tchaikovsky

なにか悪いことが起こりそうな、不穏な空気が漂うこの作品は、Pyotr Tchaikovskyが甥にささげたピアノ小品集『Album pour enfants』Op.39の中の一曲です。

この作品集は1878年5月には全曲のスケッチが完成したという、愛情のこもった贈り物なのだそうです。

本作は、速いテンポで駆け抜ける中に、魔女の妖しさとコミカルな恐ろしさが描かれており、まさにハロウィンの雰囲気にぴったりですよね。

この曲を含む作品集は1878年10月に初版が出版されました。

BGMとして楽しむのも良いですが、ピアノで弾けばパーティーが盛り上がること間違いなし。

魔女が飛び回るようなスピード感と歯切れの良さを意識して、ドラマチックに演奏してみてくださいね!

組曲「くるみ割り人形」Op.71aトレパークPyotr Tchaikovsky

【ピアノ連弾】くるみ割り人形より”トレパーク”/The Nutcracker”Trepak”/チャイコフスキー3大バレエ/クリスマス定番/four hands/piano duo/兄妹ピアニスト
組曲「くるみ割り人形」Op.71aトレパークPyotr Tchaikovsky

ピョートル・チャイコフスキーによる組曲「くるみ割り人形」はいかがでしょうか。

本曲はバレエ『くるみ割り人形』からの作品で、原曲はオーケストラで演奏されるものが知られているものですが、ピアノ連弾となっている楽譜も存在します。

その中から人気が高く、華やかな作品といえばロシアの踊りこと「トレパーク」でしょう。

映画「ホームアローン」のイメージもある方もいますが、映画で使われている曲はとても意識して作られている似たような曲想の別の曲です。

冒頭からはつらつとしたメロディで疾走感があふれています。

華やかな曲想で楽しげであることから発表会で弾く連弾曲としておすすめです。

6つの小品 『ノクターン』Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー : 6つの小品 『ノクターン』【41_暗い・悲しい楽譜と解説付きクラシックピアノ曲】
6つの小品 『ノクターン』Pyotr Tchaikovsky

アルバム『6つの小品 Op.19』に収録されている、夜の静寂にふさわしい内省的な一曲です。

本作はまるで作曲者の個人的な告白を聴いているかのような、感傷的でありながらも温かい雰囲気に包まれています。

1873年秋に完成した作品で、涙を誘う美しい旋律のなかに、バレエ音楽を彷彿とさせる鐘のような響きがアクセントとして加わっているのが印象的ですね。

後にチェロと小オーケストラのために編曲された版もあり、原曲とはまた違った深い情感を味わえます。

悲しみに静かに浸り、自分の心と対話したい夜にぴったりの名曲ですよ。

ドゥムカ ハ短調 作品59Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー/ドゥムカ-ロシアの農村風景/演奏:鈴木弘尚
ドゥムカ ハ短調 作品59Pyotr Tchaikovsky

ロシアの広大な田園風景が目に浮かぶような、ピョートル・チャイコフスキーによるピアノのための作品です。

1886年2月に作曲された本作は、ウクライナの「思いの中の小説」を意味する形式が用いられています。

深い哀愁を帯びた旋律で静かに始まりますが、中間部では民族舞曲のように一気に情熱的になり、感情がほとばしるようです。

しかし最後は再び静寂に包まれ、冒頭よりも諦念に満ちた響きで締めくくられます。

悲しみと祝祭的な喜びが交錯する本作は、感傷的な気分に浸りつつ、ドラマティックな展開も味わいたい方に聴いてほしい一曲です。

バレエ音楽「くるみ割り人形」より「トレパーク」Pyotr Tchaikovsky

くるみ割り人形では、ロシアの踊りが披露されます。

金管楽器の華々しい演奏をバックに、脅威の跳躍力を見せてくれる、楽しいダンスです。

中間部の低弦によるドタドタとした土臭いメロディがなかなかロシアっぽくて良い味を出しています。

「エフゲニー・オネーギン」ポロネーズ 作品24Pyotr Tchaikovsky

プーシキンの韻文小説をもとに1878年に完成されたオペラ。

主人公オネーギンが、かつて冷たく愛を拒絶したタチアナと舞踏会で再会する場面で演奏されます。

高らかなファンファーレで始まり、着飾った男女が華麗に踊る場面を思い起こさせる1曲です。

ピアノ三重奏曲 イ短調「偉大な芸術家の思い出のために」作品50Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー: ピアノ三重奏曲 「偉大な芸術家の思い出に」,op.50 第1楽章 pf.知野 礼美 Remi Chino(Vn.菊川 千明・Vc.菊川 真)
ピアノ三重奏曲 イ短調「偉大な芸術家の思い出のために」作品50Pyotr Tchaikovsky

ニコライ・ルビンシテインの追悼音楽として作曲された一曲。

全体的に悲痛で壮大な雰囲気が漂い、旧友を喪ったチャイコフスキーの悲しみが伝わってくるようです。

ヴァイオリンの旋律が目立ちますが、厚みのあるピアノの音色や、控えめだけど叙情的なチェロの旋律も聴き所。