【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!
ロマン派のロシアを代表する偉大な作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー。
『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』などのバレエ音楽から、『ピアノ協奏曲第1番』やいくつかの交響曲など、今日まで愛され続けている名曲を多数生み出しました。
チャイコフスキーの音楽からは、色彩豊かで繊細な旋律と、華麗でドラマチックな音楽性を感じられます。
本記事ではそんなチャイコフスキーの名曲、代表曲を紹介します。
有名な曲から、あまり知られていないけど傑作と呼べる作品までピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください!
- ラフマニノフの名曲。おすすめのラフマニノフの曲
- クラシックの名曲|一度は聴きたいオススメの作品たち
- 【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介
- ドビュッシーの名曲。人気のクラシック音楽
- 【ベドルジハ・スメタナ】名曲、代表曲をピックアップ!
- 【ミハイル・グリンカ】ロシア音楽の先駆けである作曲家の名曲、人気曲を紹介
- 女性におすすめのクラシックの名曲
- リムスキー・コルサコフの名曲|色彩豊かなロシア音楽の世界
- ロベルト・シューマン|名曲、代表曲をご紹介
- バレエ音楽の名曲|定番のクラシックを紹介
- 【ロマン派の名曲】魂を揺さぶる珠玉の有名作品を一挙紹介!
- 【ベートーヴェン】名曲、代表曲をピックアップ!
- ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽
【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!(151〜160)
白鳥の湖より第1幕 ワルツPyotr Tchaikovsky

チャーンチャラララ~の部分は第2幕「情景」はあまりにも有名で、こちらも物悲しい曲ではありますが、第1幕のワルツも当然バレエ曲なので優雅なのですが、曲が美しすぎて感動してまい、涙を誘う部分があります。
くるみ割り人形の「花のワルツ」も美しい曲ですが、白鳥の湖は壮大な感じですね。
くるみ割り人形 第8曲「花のワルツ」作品71aPyotr Tchaikovsky

ハープによる美しい独奏で始まり、ホルンが清涼感たっぷりに主題を奏でた後、弦楽器も加わってあの有名なワルツが登場します。
「くるみ割り人形」の終曲であり、バレエでは総勢24名のドラジェの精の侍女たちが踊る華やかな一幕です。
スラブ行進曲Pyotr Tchaikovsky

アマチュアオーケストラではよく1曲目のプログラムなどで演奏していますが、曲の長さとボリューム、聴きやすさからして、コンサートの幕開けに相応しいです。
冒頭のビオラソリのメロディがなんともエキゾチックで東欧らしさを匂わせます。
バレエ音楽「白鳥の湖」作品20 第2幕・情景Pyotr Tchaikovsky

「白鳥の湖」を代表する最も有名な一曲。
1875年、ロシア・ボリショイ劇場の以来を受けて作曲されました。
初演当初は評価が得られなかったそうですが、没後2年目に蘇演され、今や誰もが知る名曲となりました。
弦楽器とハープの優しく奏でる音の上に、オーボエの悲しく切ない旋律が重なります。
ヴァイオリン協奏曲Pyotr Tchaikovsky

とても華やかでキラキラした協奏曲です。
ニ長調なのですが、まさにニ長調らしい、煌びやかな響きを楽しむ事ができます。
ヴァイオリンの特徴をよく掴んで魅力を最大限まで引き出しています。
3楽章の超絶技巧が見どころです。
組曲『くるみ割り人形』より第7曲『葦笛の踊り』Pyotr Tchaikovsky

有名なチャイコフスキーのバレエ組曲『くるみ割り人形』の中から、軽やかな『葦笛の踊り』です。
ただしバレエとは関係ないソフトバンクのCMで使用されていることで、白い犬を見ると自然と頭の中にこの曲が流れる人も多いのでは?
トレパック(くるみ割り人形より)Pyotr Tchaikovsky

「くるみ割り人形」の中の第2幕で12曲目に入っている「登場人物たちの踊りの中」で、「トレパック」は5曲目に入っています。
軽快なテンポとちょっとインパクトのある演奏は、運動会のBGMとして人気。
どちらかというと海外では「くるみ割り人形」はクリスマスのイメージですが、日本では協奏曲ではなくて競走曲になっています。
四季”8月 収穫”Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーと同じ「四季」ですが、こちらはチャイコフスキーが作曲したものです。
コリツォフの詩を元に作曲されたものであり、副題は「12の性格的描写」となっています。
副題の通り、ロシアの月ごとの特徴が見事に表現されている曲です。
くるみ割り人形Pyotr Tchaikovsky

バレエ音楽として作られた組曲。
「花のワルツ」は誰もが聴いたことのある有名で美しいメロディーですが、そのほかにも中国の踊り、ロシアの踊り、アラビアの踊りなどさまざまな曲調を楽しめます。
おとぎ話の世界に入っていける、子どもと一緒に聴きたい名曲です。
「眠れる森の美女」ワルツ 作品66Pyotr Tchaikovsky

ペローの童話「眠れる森の美女」を題材にしたバレエ音楽。
華やかな前奏に続いて、優美な旋律がワルツのリズムに乗って登場します。
バレエでも娘たちと若者が花を手に舞い踊る華麗なシーン。
音楽だけでなく、バレエの映像と共に見るのがおすすめです。
【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!(161〜170)
交響曲第2番「小ロシア」作品17Pyotr Tchaikovsky

小ロシアとは歴史的には現在のウクライナを指しており、曲中に3つのウクライナ民謡がモチーフとして登場します。
1872年の初演ではバラキレフ率いる“ロシア5人組”にも絶賛されたが、後に音楽思想の変化から大幅な改定を加え、現在の形となっているそうです。
交響曲第3番 ニ長調「ポーランド」作品29Pyotr Tchaikovsky

「ポーランド」という副題は、フィナーレでポーランドの伝統的な舞曲“ポロネーズ”が用いられていることに由来するといわれています。
葬送行進曲から始まる暗さを孕んだ序奏から始まり、徐々に暗雲を払うかのような明るさが顔を出します。
最後の第5楽章では上り詰めるようなリズムを重ねた後、華やかに締めくくります。
交響曲第5番Pyotr Tchaikovsky

1888年に作曲された交響曲で、現代も演奏されることの多い人気曲。
チャイコフスキーは始めこの曲に愛着が持てなかったようですが、聴衆からの評判を受けて徐々に自信を深めていったようです。
序章から現れるドラマティックなモチーフの中に、ホルンやオーボエなどさまざまな楽器による旋律が顔を出す味わい深い一曲です。
交響曲第6番「悲愴」Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーがコレラで亡くなる9日前に初演された作品。
4つの楽章から構成され、全体を通してレクイエム的な暗さが漂っています。
初演時、聴衆に衝撃を与えたという第4楽章では、ためらうような旋律から急激に巻き上げるような高揚感を示し、木の葉がはらりと散るように終わります。
一人で感傷に浸りたいときにおすすめの曲です。
大序曲「1812年」Pyotr Tchaikovsky

フランス軍とロシア軍の戦いを曲にしたもので、曲中には何発も空砲を鳴らします。
フランス国歌やロシア国歌が流れ、軽快なメロディと絶妙に絡み合い、その描写力の高さに脱帽してしまうような曲です。
冒頭のチェロのメロディも美しいです。
弦楽セレナード ハ長調 作品48Pyotr Tchaikovsky

敬愛するモーツァルトのセレナードを意識して作曲されたといわれる作品。
悲劇的な旋律で聴く者を強くひきつけたかと思えば、軽やかで流れるようなソナタ、優美なワルツから、荒々しい盛り上がりが次々と登場。
飽きることなく聴き入ってしまう一曲です。
イタリア奇想曲 作品45Pyotr Tchaikovsky

1880年に作曲された管弦楽曲。
チャイコフスキーは、破綻した結婚生活の傷心を癒すために訪れたイタリアで現地の文化や風土に感銘を受け、その後に生まれたのがこの作品だといわれています。
さんさんと降り注ぐ太陽の光や、おおらかさが感じられる一曲。
バレエ音楽「白鳥の湖」より「ナポリの踊り」Pyotr Tchaikovsky

「白鳥の湖」のお城でのパーティで踊られるナポリの踊りは、トランペットが活躍する1曲です。
高らかに、煌びやかに、しかし品良く気高く、のびやかな音が美しく響きます。
トランペットってこんなに清らかな音がするんだと感じられます。
四季より6月「舟歌」Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーはあまりピアノソロ曲を残しませんでした。
そんな数少ない彼のピアノ曲の中で最も有名なのがこの「舟歌」ではないでしょうか。
気だるく切ないメロディが特徴的で、しかし中間部は初夏を感じさせる煌びやかな雰囲気になります。
弦楽四重奏曲第1番ニ長調 作品11Pyotr Tchaikovsky

モスクワ音楽院の教師として指導する傍ら、作曲活動を行っていた頃の作品。
第二楽章のアンダンテ・カンタービレはウクライナで聴いた民謡から着想を得ており、この曲をチャイコフスキーの隣で聴いていた文豪・トルストイは感動のあまり涙を流したといわれています。
【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!(171〜180)
バレエ組曲「くるみ割り人形」より「花のワルツ」Pyotr Tchaikovsky

クリスマスの定番として有名なバレエ組曲『くるみ割り人形』。
ピョートル・チャイコフスキーの言わずと知れた名作ですね。
その中でも特に有名な作品が、こちらの『花のワルツ』。
バレエやクラシックに詳しくない方でも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
そんな本作の魅力は、優美で壮大なメロディー。
感涙というよりは美しさに感動する作品といったところでしょうか。
『くるみ割り人形』は楽しげな曲調の作品が多いので、ぜひ他の作品もチェックしてみてください。
弦楽セレナード 第1楽章Pyotr Tchaikovsky
第4楽章ある中でもこの第1楽章が重厚的でありながら、ファンタジー的な要素も秘めていて、何か上品で目立つクラシック曲を探しているカップルにはこの曲がお薦めです。
CMなどにも起用されているので、やはりインパクトはあります。
おわりに
チャイコフスキーの名曲、代表曲を紹介しました。
時代をこえて今でも愛され続けている名曲を多く残したチャイコフスキーの音楽を楽しんでいただけたでしょうか?
ほかにも曲はたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいね!