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【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!

ロマン派のロシアを代表する偉大な作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー。

『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』などのバレエ音楽から、『ピアノ協奏曲第1番』やいくつかの交響曲など、今日まで愛され続けている名曲を多数生み出しました。

チャイコフスキーの音楽からは、色彩豊かで繊細な旋律と、華麗でドラマチックな音楽性を感じられます。

本記事ではそんなチャイコフスキーの名曲、代表曲を紹介します。

有名な曲から、あまり知られていないけど傑作と呼べる作品までピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください!

【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!(21〜30)

弦楽四重奏曲第1番 第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー:《弦楽四重奏曲第1番 第2楽章》MMCJ P.Tchaikovsky: “String Quartet No.1″(2nd mov.)|Yokohama Web Stage
弦楽四重奏曲第1番 第2楽章「アンダンテ・カンタービレ」Pyotr Tchaikovsky

ウクライナの民謡から着想を得た珠玉の名曲です。

弦楽器の調和が生み出す静謐な旋律は、聴く者の心に深い感動を呼び起こします。

恋する若者の想いを優しく包み込むような美しいメロディは、人間の感情の機微を繊細に描き出しています。

ロシアの大文豪トルストイも涙したという逸話が残る本作は、恋愛の不安と希望を見事に表現しており、恋に悩む人々の心に寄り添う楽曲といえるでしょう。

1876年12月の特別音楽会での感動的な演奏は、作曲家本人も生涯の誇りとして日記に記しています。

バレエ音楽「くるみ割り人形」より「トレパーク」Pyotr Tchaikovsky

くるみ割り人形では、ロシアの踊りが披露されます。

金管楽器の華々しい演奏をバックに、脅威の跳躍力を見せてくれる、楽しいダンスです。

中間部の低弦によるドタドタとした土臭いメロディがなかなかロシアっぽくて良い味を出しています。

「エフゲニー・オネーギン」ポロネーズ 作品24Pyotr Tchaikovsky

プーシキンの韻文小説をもとに1878年に完成されたオペラ。

主人公オネーギンが、かつて冷たく愛を拒絶したタチアナと舞踏会で再会する場面で演奏されます。

高らかなファンファーレで始まり、着飾った男女が華麗に踊る場面を思い起こさせる1曲です。

ピアノ三重奏曲 イ短調「偉大な芸術家の思い出のために」作品50Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキー: ピアノ三重奏曲 「偉大な芸術家の思い出に」,op.50 第1楽章 pf.知野 礼美 Remi Chino(Vn.菊川 千明・Vc.菊川 真)
ピアノ三重奏曲 イ短調「偉大な芸術家の思い出のために」作品50Pyotr Tchaikovsky

ニコライ・ルビンシテインの追悼音楽として作曲された一曲。

全体的に悲痛で壮大な雰囲気が漂い、旧友を喪ったチャイコフスキーの悲しみが伝わってくるようです。

ヴァイオリンの旋律が目立ちますが、厚みのあるピアノの音色や、控えめだけど叙情的なチェロの旋律も聴き所。

協奏的幻想曲 ト長調 作品56Pyotr Tchaikovsky

Tchaikovsky: Concert Fantasia Op. 56 (Vladimir Ovchinnikov)
協奏的幻想曲 ト長調 作品56Pyotr Tchaikovsky

1885年に初演された楽曲。

明るく愛らしい第1楽章から始まり、やや哀愁漂うピアノの旋律とリズミカルな楽想が絡み合う第2楽章へと続きます。

オーケストラとピアノは独立するように演奏されており、両者の対比が鮮やかな1曲です。