【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!
ロマン派のロシアを代表する偉大な作曲家、ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー。
『白鳥の湖』や『眠れる森の美女』などのバレエ音楽から、『ピアノ協奏曲第1番』やいくつかの交響曲など、今日まで愛され続けている名曲を多数生み出しました。
チャイコフスキーの音楽からは、色彩豊かで繊細な旋律と、華麗でドラマチックな音楽性を感じられます。
本記事ではそんなチャイコフスキーの名曲、代表曲を紹介します。
有名な曲から、あまり知られていないけど傑作と呼べる作品までピックアップしたので、ぜひチェックしてみてください!
【チャイコフスキー】名曲、代表曲をピックアップ!(21〜30)
バレエ音楽「白鳥の湖」より「情景」Pyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーのバレエ音楽といえば『白鳥の湖』。
そして、白鳥の湖といえば『情景』のオーボエソロを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
バックで奏でられるハープの伴奏に、切なく美しいオーボエの響きがマッチしている美しい曲です。
「四季」12の性格的描写より6月「舟歌」 作品37bPyotr Tchaikovsky

ペテルブルグの月刊誌『ヌウェリスト』に連載された作品で、ロシアの季節に対応した12の小品で構成されています。
ピアノ曲の中でも最も親しまれている1曲で、ロマンティックなメロディと、穏やかな波にたゆたう小舟のような揺めきを感じられる伴奏が印象的です。
「四季」12の性格的描写 11月「トロイカに乗って」 作品37bPyotr Tchaikovsky

ラフマニノフが演奏したことでも有名な小品。
トロイカとは3頭立ての馬ソリのことで、ロシアでは冬の移動手段として利用されたそうです。
11月には雪に覆われるロシアの大地を、トロイカが軽やかに走り抜けていくかのような情景を思い起こさせます。
花のワルツPyotr Tchaikovsky

優雅なワルツのリズムが奏でる心地よいメロディーは、ゆったりとした時間の流れを感じさせます。
3拍子のリズムと、弦楽器や木管楽器による繊細なハーモニーが、集中力を高めながらもストレスを感じさせない絶妙なバランスを生み出しています。
1892年12月にサンクトペテルブルクで初演された本作は、ディズニー映画『ファンタジア』での使用以降、多くのメディアで取り上げられ、心を落ち着かせる曲として広く親しまれています。
勉強や読書、デスクワークなど、静かな環境で集中したい時にオススメです。
チャイコフスキーの巧みな作曲技法が光る本作で、リラックスしながら知的な時間を過ごしてみませんか。
ババヤガ Op.39-20Pyotr Tchaikovsky

大切な子どもの心を音楽で育むことに心を注いだロシアの作曲家が生み出した名品です。
本作は、鶏の足の上に立つ小屋に住み、空飛ぶ乳鉢に乗って移動する不思議な魔女の物語を音楽で描いた、子供の心をぐっと惹きつける作品です。
急速な音階の上下や跳躍を含むメロディーライン、不安定な和音の響きによって、魔女の不気味さと神秘的な動きを巧みに表現しています。
1878年に作曲され、速いテンポと臨場感があふれる優れた描写力で、物語のワクワク感が味わえます。
豊かな表情とドラマ性を感じさせるこの曲は、お子様のピアノ発表会やリサイタルのアンコール曲としてもぴったり。
音楽を通して想像力を養いたい方におすすめの名曲です。