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【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選

クラシック音楽の原点であるバロック時代から愛されてきた楽器「バイオリン」。

ときに優雅に、ときに情熱的な旋律を奏でる表情が豊かなバイオリンの音色は、常に私たちの心を癒やし続けてくれます。

本記事では、独奏楽器として、さらにはオーケストラやアンサンブルでの花形として親しまれているバイオリンの魅力をたっぷりと楽しめるクラシックの名曲をご紹介します。

作曲時の時代背景や作曲家に関する豆知識もあわせてご紹介しますので、クラシック初心者の方もぜひお楽しみください!

もくじ

【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選(41〜60)

バイオリン協奏曲 第22番Giovanni Battista Viotti

Giovanni Battista Viotti – Violin Concerto No. 22 in A minor, G. 97
バイオリン協奏曲 第22番Giovanni Battista Viotti

クラシック音楽の歴史に深い足跡を残したジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ。

1755年にイタリアで生まれ、後にヨーロッパ中で活躍したヴァイオリニストであり作曲家です。

彼の代表作であるイ短調の協奏曲は、ガランテ様式からロマン主義への橋渡しとなった珠玉の名曲。

繊細な旋律と力強いパッセージが織りなす音楽は、聴く者の心に深く響きます。

ヴィオッティの影響は、弟子たちを通じて後世のヴァイオリン演奏にも大きな影響を与えました。

クラシック音楽の魅力に触れたい方にぜひおすすめの一曲です。

ホフマンの舟歌Jacques Offenbach

Offenbach – Barcarolle, from ‘The Tales of Hoffmann’ | Klodiana Koci & Davide Scarabottolo
ホフマンの舟歌Jacques Offenbach

フランスの作曲家ジャック・オッフェンバックが遺した唯一のオペラ作品。

未完のまま1880年に亡くなった後、エルネスト・ギローによって補筆され、1881年に初演されました。

美しい夜と恋人たちの喜びを讃える歌詞は、ベニスの魅力的な夜の情景を描き出しています。

ゆったりとしたリズムに乗せて奏でられるロマンティックなメロディは、水の都を進むゴンドラを連想させます。

バイオリンの音色が作り出す情感豊かな世界観は、クラシック音楽の奥深さを味わいたい方にぴったり。

優雅さと情熱が絶妙に調和した本作は、心に響く感動を与えてくれることでしょう。

序曲とタランテラ・作品43Pablo de Sarasate

スペインの作曲家サラサーテは、8歳で初舞台を踏んだという天才バイオリニストでした。

ゆったりとした優雅な序曲のあと6/8拍子の軽快なイタリア・ナポリの舞曲タランテラへと移っていく「序曲とタランテラ」。

バイオリンの美しい音色と、激しい超絶技巧を楽しめる名曲です。

スペインとナポリ、南国の空気感が伝わってくるようですね。

レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6Fritz Kreisler

ウィーン生まれのバイオリニスト、フリッツ・クライスラーが1911年に完成させた無伴奏バイオリンのための名曲。

緊張感ある動機から始まり、即興的なスタイルで展開する前半部分と、冗談めいたスタイルが現れる後半部分の2部で構成されています。

カラフルな和声、クロマチックな展開、トリルなど、バイオリンの全音域を駆使した技巧的な表現が特徴です。

クライスラー本人が親交のあったウジェーヌ・イザイに捧げたこの曲は、バイオリンの魅力を存分に引き出す傑作。

高度な技術を要しますが、演奏する喜びを味わえる1曲です。

12のファンタジーGeorg Philipp Telemann

Georg Philip Telemann – 4 Concerti for 4 Violins, TWV 40
12のファンタジーGeorg Philipp Telemann

ドイツ・バロック期最大の人気を誇った作曲家、ゲオルク・フィリップ・テレマン。

この『無伴奏バイオリンのための12のファンタジア』は、バイオリンのさまざまな技法を徹底的に駆使し、4楽章構成で緩急を取り混ぜたファンタジアが12曲収められています。

そのスタイルは、創意工夫と変化に富んでいる魅力的な1曲と仕上げられています。

バロック音楽の良さを引き立てた、清々しい印象を与えつつも演奏技巧を演奏者に存分に発揮させる作品です。

シャコンヌTomaso Antonio Vitali

1700年代から1740年代の半ばにかけて活躍した、イタリア出身の作曲家、トマソ・アントニオ・ヴィターリ。

父であるジョヴァンニ・バティスタ・ヴィターリやアルカンジェロ・コレッリから影響を受けた音楽性で知られており、バイオリニストとしても高い評価を受けていました。

そんな彼の名曲として名高い、こちらの『シャコンヌ』は、技巧的なバイオリンの作品として、何人もの有名なバイオリニストによる名演が残されています。