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【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選

クラシック音楽の原点であるバロック時代から愛されてきた楽器「バイオリン」。

ときに優雅に、ときに情熱的な旋律を奏でる表情が豊かなバイオリンの音色は、常に私たちの心を癒やし続けてくれます。

本記事では、独奏楽器として、さらにはオーケストラやアンサンブルでの花形として親しまれているバイオリンの魅力をたっぷりと楽しめるクラシックの名曲をご紹介します。

作曲時の時代背景や作曲家に関する豆知識もあわせてご紹介しますので、クラシック初心者の方もぜひお楽しみください!

【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選(51〜60)

愛の悲しみFritz Kreisler

クライスラー 愛の悲しみ Liebesleid/Kreisler
愛の悲しみFritz Kreisler

オーストリア出身の世界的なバイオリニスト、そして作曲家のフリッツ・クライスラーが手掛けた『愛の悲しみ』は、同じくクライスラーによる『愛の喜び』と対を成す作品であり、さらには『美しきロスマリン』と合わせて3部作として語られることもあるバイオリンとピアノのための楽曲です。

落ち着いた三拍子のリズムに合わせて、優雅でいてどこかメランコリックな旋律を奏でるバイオリンの音色が実に美しいですよね。

クライスラーと親交があったというロシアの著名なピアニスト、セルゲイ・ラフマニノフによるピアノ独奏用に編曲されたバージョンでも有名です。

また、人気漫画作品『四月は君の嘘』にこちらの『愛の悲しみ』が登場しますから、興味のある方はぜひチェックしてみてください。

ホラ・スタッカートGrigoraş Dinicu

現代クラシック音楽の作曲家として有名なルーマニア出身のグリゴラシュ・ディニクさん。

ほとんどの作品が、バイオリンとピアノのための曲で、一貫した音楽性が長年にわたって高い評価を受けています。

こちらの『ホラ・スタッカート』は、そんな彼の作品のなかでも、とくに有名な作品で、テキパキとした明るい曲調で人気を集めた1曲です。

バイオリン ソナタ 二長調Jean-Marie Leclair

Henryk Szeryng – Leclair violin sonata in D major, op 9 no. 3
バイオリン ソナタ 二長調Jean-Marie Leclair

ルクレールはバイオリンを使った曲を何曲か作っているため、ヴァイオリニストにしか彼のことは知られていません。

重音を活用させながら神々しいメロディーを奏でていくのですが、最後はなぜか「タンバリン」というサブタイトルで民族舞踊のようにこの曲を締めくくられます。

バイオリンコンチェルト 第5番Wolfgang Amadeus Mozart

最後はモーツァルトのバイオリンコンチェルト第5番です。

「トルコ風」とも呼ばれ、当時、はやっていたトルコ趣味を取り入れたコンチェルトです。

この作品を作曲したときモーツァルトは19歳だったのですが、古今のバイオリンコンチェルトと比べても遜色がないほど完成されていて、現在でもさまざまな場所で演奏されています。

【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選(61〜70)

華麗なるポロネーズ第1番ニ長調Henryk Wieniawski

Polonaise de concert, Op. 4 (Arr. Jacobsen for Violin and Piano)
華麗なるポロネーズ第1番ニ長調Henryk Wieniawski

ポーランドのバイオリニスト、ヘンリク・ヴィエニャフスキによる「華麗なるポロネーズ第1番ニ長調」。

ポロネーズは「ポーランドのような」という意味で、4分の3拍子の1拍目に16分音符が入るなど躍動感のある独特のリズムを持った舞曲です。

ヴィエニャフスキは超絶技巧で知られていますが、ギャンブルが大好きな人物で、演奏スタイルも豪快だったとか。

華麗で豪快なこの曲、聴いているだけで明るく楽しい気分になれますね!

バイオリン協奏曲 第22番Giovanni Battista Viotti

Giovanni Battista Viotti – Violin Concerto No. 22 in A minor, G. 97
バイオリン協奏曲 第22番Giovanni Battista Viotti

クラシック音楽の歴史に深い足跡を残したジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ。

1755年にイタリアで生まれ、後にヨーロッパ中で活躍したヴァイオリニストであり作曲家です。

彼の代表作であるイ短調の協奏曲は、ガランテ様式からロマン主義への橋渡しとなった珠玉の名曲。

繊細な旋律と力強いパッセージが織りなす音楽は、聴く者の心に深く響きます。

ヴィオッティの影響は、弟子たちを通じて後世のヴァイオリン演奏にも大きな影響を与えました。

クラシック音楽の魅力に触れたい方にぜひおすすめの一曲です。

バイオリンソナタ 第2番イ長調 RV 31Antonio Vivaldi

Nathan Milstein – Vivaldi – Violin Sonata No 2 in A major, Op 2
バイオリンソナタ 第2番イ長調 RV 31Antonio Vivaldi

「四季」を作曲したことで有名なヴィヴァルディですが、バイオリン ソナタも数多く作曲しています。

その中でもこの曲は、勢いのあるオープニングから始まり当時流行していた舞曲を元に演奏されているため、一番親しみやすいのではないでしょうか。