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【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選

クラシック音楽の原点であるバロック時代から愛されてきた楽器「バイオリン」。

ときに優雅に、ときに情熱的な旋律を奏でる表情が豊かなバイオリンの音色は、常に私たちの心を癒やし続けてくれます。

本記事では、独奏楽器として、さらにはオーケストラやアンサンブルでの花形として親しまれているバイオリンの魅力をたっぷりと楽しめるクラシックの名曲をご紹介します。

作曲時の時代背景や作曲家に関する豆知識もあわせてご紹介しますので、クラシック初心者の方もぜひお楽しみください!

【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選(71〜80)

バイオリン・パルティータ第3番・ホ長調・BWV 1006:III.ロンド風のガヴォットJ.S.Bach

バッハの無伴奏バイオリン曲の中でもとくに有名な「パルティータ第3番第3楽章」。

CMやテレビ番組などにもよく使われています。

一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

バイオリン一つで弾く無伴奏バイオリン曲は孤高さと壮麗さが魅力的といえますが、この曲はガボットというダンス・ソングなだけあって明るく華やかなイメージですね。

2つのバイオリンのためのデュオ 2番Louis Spohr

あのシューマンと親交があったシュポアが作曲したアンサンブル曲。

冒頭はユニゾンで堂々と始まり、2つのバイオリンが交互にメロディを奏で合うので、とても刺激的で聴きごたえのある曲です。

ピアノ伴奏などは特についていないため、2つのバイオリンの響きを感じながら堪能できる作品です。

ヴァイオリンのための協奏曲・短調と短調・メジャーRV 269「ラ・プリマヴェーラ」:II.ラルゴAntonio Vivaldi

ヴィヴァルディが作曲した「四季」より「春」の第2楽章「ラルゴ」。

「四季」は聞いたことがあると思いますが、ヴァイオリン協奏曲の第1から第4曲をまとめてそう呼びます。

この第2楽章では、牧草地に咲き乱れた花や、空に伸びた枝の茂った葉のガサガサと立てる音、猟犬のほえる様子などを表しています。

弦楽器の静かな旋律にソロヴァイオリンが、のどかなメロディーを奏でています。

【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選(81〜90)

イフ・アーント・ネセサリー・ソーGeorge Gershwin

この曲は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが、死の2年前にあたる1935年に作曲した3幕9場からなるオペラ「ポーギーとベス」の中の一曲です。

ミュージカルの先駆的な作品であり、1920年代初頭の南部の町に住む貧しいアフリカ系アメリカ人の生活を描いています。

ジャズやブラックミュージックに見られる独特なリズムをお楽しみください。

バイオリンソナタ 第21番 ホ短調 K.304Wolfgang Amadeus Mozart

モーツァルトのバイオリン ソナタの中でわりとよく演奏された曲です。

モーツァルトが母親とマンハイムを旅行していた頃に作曲されたので、わりと初期に見られる曲構成でしょう。

この頃はまだ、バイオリン中心のソナタが完全に確立されておらず、どちらかというとピアノ中心だったので、ピアノソロにもとらえられます。

3つのロマンスRobert Schumann

3つのロマンス / 川本嘉子&三舩優子
3つのロマンスRobert Schumann

全体を通してシューマンの「トロイメライ」の香りを感じさせる曲で、たまにこの中から1曲のみコンサートで使用するヴァイオリニストが少なくありません。

シューマンの曲自体、起伏が激しいので好き嫌いがわかれがちなのですが、この曲はまるでヒーリングの要素があるため、シューマンに抵抗がある人にとってもおすすめです。

ソナチネ 作品100Antonín Dvořák

ドヴォルジャークは19世紀に活躍したボヘミア出身の作曲家。

彼は幼少から楽才を発揮し、早くから父の宿屋や村のダンス・バンドでヴァイオリンを弾いていました。

この曲は、彼が当時15歳だった愛娘と10歳だった息子トニークの音楽的能力を育てていくために作曲されたと言われています。

アメリカ先住民族の民謡や黒人霊歌を基にした旋律主題が使われており、シンコペーションのリズムや5音音階であるペンタトニックが曲を特徴付けています。