【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選
クラシック音楽の原点であるバロック時代から愛されてきた楽器「バイオリン」。
ときに優雅に、ときに情熱的な旋律を奏でる表情が豊かなバイオリンの音色は、常に私たちの心を癒やし続けてくれます。
本記事では、独奏楽器として、さらにはオーケストラやアンサンブルでの花形として親しまれているバイオリンの魅力をたっぷりと楽しめるクラシックの名曲をご紹介します。
作曲時の時代背景や作曲家に関する豆知識もあわせてご紹介しますので、クラシック初心者の方もぜひお楽しみください!
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【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選(51〜60)
美しきロスマリンFritz Kreisler

『愛の喜び』と『愛の悲しみ』を含めて、フリッツ・クライスラーが手掛けたバイオリンとピアノのための作品の3部作として紹介されることも多い『美しきロスマリン』。
クライスラー自身がコンサートのアンコール曲としてこちらの3作品を好んで演奏しており、現代の演奏会においても、多くの演奏家がアンコール曲としてプログラムに組み込んでいます。
4分の3拍子で展開していく『美しきロスマリン』は、他の2作品と同じく上品かつ優美な旋律が心地良く、ピアノ編曲バージョンはバレエのレッスン曲として使われることもあるのだとか。
クライスラー本人が演奏した録音も残されているので、興味のある方はCDやレコードを探してみるのもいいでしょう。
バラードとポロネーズHenri Vieuxtemps

ヴュータンは19世紀に活躍したベルギーの作曲家、バイオリニスト。
今日のフランコ=ベルギー楽派の基礎を築いた重要な音楽家で、自らの演奏用に多くのバイオリン曲を書いています。
リストに代表されるような、演奏の格別な技巧や能力によって達人の域に達したヴィルトゥオーゾの1人です。
この『バラードとポロネーズ』においても、バイオリンならではのさまざまな技巧が使われているので、聴かせどころの多い格好良い曲です!
優しいメロディーと快活なリズムが印象的な1曲です。
バイオリンソナタ 第2番Sergei Prokofiev

20世紀のロシア・ソヴィエト連邦を代表する作曲家の1人であり、組曲『ロメオとジュリエット』で有名なプロコフイエフ。
彼の作品は独特のモダニズムと叙情性を持つものが多くあります。
この曲は、自身の『フルートソナタ ニ長調』の初演を聴いたバイオリニストのダヴィッド・オイストラフの勧めにより、バイオリンとピアノのために改作された作品です。
独特な雰囲気を持ちながらも、彼の作品の中ではわりかし明るく平明な曲想で、広く人気を得ている作品です。
12のファンタジーGeorg Philipp Telemann

ドイツ・バロック期最大の人気を誇った作曲家、ゲオルク・フィリップ・テレマン。
この『無伴奏バイオリンのための12のファンタジア』は、バイオリンのさまざまな技法を徹底的に駆使し、4楽章構成で緩急を取り混ぜたファンタジアが12曲収められています。
そのスタイルは、創意工夫と変化に富んでいる魅力的な1曲と仕上げられています。
バロック音楽の良さを引き立てた、清々しい印象を与えつつも演奏技巧を演奏者に存分に発揮させる作品です。
ツィゴイネルワイゼン作品20Pablo de Sarasate

サラサーテといえばこの曲、バイオリンといえばこの曲!
といっても過言ではないのでは?というくらい超有名な「ツィゴイネルワイゼン」。
劇的な派手さと哀愁をあわせ持つこの曲は、ピチカ―トにグリッサンド、ハイポジションでの重音と超絶技巧のオンパレード。
これでもかというくらいにバイオリンを堪能できる名曲中の名曲です。
【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選(61〜70)
短調・ヴァイオリンとピアノのためのソナタ:アレグロ・ベン・モデラートCésar Franck

フランクが1886年に作曲したヴァイオリン・ソナタの第1楽章。
フランクは19世紀にフランスで活躍した作曲家、オルガニストです。
展開部のないソナタ形式で作られており、主和音ではなく属九の和音による開始はとても印象的です。
ヴァイオリンにもピアノにも見せ場のある曲となっています。
物悲しく静かな中に激しさや情熱が時たま見える、聴き応えある一曲となっています。
バイオリン協奏曲 第22番Giovanni Battista Viotti

クラシック音楽の歴史に深い足跡を残したジョヴァンニ・バッティスタ・ヴィオッティ。
1755年にイタリアで生まれ、後にヨーロッパ中で活躍したヴァイオリニストであり作曲家です。
彼の代表作であるイ短調の協奏曲は、ガランテ様式からロマン主義への橋渡しとなった珠玉の名曲。
繊細な旋律と力強いパッセージが織りなす音楽は、聴く者の心に深く響きます。
ヴィオッティの影響は、弟子たちを通じて後世のヴァイオリン演奏にも大きな影響を与えました。
クラシック音楽の魅力に触れたい方にぜひおすすめの一曲です。
バイオリン ソナタ 二長調Jean-Marie Leclair

ルクレールはバイオリンを使った曲を何曲か作っているため、ヴァイオリニストにしか彼のことは知られていません。
重音を活用させながら神々しいメロディーを奏でていくのですが、最後はなぜか「タンバリン」というサブタイトルで民族舞踊のようにこの曲を締めくくられます。
揚げひばりRalph Vaughan Williams

イギリス出身の作曲家、レイフ・ヴォーン・ウィリアムズが、同じイギリス出身のバイオリニストであるマリー・ホールの協力を得て1920年に完成させた作品が『揚げひばり』です。
1914年の時点で草稿は書き上げられていたそうなのですが、作曲者が戦争に従事したことでその時点では完成に至らなかったようです。
最初はピアノ伴奏のバイオリン独奏として初演され、その後は現在でもよく知られている「バイオリンと管弦楽のためのロマンス」として改めてロンドンにて初演されたというエピソードがあります。
また、イギリスのインターネットラジオ「Classic FM」が毎年行っているクラシック音楽を対象とした「栄誉の殿堂」にて、史上最多となる11回の最高傑作に選ばれたそうです。
どこか牧歌的な旋律は、どこまでも広がっていく青空や大地を想起させますね。
ぜひ、実際にコンサート会場で体験してほしい作品です!
バイオリンコンチェルト 第5番Wolfgang Amadeus Mozart

最後はモーツァルトのバイオリンコンチェルト第5番です。
「トルコ風」とも呼ばれ、当時、はやっていたトルコ趣味を取り入れたコンチェルトです。
この作品を作曲したときモーツァルトは19歳だったのですが、古今のバイオリンコンチェルトと比べても遜色がないほど完成されていて、現在でもさまざまな場所で演奏されています。
旋律のようにJohannes Brahms

ヨハネス・ブラームスの友人クラウス・グロート詩による作品で、包容力がある温かさが特徴的です。
フレーズ内の音程の広さや、巧みな転調が曲に繊細さと深みを与えています。
詩の内容と深く結びついた旋律は、言葉では表現しきれない感情や思考を音楽の力で表現しようとする試みが感じられます。
幅広い分散和音的な進行から始まり、息の長い美しい旋律線を描く本作は、音楽を通じて心の奥底にある感情を探求したい方におすすめです。
1886年に作曲され、1888年に出版されたこの歌曲は、ブラームスが53歳のときに生まれた作品で、多くの演奏家や聴衆に愛され続けています。
バイオリンソナタ 第2番イ長調 RV 31Antonio Vivaldi

「四季」を作曲したことで有名なヴィヴァルディですが、バイオリン ソナタも数多く作曲しています。
その中でもこの曲は、勢いのあるオープニングから始まり当時流行していた舞曲を元に演奏されているため、一番親しみやすいのではないでしょうか。
レチタティーヴォとスケルツォ・カプリス Op.6Fritz Kreisler

ウィーン生まれのバイオリニスト、フリッツ・クライスラーが1911年に完成させた無伴奏バイオリンのための名曲。
緊張感ある動機から始まり、即興的なスタイルで展開する前半部分と、冗談めいたスタイルが現れる後半部分の2部で構成されています。
カラフルな和声、クロマチックな展開、トリルなど、バイオリンの全音域を駆使した技巧的な表現が特徴です。
クライスラー本人が親交のあったウジェーヌ・イザイに捧げたこの曲は、バイオリンの魅力を存分に引き出す傑作。
高度な技術を要しますが、演奏する喜びを味わえる1曲です。
ホフマンの舟歌Jacques Offenbach

フランスの作曲家ジャック・オッフェンバックが遺した唯一のオペラ作品。
未完のまま1880年に亡くなった後、エルネスト・ギローによって補筆され、1881年に初演されました。
美しい夜と恋人たちの喜びを讃える歌詞は、ベニスの魅力的な夜の情景を描き出しています。
ゆったりとしたリズムに乗せて奏でられるロマンティックなメロディは、水の都を進むゴンドラを連想させます。
バイオリンの音色が作り出す情感豊かな世界観は、クラシック音楽の奥深さを味わいたい方にぴったり。
優雅さと情熱が絶妙に調和した本作は、心に響く感動を与えてくれることでしょう。
バスク奇想曲Pablo de Sarasate

「ツィゴイネルワイゼン」や「カルメン幻想曲」で最も知られているサラ=サーテですが、他にもバイオリン曲を数多く作曲しています。
中でもこの曲は著名なヴァイオリニストの間でよく演奏されます。
左手の技術を要する曲でもあるので、普段は聴けない音色も楽しめます。
聴くだけでも非常に新鮮な曲です。



