【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選
クラシック音楽の原点であるバロック時代から愛されてきた楽器「バイオリン」。
ときに優雅に、ときに情熱的な旋律を奏でる表情が豊かなバイオリンの音色は、常に私たちの心を癒やし続けてくれます。
本記事では、独奏楽器として、さらにはオーケストラやアンサンブルでの花形として親しまれているバイオリンの魅力をたっぷりと楽しめるクラシックの名曲をご紹介します。
作曲時の時代背景や作曲家に関する豆知識もあわせてご紹介しますので、クラシック初心者の方もぜひお楽しみください!
【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選(81〜90)
ツィゴイネルワイゼン作品20Pablo de Sarasate

サラサーテといえばこの曲、バイオリンといえばこの曲!
といっても過言ではないのでは?というくらい超有名な「ツィゴイネルワイゼン」。
劇的な派手さと哀愁をあわせ持つこの曲は、ピチカ―トにグリッサンド、ハイポジションでの重音と超絶技巧のオンパレード。
これでもかというくらいにバイオリンを堪能できる名曲中の名曲です。
バイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 Op.19Sergei Prokofiev

プロコフィエフは帝政ロシア時代からソ連時代にかけてのロシアの作曲家です。
このバイオリンコンチェルトはロシア革命の前年にかかれ、冒頭の美しいバイオリンソロと当時の民衆の感情を反映したかのようなグロテスクで不穏に満ちた旋律を持っています。
無伴奏バイオリンパルティータ 第3番J.S.Bach

上記と同じバッハからもう1曲ご紹介します。
第3番のパルティータはバイオリン奏者なら誰もが1度は通る道です。
シャコンヌと比べるとなじみやすい旋律ですが、バイオリンの技巧的要素がぎゅっとつまった1曲でもあります。
バイオリン コンチェルト 22番Tomaso Antonio Vitali

このコンチェルトはいわゆる学生向けのコンチェルトで、ジュニアコンクールや音楽高校受験の課題曲にもされやすい作品です。
学生向けなのですが、細かいトリルや高度なシフティング、3度のスケールなど、意外に高度な技術が必要なのであなどれません。
イフ・アーント・ネセサリー・ソーGeorge Gershwin

この曲は、アメリカの作曲家ジョージ・ガーシュウィンが、死の2年前にあたる1935年に作曲した3幕9場からなるオペラ「ポーギーとベス」の中の一曲です。
ミュージカルの先駆的な作品であり、1920年代初頭の南部の町に住む貧しいアフリカ系アメリカ人の生活を描いています。
ジャズやブラックミュージックに見られる独特なリズムをお楽しみください。
憂鬱なセレナーデPyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーの中で数少ないバイオリン小品曲。
哀愁ただよるリズムが曲中で何度も使われ、ロシアの民謡を元に作られたように感じます。
通常はピアノ伴奏で演奏されることが多いのですが、オーケストラ・アレンジだと、まるで景色が目の前で広がっていくかのように思えます。
【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選(91〜100)
ソナチネ イ短調Franz Schubert

歌曲で名が知られているシューベルトですが、バイオリンの曲にも数々手がけています。
ソナチネとは、ソナタ形式から成り立っているもののソナタに比べ音構成が簡潔に作られている曲のことなのです。
簡潔とは言えど、掛け合いに大変凝っているのでソナタ以上のクオリティを感じます。