RAG MusicClassic
素敵なクラシック
search

【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選

クラシック音楽の原点であるバロック時代から愛されてきた楽器「バイオリン」。

ときに優雅に、ときに情熱的な旋律を奏でる表情が豊かなバイオリンの音色は、常に私たちの心を癒やし続けてくれます。

本記事では、独奏楽器として、さらにはオーケストラやアンサンブルでの花形として親しまれているバイオリンの魅力をたっぷりと楽しめるクラシックの名曲をご紹介します。

作曲時の時代背景や作曲家に関する豆知識もあわせてご紹介しますので、クラシック初心者の方もぜひお楽しみください!

もくじ

【バイオリン】時代を越えて愛され続けるクラシックの名曲・人気曲を厳選(61〜80)

ソナチネ 作品100Antonín Dvořák

ドヴォルジャークは19世紀に活躍したボヘミア出身の作曲家。

彼は幼少から楽才を発揮し、早くから父の宿屋や村のダンス・バンドでヴァイオリンを弾いていました。

この曲は、彼が当時15歳だった愛娘と10歳だった息子トニークの音楽的能力を育てていくために作曲されたと言われています。

アメリカ先住民族の民謡や黒人霊歌を基にした旋律主題が使われており、シンコペーションのリズムや5音音階であるペンタトニックが曲を特徴付けています。

バスク奇想曲Pablo de Sarasate

「ツィゴイネルワイゼン」や「カルメン幻想曲」で最も知られているサラ=サーテですが、他にもバイオリン曲を数多く作曲しています。

中でもこの曲は著名なヴァイオリニストの間でよく演奏されます。

左手の技術を要する曲でもあるので、普段は聴けない音色も楽しめます。

聴くだけでも非常に新鮮な曲です。

憂鬱なセレナーデPyotr Tchaikovsky

チャイコフスキーの中で数少ないバイオリン小品曲。

哀愁ただよるリズムが曲中で何度も使われ、ロシアの民謡を元に作られたように感じます。

通常はピアノ伴奏で演奏されることが多いのですが、オーケストラ・アレンジだと、まるで景色が目の前で広がっていくかのように思えます。

無伴奏バイオリンソナタ 第2番Eugene Ysaye

イザイ無伴奏ヴァイオリンソナタ2番イ短調作品27ー2
無伴奏バイオリンソナタ 第2番Eugene Ysaye

バッハの無伴奏パルティータのフレーズが時折使われていきながら、現代音楽のような不規則な動きをしているので何とも言えない面白さがあります。

また、3楽章には「亡霊の踊り」、4楽章には「復讐する女神」というサブ・タイトルが付けられているので、タイトルを想像しながら聴いてみると意外にハマってしまうと思います。

バイオリン協奏曲 第1番 ハ長調Franz Joseph Haydn

Aubree Oliverson | Haydn – Violin Concerto no. 1 in C Major
バイオリン協奏曲 第1番 ハ長調Franz Joseph Haydn

宮廷の楽師だったハイドンが作曲したバイオリンコンチェルトは、宮廷内で演奏されやすいように考えられているからか、コンパクトな編成のオーケストラでも披露しやすいように作られています。

一見すると、シンプルな音の構成ですが、ソロバイオリンは何気なく技巧的なパッセージが度々加えられています。

バイオリン・パルティータ第3番・ホ長調・BWV 1006:III.ロンド風のガヴォットJ.S.Bach

バッハの無伴奏バイオリン曲の中でもとくに有名な「パルティータ第3番第3楽章」。

CMやテレビ番組などにもよく使われています。

一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

バイオリン一つで弾く無伴奏バイオリン曲は孤高さと壮麗さが魅力的といえますが、この曲はガボットというダンス・ソングなだけあって明るく華やかなイメージですね。