「か」から始まるボカロ曲
ボカロシーン、盛り上がり続けていますね!
「マジカルミライ」など例年開かれているオフラインイベントに加え、きんねんネット上では「The VOCALOID Collection」通称ボカコレが開催されるたびに大きな話題に。
若い世代のボカロファンを指す「ボカロネイティブ世代」という言葉も出来ました。
いち音楽ジャンルとして合成音声の世界が定着した、と言っても過言ではないでしょう。
さて今回これからご紹介していくのは「か」から始まるボカロ曲です!
ぜひ新しい音楽に出会っていってください!
「か」から始まるボカロ曲(11〜20)
からくりピエロ40mP

失恋の痛みを道化師にたとえた、切なくも美しいボカロ曲です。
長年ボカロシーンの第一線で活躍している40mPさんによる楽曲で、2011年7月に公開されました。
ジャジーなピアノの音色と電子音が織りなすサウンドが印象的。
リズミカルな曲調と初音ミクの歌声がマッチしていて、感情があふれ出すような展開に胸が熱くなります。
操られるように恋に振り回される主人公の心情を描いた歌詞が心に刺さりますよね。
ニコニコ動画では2012年6月に100万再生を突破した名曲です。
学生時代にボカロを聴いていた方なら、当時の思い出とともにカラオケで歌ってみてはいかがでしょうか?
海底の彗星まきゃヴぇり

葛藤と希望の狭間を、海と彗星のメタファーで描き出したエモーショナルな作品です。
まきゃヴぇりさんが2025年9月に公開した鏡音リンレン曲で、第30回プロセカNEXTへの応募楽曲でした。
幸せの意味への問い、感情の行き場を探す自問自答がくり返されます。
そして終盤、海底で焦がれた彗星を鳴らすという存在証明へと昇華していく構成に胸打たれるんです。
ドラマチックなボカロチューンをぜひ聴いてみてください。
からすれなぐ

消えていく記憶と向き合う切なさを歌った、すれなぐさんによるエモーショナルな楽曲です。
2025年2月に公開されたこの曲は、「第27回プロセカNEXT応募楽曲」として制作されました。
曖昧な日々への祈りや、大切な人を忘れたくない思いがひしひしと伝わる歌詞に、初音ミクの繊細な歌声が重なります。
音のすべてが一体となって、叙情的な世界観を生み出しているんですよね。
寂しさに襲われたとき、ぜひ聴いてみてください。
解独剤黒うさぎ

心の奥にしまい込んだ孤独感に、そっと触れてくれるようなナンバーです。
ボカロP、黒うさぎさんによる作品で、2025年9月に公開されました。
この楽曲は、影のあるエレクトロサウンドと、歌愛ユキのはかなげな歌声が絶妙に溶け合い、聴く人の内面を揺らします。
孤立した心に処方される薬がテーマで、誰にも言えない葛藤や寂しさを代弁。
静かに物思いにふけりたい夜に、じっくりとひたってみてください。
回帰より人間でかわいくて破滅的ないのちだっっっǢǪ

生きることの衝動に心をわしづかみにされる、エモくてオルタナティブなナンバーです。
ボカロP、ǢǪさんによる作品で、2025年8月公開のコンピレーションアルバム『Eingebrannt』に収録。
荒々しいサウンドと歌星尘Infinityの切実な歌声が混じり合う雰囲気がたまりません。
歌詞には、細胞や心臓といった生々しい感覚を頼りに、破滅的にも思えるぐらいに生の輝きを渇望する姿が描かれています。
何度もくり返されるさけびが魂そのもののようで、聴いていると胸が熱くなるんです。
どうしようもない感情で心がぐちゃぐちゃな夜に、ぜひこの世界観に埋没してみてください。
カル・テト 1年ありがと感謝歌マキシウキョウ

マキシウキョウさんが1年間かけて届けてくれた「カル・テト」シリーズ、その完結を飾る曲です!
この集大成を聴いて、大きな感動を覚えた方も多いのではないでしょうか。
演歌から民族音楽、ジャズ、デスメタルまで万華鏡のように展開するサウンドは、まるで音楽の世界旅行。
遊び心が隅々まで詰まったメロディーに笑顔になって、最後に少しだけ泣けてしまうかもしれません。
たくさんの「ありがとう」が込められた、宝物のような1曲です。
「か」から始まるボカロ曲(21〜30)
飾って大沼パセリ

痛みを抱えながらも前を向く、その姿に心打たれるナンバーです。
ボカロP、大沼パセリさんによる楽曲で、2025年8月にリリースされました。
人気リズムゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ!
feat. 初音ミク』への書き下ろしで作です。
過去の傷跡や償いを飾り付けながら受け入れる……そしてその先に見える、少しだけキレイな今日。
そんな繊細な感情が、メランコリックな音世界の中で描かれています。
どうしようもない気分の夜に、きっと優しく寄り添ってくれるはずです。





