「か」から始まるボカロ曲
ボカロシーン、盛り上がり続けていますね!
「マジカルミライ」など例年開かれているオフラインイベントに加え、きんねんネット上では「The VOCALOID Collection」通称ボカコレが開催されるたびに大きな話題に。
若い世代のボカロファンを指す「ボカロネイティブ世代」という言葉も出来ました。
いち音楽ジャンルとして合成音声の世界が定着した、と言っても過言ではないでしょう。
さて今回これからご紹介していくのは「か」から始まるボカロ曲です!
ぜひ新しい音楽に出会っていってください!
「か」から始まるボカロ曲(11〜20)
カラクリラスタTonbi

機械仕掛けの心と、鮮やかな感情がぶつかり合いの物語を描いた、Tonbiさんの楽曲。
本作は2023年9月に公開された作品で、全18曲を収録したTonbiさん初のアルバム『CIRCUS』にも収録されました。
ポップなロックサウンドに、鏡音リンレンの爽快なかけ合いが乗り、聴いているだけで心が躍ります。
そのぴたりとはまったハーモニー、息の合ったデュエットを披露したい方にはまさにオススメ。
カミングシャウト暖炉P

互いの譲れない思いを激しくぶつかり合うような、暖炉Pさんによる楽曲です。
2024年2月に公開された本作は、ボカコレ2024冬への参加曲。
鏡音レンとリンが交互にシャウトをくり広げる構成が圧巻で、ディストーションの効いたエモーショナルなギターサウンド、ハイスピードで駆け抜けていくシンセにもシビれます。
もし歌うなら、曲の持つ迫力をしっかり表現したいところですね。
過干渉szri

良かれと思った行動が、いつしか相手を縛る「正しさ」の押し付けになってしまう……そんな人間関係の危うさを表現しています。
2025年7月に公開されたこの作品はスタイリッシュなサウンドアレンジと、モノローグのような語りが挿入される歌構成が特徴。
主人公の行き場のない感情が、音とともに聴く人の胸にストレートに響きます。
誰かとの距離感に悩んだり、自分の正しさに不安を覚えたりしたときに、本作が深く刺さるかもしれません。
カトラリー有機酸

洗練されたピアノサウンドと美しいメロディーに乗せて、冷めていく恋心が歌われています。
有機酸さんの楽曲で、2017年12月に公開されました。
ピアノの旋律にエレクトロニックなリズムを織り交ぜた、オシャレなサウンドアレンジが印象的。
歌詞にはテーブルを囲んでいた恋人たちの関係が、次第に冷え切っていく様子がつづられていて、その感傷がありありと伝わってきます。
相手との関係に違和感を覚え始めた時期に、静かに耳を傾けてほしい1曲です。
Counter-Attackerすこやか大聖堂

すこやか大聖堂さんが神威がくぽとKAITOをボーカルに起用したクールなエレクトロナンバー。
2021年10月に公開された本作は、ボカコレ2021秋のルーキー部門で24位にランクインするなど、ファンの間で大きな話題となりました。
がくぽとKAITOとの息つく暇もないかけ合いがとにかくかっこいいんです。
歌詞に込められた、未来に向かって進んでいく強い意志が感じられるメッセージも魅力。
勇気が欲しい時、あなたの背中を押してくれる応援歌です。
神を偽った悪魔へ【始】他人事

可不とv flowerのクールな歌声が交錯する、ボカロP他人事さんによるデュエットソング。
重厚なエレクトロニックサウンドの上で、神と悪魔、信仰や罪といったテーマが耽美かつ退廃的に歌われています。
2つの異なる声質が、正義を信じるがゆえの葛藤や危ういバランスを鮮やかに描き出しているんです。
友だちと物語の登場人物になりきって歌い上げれば、忘れられない1曲になるはず!
「か」から始まるボカロ曲(21〜30)
かんせい大漠波新

ゲキヤクVの切迫感を帯びた歌声と、カゼヒキVの叙情的な歌声がシネマティックなサウンドの中で交差し、聴く者の感情を揺さぶります。
大漠波新さんの楽曲で2024年7月に公開、アルバム『V.S』に収録されました。
本作のポイントはなんといっても、2人のボーカルが織りなす疾走感あふれるかけ合い!
「完成品」を求められる窮屈さを感じながら、最後はすべてを再実行して前を向く、その姿を描いた歌詞と、ボーカルワークがぴたりハマっているんですよね。
仲の良い友だちと未来への決意をさけぶように歌えば、明日へ向かう勇気が湧いてくるでしょう。