「か」から始まるボカロ曲
ボカロシーン、盛り上がり続けていますね!
「マジカルミライ」など例年開かれているオフラインイベントに加え、きんねんネット上では「The VOCALOID Collection」通称ボカコレが開催されるたびに大きな話題に。
若い世代のボカロファンを指す「ボカロネイティブ世代」という言葉も出来ました。
いち音楽ジャンルとして合成音声の世界が定着した、と言っても過言ではないでしょう。
さて今回これからご紹介していくのは「か」から始まるボカロ曲です!
ぜひ新しい音楽に出会っていってください!
「か」から始まるボカロ曲(41〜50)
隔離病棟残響P

病みソングというよりも、どちらかと言えば闇ソング、ホラーソングの要素が強い曲です。
隔離された病棟で、少女が闇に落ちていく様を生々しい表現で歌っています。
ホラー小説を読んでいるかのような世界観に、背筋がゾッとします。
夏の怪談話として、涼しさを感じてみてはいかがでしょうか。
「か」から始まるボカロ曲(51〜60)
神下り獅子志司

獅子志司さんによる『神下り』は2024年に発表された、復讐をテーマにした痛快で気持ちのいいミドルテンポのボカロ曲です。
2ndミニアルバム『プラウラー』に収録されています。
普遍的なテーマを探求しながら、人々の内面的な葛藤や外的な挑戦を象徴的に描き出しているのが印象的。
一つのストーリーとして聴きごたえのある本作は、不遇な状況でもがき苦しむ人、理不尽さに立ち向かうすべての人に届けたい1曲です。
ぜひ、じっくりと聴いてみてください。
乖離するゲンザイ阿修

ピアノとストリングスの美しい音色に心ひかれる、切なさと心地よさが入り混じる作品です。
ボカロP阿修さんの楽曲で2024年4月1日、重音テト生誕祭に投稿されました。
バンドサウンドをベースにした広がりのある曲調にUTAU版テトの歌声が調和。
聴いているとどんどん、体の中が音で満たされていくような感覚を覚えてしまうんです。
エイプリルフールに生まれた「重音テト」その存在理由が、この曲には詰まっているよう思えます。
彼の作品にはすべてタイトルがついておらず、作品の理論付けや詮索を非常に嫌ったぱりぱりさらうどん

目を見張るタイトルと、独特な世界観にやられてしまいます。
ぱりぱりさらうどんさんによる楽曲で、2024年11月に公開。
ポーランドの画家ベクシンスキーの作品や哲学にインスパイアされた曲です。
芸術への過度な解釈や理論付けへの批判が込められており、聴けば「耳が痛いな」なんて感じてしまう方もいるのかも。
曲調は、スピード感のあるエレクトロニックサウンドと重音テトSVの歌声とが相まって、クセになってしまう仕上がりです。
リピート必至なこの曲、ぜひチェックしてみてください!
覚悟せよ!エンタンメ~ンマキシウキョウ

エンターテインメントの世界に飛び込む決意を熱く歌い上げる、魂の1曲です。
マキシウキョウさんが手がけた本作は、2025年2月にボカコレ2025冬ルーキー部門へ参加した意欲作。
アップテンポでエネルギッシュな曲調に重音テトSVの力強い歌声が合わせており、歌詞では表現者の覚悟と情熱を鮭やかに描き出しています。
創作の苦悩や喜びが詰まった物語性のある展開が心に響くんですよね。
夢に向かってがんばりたいあなたの背中を、きっと力強く押してくれることでしょう。
カニが登場するボタンンバヂ

ユーモラスな世界観とポップな曲調が楽しい!
ボカロP、ンバヂさんによる楽曲で、2025年2月に公開されました。
ボカコレ2025冬のルーキーランキングで見事3位を獲得。
ステージイベントのような世界観で、ボタンを押すたびにさまざまなゲストが登場する、というシュールな作品です。
重音テトのSVとUTAU、それぞれの声質を活かしたアレンジにもひかれます。
気軽に聴けて、笑顔になれるボカロ曲です。
かえせ本命■37

不思議な浮遊感を持ったボカロ曲はいかがでしょうか。
■37さんによる本作は2024年9月13日にリリースされました。
3人の音声ライブラリによる独創的なハーモニーが印象的。
何かを取り戻そうとする強い意志と裏切りの狭間で揺れ動く心情が、緻密なメロディーラインに乗せて表現されています。
緊張感のあるコード進行、予想できない曲展開も聴く人の心をつかんで離しません。
新しい音楽体験を求めている方にオススメです。





