「か」から始まるボカロ曲
ボカロシーン、盛り上がり続けていますね!
「マジカルミライ」など例年開かれているオフラインイベントに加え、きんねんネット上では「The VOCALOID Collection」通称ボカコレが開催されるたびに大きな話題に。
若い世代のボカロファンを指す「ボカロネイティブ世代」という言葉も出来ました。
いち音楽ジャンルとして合成音声の世界が定着した、と言っても過言ではないでしょう。
さて今回これからご紹介していくのは「か」から始まるボカロ曲です!
ぜひ新しい音楽に出会っていってください!
「か」から始まるボカロ曲(51〜60)
Color of DropsMORE MORE JUMP!× 巡音ルカ

うつむいた気持ちに優しく寄り添ってくれる、希望に満ちあふれた作品です。
MORE MORE JUMP!と巡音ルカが歌う『Color of Drops』はボカロP、40mPさんが作詞作曲した楽曲。
壮大かつキラキラした曲調にメンバーたちの晴れやかな歌声がマッチしていて、聴いているうち胸がじんとします。
キャッチーなメロディーは歌いやすく、覚えやすい仕上がり。
歌っているうち、歌詞が染みて泣けてきてしまうかもしれませんね。
カンタレラWhiteFlame

クラシカルで荘厳な雰囲気を持つ曲調に情熱的な歌声が重ね、はかない恋の物語を描き出しています。
2008年2月の発表後、人気を博し、2009年にはアルバム『君のいる景色』に収録。
2011年にはミュージカル化され、小説化やコミカライズなど、幅広い展開で多くのファンを魅了しました。
体をむしばむ毒のような恋愛感情に翻弄されつつ求め合う……曲の持つストーリー性に胸が締め付けられるんですよね。
主人公の心情を大切にしながら、落ち着いて歌ってみましょう。
限りなく灰色へすりぃ

ボカロPとして活躍するすりぃさんが手掛けた楽曲は、夢への追求と葛藤、挫折と再起をテーマに、リスナーの心に深く響きます。
2021年2月にリリースされた本作は、スマートフォン向けリズムゲーム『プロジェクトセカイ カラフルステージ!
feat. 初音ミク』内のユニット「25時、ナイトコードで」のために書き下ろされました。
すりぃさんは、Adoさんや天月さんなど、多くの有名アーティストに楽曲を提供しています。
本作は、夢を追う全ての人へ送るエールとして、挫折しそうな時に力をくれる一曲です。
神のまにまにれるりりP

洗練されたピアノの音色や、メロディーがとてもオシャレなこちらは、れるりりさんの『神のまにまに』という1曲です。
この曲では豪華なことに、3人のVOCALOIDが共演しているんですね!
生演奏のようなトラックのアレンジもとてもかっこいいです!
うまくいかないことがあっても、また明日からがんばろうと思わせてくれる、キラキラした曲です!
花瓶に触れたバルーン

繊細な感情を描いた楽曲です。
バルーンさんによる作品で、2016年に公開されました。
曲調は切なさを含んだミディアムテンポのロックで、エモーショナルなメロディーと感情的な歌詞が特徴的。
恋愛における相手との微妙な関係性に対するいらだちや、不安定なコミュニケーションによる葛藤が歌詞に反映されているんです。
深夜の静けさや孤独感を背景に、心の中で揺れ動く感情を巧みに表現しているのがわかります。
大人っぽい曲を歌いたい方にぴったりですよ。
「か」から始まるボカロ曲(61〜70)
回レ!雪月花歌組雪月花×初音ミク

和をイメージさせる歌詞や、演奏がちりばめられている『回レ!雪月花』は、ノリノリなテンポがクセになる楽曲です。
音楽ユニット歌組雪月花が2013年にリリースしており、アニメ『機巧少女は傷つかない』のエンディングテーマに起用されています。
早口言葉のように展開される歌詞は、歌組雪月花×初音ミクのコラボにぴったりですね!
四字熟語や太鼓の音など、和風な印象に加え、ダンスミュージックのようなベース音が曲を彩ります。
人間なら歌いづらい速さの曲を歌いこなせるのも、ボカロの魅力の一つですね!
隔離病棟残響P

病みソングというよりも、どちらかと言えば闇ソング、ホラーソングの要素が強い曲です。
隔離された病棟で、少女が闇に落ちていく様を生々しい表現で歌っています。
ホラー小説を読んでいるかのような世界観に、背筋がゾッとします。
夏の怪談話として、涼しさを感じてみてはいかがでしょうか。
神下り獅子志司

獅子志司さんによる『神下り』は2024年に発表された、復讐をテーマにした痛快で気持ちのいいミドルテンポのボカロ曲です。
2ndミニアルバム『プラウラー』に収録されています。
普遍的なテーマを探求しながら、人々の内面的な葛藤や外的な挑戦を象徴的に描き出しているのが印象的。
一つのストーリーとして聴きごたえのある本作は、不遇な状況でもがき苦しむ人、理不尽さに立ち向かうすべての人に届けたい1曲です。
ぜひ、じっくりと聴いてみてください。
株式会社ワタシChinozo

自分自身を会社に見立てるという、ユニークな発想が光るボカロ曲です。
『グッバイ宣言』の大ヒットで知られるChinozoさんが初音ミクNTをボーカルに迎え、2025年12月に公開しました。
本作のキーワードは「解雇」という硬い言葉なのですが、それをキャッチーなメロディーに乗せることで、冷たさと中毒性が同居する不思議な聴き心地に仕上げています。
社会からの評価や自己像について、モヤモヤを抱えている方にはグッとくるものがあるはずです!
快晴Orangestar

夏の朝や路地を抜ける情景がやわらかく広がる、Orangestarさんの『快晴』。
別れの痛みを抱えながら前に進もうとする姿が描かれ、IAの透明感ある歌声がその思いをストレートに伝えています。
高音の伸びは晴れわたる空を思わせ、語りかけるようなフレーズでは爽やかで切ない青春の一場面がイメージできるでしょう。
演奏面でもバンド初心者に取り組みやすく、カッティングやパワーコードを中心としたギターと四つ打ちのベースラインが光ります。
ドラムもリズムの軸がつかみやすいので、爽やかに展開するギターソロと息を合わせていくほど曲の広がりを感じられるのもポイントです。
彼の作品にはすべてタイトルがついておらず、作品の理論付けや詮索を非常に嫌ったぱりぱりさらうどん

目を見張るタイトルと、独特な世界観にやられてしまいます。
ぱりぱりさらうどんさんによる楽曲で、2024年11月に公開。
ポーランドの画家ベクシンスキーの作品や哲学にインスパイアされた曲です。
芸術への過度な解釈や理論付けへの批判が込められており、聴けば「耳が痛いな」なんて感じてしまう方もいるのかも。
曲調は、スピード感のあるエレクトロニックサウンドと重音テトSVの歌声とが相まって、クセになってしまう仕上がりです。
リピート必至なこの曲、ぜひチェックしてみてください!
カトラリー有機酸

洗練されたピアノサウンドと美しいメロディーに乗せて、冷めていく恋心が歌われています。
有機酸さんの楽曲で、2017年12月に公開されました。
ピアノの旋律にエレクトロニックなリズムを織り交ぜた、オシャレなサウンドアレンジが印象的。
歌詞にはテーブルを囲んでいた恋人たちの関係が、次第に冷え切っていく様子がつづられていて、その感傷がありありと伝わってきます。
相手との関係に違和感を覚え始めた時期に、静かに耳を傾けてほしい1曲です。
柿杮なみぐる

似たような漢字がゲシュタルト崩壊を起こしそう!
文字の形と音の響きで遊ぶ、知的なテクノトラックです。
ボカロP、なみぐるさんによる楽曲で、2025年11月に公開されました。
一見すると区別がつかない「柿」と「杮」のような漢字を羅列、足立レイがそれを淡々と読み上げていく構成が中毒性ばつぐんで、サウンド、メロディーとあいまって不思議なグルーヴを生んでいます。
聴けばいつのまにかそのループから抜け出せなくなってしまうはずです。
神憑礼ナラ改造SHIBU-YA区デSLAVE V-V-R

変拍子がリズムゲームのような興奮をもたらしてくれる作品です。
SLAVE.V-V-Rさんの『神憑礼ナラ改造SHIBU-YA区デ』は2025年11月に公開されました。
渋谷という都市空間と儀式的なイメージを衝突させた世界観を表現。
拍の切り替えやアクセントの転倒によって生まれる推進力に、LeuRによる明瞭な歌声が乗ることで、複雑な構成でも芯が通って聴こえます。
言葉と拍を自在に分断、接合するセンスが光ります。
怪獣になりたいSakuzyo

リズムゲームの最高峰難易度を飾るにふさわしい、破壊衝動と挑戦心を全力で描き出した作品です。
Sakuzyoさんによる「Championship 2025 in プロセカ感謝祭」のための書き下ろしソング。
2025年10月に公開されました。
すべてを壊し尽くす怪獣への憧憬、過去の喪失と虚無感、そして爪痕を残したいという切実な願いが激しいサウンドに乗せてたたきつけられます。
ハードなリズム展開を軸に展開する音像は、まさにゲーム音楽の極地。
ぜひこの音の波に飲まれてみてください!


