「か」から始まるボカロ曲
ボカロシーン、盛り上がり続けていますね!
「マジカルミライ」など例年開かれているオフラインイベントに加え、きんねんネット上では「The VOCALOID Collection」通称ボカコレが開催されるたびに大きな話題に。
若い世代のボカロファンを指す「ボカロネイティブ世代」という言葉も出来ました。
いち音楽ジャンルとして合成音声の世界が定着した、と言っても過言ではないでしょう。
さて今回これからご紹介していくのは「か」から始まるボカロ曲です!
ぜひ新しい音楽に出会っていってください!
「か」から始まるボカロ曲(21〜30)
かすみそうねじ式

ピアノの繊細な旋律と結月ゆかりの透明感のある歌声と寄り添うように響きます。
ねじ式さんによる作品で2023年12月に公開、アルバム『world』に収録されています。
結月ゆかり生誕祭に合わせて発表された、この曲。
壮大で優美なサウンドと、歌詞に落とし込まれたはかない存在への「消えないでほしい」という願いが、聴き手の心に深く沁みわたります。
大切な思い出にひたりたい瞬間にぴったりの1曲です。
カワルガワル過言

アンニュイで知的な印象の楽曲です。
過言さんが2023年3月に公開した作品で、初音ミクと音街ウナが歌っています。
曲のテーマである「変化」を体現するように2人のボーカルが高度なハーモニーを織りなしており、聴いていると曲の中に自分がどんどん入り込んでしまうような仕上がり。
レトロな雰囲気を持ったサウンドアレンジと、モダンな歌詞世界もそうなる理由でしょう。
聴けば聴くほど味が増すようなボカロ曲です。
「か」から始まるボカロ曲(31〜40)
重ねトマト缶原口沙輔

原口沙輔さんが手がけた本作は、2025年4月に公開された重音テト曲。
音の断片を織り交ぜた独創的なサウンドスケープが、聴く者を引き込んでいきます。
歌詞の韻の踏み方、そこだけ取っても中毒性があり、聴けばこの世界観から抜け出せなくなるんです。
魅力を余すところなく味わうならイヤホンかヘッドホンがオススメ。
「新しい音楽」を聴きたいならぜひともチェックしていってください!
花弁、それにまつわる音声あばらや

デジタル世界の中で生きる人間の本質を鋭く切り取った作品です。
2025年2月に公開されたあばらやさんの楽曲で、ボカコレ2025冬のTOP100ランキング1位を獲得し、話題になりました。
都会的なニュアンスを持ったサウンドアレンジにミクのクールな歌声がよく合っている印象。
そしてシニカルな歌詞が織りなす世界観はボカロシーン、ひいては私たちが触れている文化そのものを映し出す鏡のようです。
自分の存在価値を見失いそうになっている人の心に、深く響く1曲だと思います。
怪盗ハッチさん謎J

『怪盗ハッチさん』は謎Jさんが2024年10月にリリースした楽曲。
愛のために世界中の宝を集める大怪盗の物語を描いています。
シャレた雰囲気のサウンドアレンジ、巡音ルカの大人っぽい歌声がよく合っている印象。
テンポが程よく、メロディーの区切り、語感がいいので楽しく歌えます。
早口パートは練習が必要ですが、だからこそ歌いきれたら気持ちいいはずですよ!
神っぽいなピノキオP

その歌詞の深さと中毒性のあるサウンドで、リスナーを魅了するピノキオピーさんの楽曲。
現代社会の矛盾や人々の行動を鋭く風刺しながら、キャッチーなメロディーで包み込んでいますよね。
2021年9月に配信限定シングルとしてリリースされ、自身17曲目となるミリオン達成を果たした人気曲です。
初音ミクの透明感のある歌声と、複数の音源を組み合わせた緻密なサウンドメイキングが印象的。
SNSの影響力や自己顕示欲といった現代的なテーマを扱いつつ、多様な視点を描き出す歌詞は、深く考えさせられる内容となっています。
現代社会に疑問を感じている人や、ボカロ音楽の新たな魅力を発見したい人にぜひ聴いてほしい一曲です。
紙飛行機囚人P

胸を締め付けられるような、泣けるボカロ曲の名作です。
囚人Pさんの代表曲の一つで、2009年に公開。
収容所の少年と病院に入院している少女との、柵越しの交流を描いた作品です。
壮大なサウンドアレンジが、純粋な重いをより一層引き立てている印象。
歌詞を読むだけでも泣けてきてしまうんですよね。
ぜひともこのストーリー、ご自身の目と耳で体感してみてください。