「か」から始まるボカロ曲
ボカロシーン、盛り上がり続けていますね!
「マジカルミライ」など例年開かれているオフラインイベントに加え、きんねんネット上では「The VOCALOID Collection」通称ボカコレが開催されるたびに大きな話題に。
若い世代のボカロファンを指す「ボカロネイティブ世代」という言葉も出来ました。
いち音楽ジャンルとして合成音声の世界が定着した、と言っても過言ではないでしょう。
さて今回これからご紹介していくのは「か」から始まるボカロ曲です!
ぜひ新しい音楽に出会っていってください!
「か」から始まるボカロ曲(131〜140)
怪電話r-906

r-906さんの『怪電話』は、疾走感あふれるドラムンベースなビートと、物語を淡々とつむいでいくようなボーカルが特徴。
リスナーを惹きつけるリズムと、先の予想できない展開が、まるで映像作品を観ているかのような気分にさせてくれるんです。
ROSEとPOPYの表現力と、電子音が織りなすサウンドが融合し、聴く者の心に深く響く曲に仕上がっています。
ぜひ最後まで味わい尽くしてみてください。
カレシのジュードsyudou

物語調で展開する恋人同士の危ない関係を描いた『カレシのジュード』。
『うっせぇわ』のコンポーザーとしても知られるボカロP、syudouさんが2021年に制作しており、ゴシックな世界観が深く味わえる楽曲です。
軽快なリズムに刻まれるスリリングな初音ミクの歌声がクール。
「焦り」や「不安」を感じさせるシニカルな歌詞に仕上がっています。
ポップなメロディーからは想像できないほどのダークな心を描いたヤンデレソング。
エッジの効いたアレンジにも注目して聴いてみてください。
片方だけが燃えているueil

『片方だけが燃えている』はボカロPであるueilさんが2024年1月にリリースした作品です。
ueilさんは2022年から活動を開始し、さまざまなアーティストに楽曲提供をおこなう作曲家としても活躍しています。
エレクトロニカ風のアンビエントな雰囲気が特徴的で、初音ミクのささやくような歌声も曲の世界観にピッタリ。
切なく寂しくノスタルジーも感じさせるサウンドが、聴いているとじんわり心に染みてくるようです。
ぜひ聴いてみてください!
影炎≒Variationyairi

かっこいいギターサウンドとともに歌うのは、生きる意味や心のなさ。
悲しみに暮れて、狂気に落ちるさまが浮かぶ病みソングです。
激し目な曲調とダークな内容の歌詞ですが、どこか落ち着いて聴いてしまうような、不思議な感覚を覚えます。
何かに裏切られることは、誰しも一度は体感したことがあるはずです。
そんな時の心の叫びを包み込んでくれます。
カオスオブザイヌΔ

サイケデリックなMVにもひかれる、とてもハイセンスな作品です。
『青色が怖くなったんだ』『雪にひまわり』などの作者としても知られているボカロP、Δさんによる楽曲で、2023年3月に発表されました。
ローファイでファンキーなサウンドアレンジ、めちゃくちゃオシャレなんですよね。
言葉もフロウもまるで飛び跳ねるよう。
聴けば聴くほどに味が増していきます。
ニュース番組風ナレーションパートがあるのも特徴の一つ。
挑戦的なボカロ曲をぜひ歌ってみてください!
怪獣Z⌘ハイノミ

メッセージ性に富んだボカロ曲『怪獣Z』見逃せません。
こちらは、スタイリッシュな楽曲を多く手がける⌘ハイノミさんが発表した作品。
曲中では怪獣に苦しめられる主人公が描かれています。
また、怪獣が実は主人公の味方なのではないのかとう疑問も歌われています。
果たして怪獣は何のメタファーなのか、主人公はどんな状況なのか、想像をめぐらせながら聴いてみてください。
脱力感のある歌唱に仕上げられているのも聴きどころですよ。
かなしばりに遭ったらあばらや

夢と現実の狭間を彷徨う、幻想的なボカロ曲です。
あばらやさんが手がけた楽曲で、2024年9月にリリースされました。
歌愛ユキとナースロボ_タイプTのボーカルが織りなす世界観に、思わず引き込まれてしまいます。
歌詞には自己と他者の関係性、現実の束縛からの解放が。
前衛アートめいたハイセンスなサウンドも魅力的。
深夜に1人、静かに聴いてみるのはいかがでしょうか。





