「か」から始まるボカロ曲
ボカロシーン、盛り上がり続けていますね!
「マジカルミライ」など例年開かれているオフラインイベントに加え、きんねんネット上では「The VOCALOID Collection」通称ボカコレが開催されるたびに大きな話題に。
若い世代のボカロファンを指す「ボカロネイティブ世代」という言葉も出来ました。
いち音楽ジャンルとして合成音声の世界が定着した、と言っても過言ではないでしょう。
さて今回これからご紹介していくのは「か」から始まるボカロ曲です!
ぜひ新しい音楽に出会っていってください!
「か」から始まるボカロ曲(111〜120)
火星のタルトmonaca:factory

monaca:factoryさんの楽曲は、遠い惑星への旅をしているかのような不思議な魅力に満ちています。
火星をイメージした作品は、アルバム『火星にゆれる水声』に収録。
砂漠に咲くバニラの花や、甘いタルトの描写が印象的で、厳しい環境の中にある小さな喜びを表現しているのでしょう。
2011年4月にリリースされた本作は、テクノポップやビットポップを基調とした独特の世界観が魅力。
宇宙や水をテーマにした楽曲が並ぶコンセプトアルバムの一曲として、多くのリスナーの心を掴んでいます。
日常から少し離れて、ゆっくりと音楽に浸りたい時におすすめの一曲です。
「か」から始まるボカロ曲(121〜130)
カフカnago

じりじりと照りつける夏の太陽を思わせる、熱いボカロロックチューンです。
ボカロP、nagoさんの楽曲で、2022年に公開されました。
ぐいぐいと押し迫ってくるギターとベース、突き抜けていくドラムがかっこいい!
対照的に歌詞の世界観は感傷にひたりたくなるような内容で、曲調と合わさることでエモさが倍増しています。
アウトロには『ひぐらしのなく頃に』のイメージソング『you』をオマージュしたギターソロが登場しますので、最後までしっかり聴いてみてくださいね!
カドワナルカ綺想nyanyannya

海に潜るような、空をどこまでも飛んでいくような、遠く遠くを目指す曲です。
戻れない最果ての場所を描くこの曲は、美しさと切なさが感じられます。
キラキラと光る幻想的な、キレイな風景がイメージできて、なんだか泣けてきます。
怪電話r-906

r-906さんの『怪電話』は、疾走感あふれるドラムンベースなビートと、物語を淡々とつむいでいくようなボーカルが特徴。
リスナーを惹きつけるリズムと、先の予想できない展開が、まるで映像作品を観ているかのような気分にさせてくれるんです。
ROSEとPOPYの表現力と、電子音が織りなすサウンドが融合し、聴く者の心に深く響く曲に仕上がっています。
ぜひ最後まで味わい尽くしてみてください。
カレシのジュードsyudou

物語調で展開する恋人同士の危ない関係を描いた『カレシのジュード』。
『うっせぇわ』のコンポーザーとしても知られるボカロP、syudouさんが2021年に制作しており、ゴシックな世界観が深く味わえる楽曲です。
軽快なリズムに刻まれるスリリングな初音ミクの歌声がクール。
「焦り」や「不安」を感じさせるシニカルな歌詞に仕上がっています。
ポップなメロディーからは想像できないほどのダークな心を描いたヤンデレソング。
エッジの効いたアレンジにも注目して聴いてみてください。
片方だけが燃えているueil

『片方だけが燃えている』はボカロPであるueilさんが2024年1月にリリースした作品です。
ueilさんは2022年から活動を開始し、さまざまなアーティストに楽曲提供をおこなう作曲家としても活躍しています。
エレクトロニカ風のアンビエントな雰囲気が特徴的で、初音ミクのささやくような歌声も曲の世界観にピッタリ。
切なく寂しくノスタルジーも感じさせるサウンドが、聴いているとじんわり心に染みてくるようです。
ぜひ聴いてみてください!
影炎≒Variationyairi

かっこいいギターサウンドとともに歌うのは、生きる意味や心のなさ。
悲しみに暮れて、狂気に落ちるさまが浮かぶ病みソングです。
激し目な曲調とダークな内容の歌詞ですが、どこか落ち着いて聴いてしまうような、不思議な感覚を覚えます。
何かに裏切られることは、誰しも一度は体感したことがあるはずです。
そんな時の心の叫びを包み込んでくれます。