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【2025】タイトルがAから始まる洋楽まとめ

こちらの記事では1950年代から2020年代の現在に至るまで、ロックやポップスなどポピュラー音楽を中心としたさまざまな洋楽の中から「A」で始まるタイトルの曲だけをまとめて紹介しています。

そもそも曲名の頭文字を意識して音楽を聴かれている方は少ないかもしれませんが、だからこそ特定のアルファベットに注目して曲のタイトルを並べてみるとさまざまな発見があって実に興味深いのですね。

なかなか他のサイトでは見かけない企画ですし、曲名しりとりにも活用いただけますよ。

ぜひチェックしてみてください!

【2025】タイトルがAから始まる洋楽まとめ(121〜130)

AkroasisOBSCURA

OBSCURA – “Akroasis” (Official Music Video)
AkroasisOBSCURA

ギリシャ語で「聴くこと」を意味するタイトルだけ見ると、静かで内省的な楽曲をイメージする方が多いかもしれませんね。

しかし、ドイツ出身のテクニカル・デスメタルバンド、オブスキュラによる本作は、聴覚を通して世界の真理を探求するかのような壮大で哲学的な1曲です。

目まぐるしく展開する超絶技巧に、「まるで宇宙の成り立ちを音で表現しているようで圧倒される」という声も寄せられています。

この楽曲は2016年2月にリリースされた名盤『Akróasis』の表題曲で、米国のチャートで5位を記録。

複雑な音の洪水に身をゆだね、思考の海を深く旅したいときにぴったりの作品ではないでしょうか。

Astronomy DominéPink Floyd

Pink Floyd – Astronomy Domine (Official Audio)
Astronomy DominéPink Floyd

イギリスのロックバンド、ピンク・フロイドの原点にして、サイケデリック・ロック史に燦然と輝く金字塔が、1967年リリースのデビュー作『The Piper at the Gates of Dawn』です。

創設者シド・バレットさんの天才性が爆発した唯一のスタジオ作品として知られています。

当時、アビー・ロードの隣のスタジオではビートルズが録音していたという逸話も有名ですよね。

テープループやエコーを駆使した実験的なサウンドは、聴く者を幻想的な音の迷宮へと誘います。

この唯一無二の世界観が、後のプログレッシブ・ロックの扉を開いたのだとか。

ロックの歴史が大きく動いた瞬間を追体験できる、まさに魔法のような一枚です。

Agent OrangeSodom

ドイツのスラッシュメタル界を牽引するソドムが1989年にリリースし、初のドイツチャート入りを果たした記念碑的なアルバム『Agent Orange』の表題作です。

テーマはベトナム戦争で実際に使われた枯葉剤。

その非人道的な兵器によって蝕まれていく森と人々の姿が、トム・アンジェルリッパーさんの叫ぶようなボーカルで生々しく描かれています。

このアルバムはスラッシュメタルとして初めてチャート36位を記録したのを覚えているファンも多いかもしれませんね。

ただ激しいだけではない、戦争の悲劇を告発する痛切なメッセージが、聴く者の胸に深く突き刺さってくるでしょう。

A ForestThe Cure

イングランド出身のバンド、ザ・キュアが作り出す、霧深い森の中を永遠にさまようような世界観が描かれた楽曲です。

不穏に響くベースと独特の浮遊感、そしてポストパンクらしい張り詰めた緊張感が聴く人をミステリアスな物語へと引き込みます。

歌詞の中で「少女」を探し続ける主人公の姿に、手が届かない夢や答えのない問いを探し続ける自分を重ねてしまう方も多いのではないでしょうか?

決して見つからないと分かっていながらも探し続けるしかない、そんなやるせない感情に思わず深く考えさせられます。

ポストパンク特有のダークで美しい魅力が詰まった、一度聴いたら耳から離れない名曲です。

【2025】タイトルがAから始まる洋楽まとめ(131〜140)

And I am telling you I’m not goingJennifer Holliday

Jennifer Holliday – And I am telling you I’m not going (1982)
And I am telling you I'm not goingJennifer Holliday

ブロードウェイ・ミュージカル『ドリームガールズ』から生まれたこの曲は、アメリカ出身のジェニファー・ホリデイさんが1982年にリリースしたデビューシングルです。

ゴスペルで鍛え上げた声で「私は絶対に去らない!」と恋人に想いを叩きつける歌詞は、もはや歌というより魂の叫びそのもの。

その壮絶なまでの表現力に、思わず鳥肌が立った方も多いのではないでしょうか?

単なる失恋ソングにとどまらず、逆境に屈しない強い決意表明のようにも聴こえますよね。

どうしようもない現実に直面した時、この曲を聴いて自分を奮い立たせた思い出がある方もいらっしゃるのでは?

Alone I BreakKorn

Korn – Alone I Break (Official HD Video)
Alone I BreakKorn

アメリカのニュー・メタルバンド、コーンが紡ぐ、あまりにも切ない叙情的なバラードです。

普段の攻撃的なサウンドとは一線を画し、ボーカルのジョナサン・デイヴィスさんの繊細でクリーンな歌声が、心の奥底に沈む孤独と苦悩を静かに描き出します。

「一人で壊れていく」という悲痛な心の叫びは、誰にも理解されない絶望を抱え、内側から崩れていく魂の姿を映しているかのようです。

どうしようもない孤独に押しつぶされそうになったときにこの曲を聴くと、その痛みにただただ寄り添ってくれるような感覚になるかもしれませんね。

張り詰めた心をそっと解き放ってくれる、涙なしには聴けない1曲です。

All My Happiness Is GonePurple Mountains

Purple Mountains “All My Happiness is Gone” (Official Music Video)
All My Happiness Is GonePurple Mountains

軽快なカントリーロックのメロディに、なぜか胸が締め付けられる。

そんな不思議な感覚に陥るのが、アメリカのユニット、パープル・マウンテンズのこの楽曲です。

中心人物のデイヴィッド・バーマンさんが歌う「僕の幸福はすべて消え去った」という一節は、単なる歌詞ではなく、彼の魂そのもののようです。

この曲が彼の遺作となってしまった事実を知って聴くと、陽気なサウンドがかえって深い悲しみを浮き彫りにします。

これは音楽という形を借りた、あまりにも正直で痛切な告白なのかもしれません。

そのどうしようもない孤独に触れたとき、涙があふれて止まらなくなります。