「L」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「L」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「L」から始まる英単語といえば「Love」があり、それだけでも数百曲はありそうですね。
そのほかにも「Last」「Lady」「Little」など楽曲のタイトルに使われていそうな単語がたくさんあります。
この記事では、そうした「L」で始まるタイトルの曲を年代やジャンルに関係なくたくさん紹介していきますね。
これまであまり意識してこなかった視点で音楽を探してみることで、新しい楽曲と出会えるかもしれません。
「L」から始まるタイトルの洋楽まとめ(61〜70)
Land of the FreeGamma Ray

ギタリストのカイ・ハンセンさんが約8年ぶりにボーカルに復帰した、ジャーマンメタルの雄ガンマ・レイの楽曲です。
1995年5月に発売された名盤『Land of the Free』に収められており、「メタルは死んだ」と囁かれた時代に、その誇りを高らかに宣言するような意志を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
本作で描かれているのは、抑圧からの解放と自由を渇望する魂の叫び。
元ハロウィンの盟友マイケル・キスクさんらも参加した重厚なコーラスは、困難に屈せず希望を掴もうとする力強い思いと重なり、聴く者の胸を熱くさせます。
何かを乗り越えたい時、背中を力強く押してくれる一曲ではないでしょうか。
LiabilityLorde

ニュージーランド出身で独特の世界観を持つロードさんが歌う、痛いほど美しいピアノバラード。
「自分は誰かにとって重荷(Liability)だ」という、胸を締め付けられるような自己嫌悪と孤独感を、静かなピアノに乗せてささやくように歌い上げます。
好きだからこそ相手との距離を感じてしまったり、自分の存在が負担になっていないかと不安になったりした経験を持つ方は多いはず。
そんな出口のない感情に押しつぶされそうな夜、この曲は「あなただけじゃない」と、そっと隣で寄り添ってくれるような気がしませんか?
痛みを美しさへと昇華させた、珠玉の一曲です。
Love Me GentleMabel

心地よいアフロビートの風を感じさせる、アップビートながらも繊細なR&Bナンバーです。
歌っているのは、イギリス出身のシンガーソングライター、メイベルさん。
2020年にはBRITアワードで主要部門を受賞するなど、英国音楽界で確固たる評価を得ています。
この楽曲は、2025年7月公開のミックステープ『Mabel』のために最初に書かれたという、彼女にとって重要な一曲。
うわべの言葉ではなく、行動ににじむ優しさで人を愛してほしいという切実なメッセージが胸に迫ります。
本作を聴けば、複雑な人間関係に少し疲れた心も、そっと優しく包み込んでくれることでしょう。
Legalize LivingThe Hives

スウェーデン出身、常に黒と白のスーツに身を包むスタイルが印象的なガレージロック・バンド、ザ・ハイヴスによる痛快なロックンロール・アンセムです。
本作は、社会の息苦しさや理不尽なルールに対し「生きること自体を合法にしろ」と叫ぶ、まさに反骨精神の塊!
ガーデニングノームを比喩に用いるなど、ユニークな歌詞で日常に潜む抑圧を痛烈に風刺しているのだとか。
2025年8月にリリースされるアルバム『The Hives Forever Forever The Hives』からの先行シングルで、プロデュースにはビースティ・ボーイズのマイクDが参加したことも大きな話題に。
日々の鬱憤を吹き飛ばしたい時に聴けば、気分がスカッとするのでは?
Love IsAlannah Myles

カナダ出身のアランナ・マイルズさんが1989年に発表した、記念すべきデビューシングルです。
世界的な大ヒットとなった『Black Velvet』に先駆けてリリースされ、彼女のパワフルな魅力をシーンに知らしめました。
ブルースを基盤にした骨太なロックサウンドということもあり、当時のきらびやかなポップスとは一線を画す存在感を放っています。
ストレートなギターリフに乗せて「愛とは何か」を高らかに歌い上げるハスキーボイスが印象的。
理屈ではなく魂でぶつかってくるようなその歌声は、愛の持つ激しさと純粋さを見事に表現しているのかもしれませんね。
Love Is a Losing GameAmy Winehouse

イングランド出身のシンガー、エイミー・ワインハウスさんのあまりにも切ない名曲です。
「恋は負け戦」というタイトルの通り、どうあがいても報われないとわかっている恋の虚しさが歌われています。
すべてを捧げたのに、最後にはひとり取り残されてしまう敗北感とやるせなさ。
そんな不毛な恋に心をすり減らした経験を持つ方には、このどうしようもない状況のつらさが痛いほどわかるはず!
彼女の深く、そしてどこか諦めたような歌声は、慰めではなく、ただ静かに痛みのそばにいてくれるよう。
行き場のない悲しみを抱えた夜に聴くと、その感情がじんわり心に刺さる1曲です。
Like a StoneAudioslave

サウンドガーデンのクリス・コーネルさんとレイジ・アゲインスト・ザ・マシーンのメンバーによるアメリカのスーパーグループ、オーディオスレイヴの楽曲です。
この曲で歌われているのは、人生の終わりに、来世で愛する人との再会をただひたすら待つ人の心境なのだとか。
亡きクリス・コーネルさんの力強くも切ない歌声が、孤独や死生観という深遠なテーマに静かに寄り添います。
まるで石のように、独り静かにその時を待つ姿が目に浮かぶよう。
言葉にならない心の叫びのようなギターソロも相まって、どうしようもない寂しさに胸が締め付けられる感動的な1曲です。