「L」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「L」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「L」から始まる英単語といえば「Love」があり、それだけでも数百曲はありそうですね。
そのほかにも「Last」「Lady」「Little」など楽曲のタイトルに使われていそうな単語がたくさんあります。
この記事では、そうした「L」で始まるタイトルの曲を年代やジャンルに関係なくたくさん紹介していきますね。
これまであまり意識してこなかった視点で音楽を探してみることで、新しい楽曲と出会えるかもしれません。
「L」から始まるタイトルの洋楽まとめ(81〜90)
LaylaEric Clapton

親友の妻への叶わぬ恋という、あまりに痛切な実体験から生まれた、イギリスのギタリスト、エリック・クラプトンさん率いるデレク・アンド・ザ・ドミノスの一曲。
ペルシャの悲恋物語に自身の姿を重ね、ひざまずいて愛を乞う主人公の魂の叫びが、聴く者の心を激しく揺さぶります。
1970年11月公開のアルバム『Layla and Other Assorted Love Songs』に収められた本作は、デュアン・オールマンによるスライドギターが激情をかき立てる、まさに圧巻の仕上がりです。
映画『グッドフェローズ』で象徴的に使われたのを覚えている方もいらっしゃるのでは?
Let it rainEric Clapton

圧倒的なギタープレイで世界を魅了し続ける、イギリスの「ギターの神様」エリック・クラプトンさん。
彼のソロキャリア初期を飾る名曲は、愛する人への想いを「雨」にたとえて巧みに表現しています。
デラニー・ブラムレットさんに歌の才能を認められたというエピソードも残されており、自信に満ちたボーカルが胸に突き刺さります。
この楽曲は1970年発表のアルバム『Eric Clapton』に収められ、1972年にシングルとして再登場した作品です。
デレク・アンド・ザ・ドミノスのライブでも定番となるなど、多くのミュージシャンに愛された本作。
雨の日に、大切な人を想いながら聴きたくなるような、温かくも力強い一曲です。
Lady LadyOlivia Dean

変わりゆく自分を受け入れ、その内に秘めた力強さを祝福してくれる楽曲です。
イギリス出身のオリヴィア・ディーンさんは、デビューアルバム『Messy』が2023年マーキュリー賞にノミネートされた実力派シンガーソングライター。
本作で歌われる、女性として成長する中で自然と変化していく感覚や、ありのままでいることへの信頼は、まるで母なる自然に抱かれているような安心感を与えてくれます。
2025年9月に発売を控えるセカンド・アルバム『The Art of Loving』に収録されているこの楽曲を聴けば、自分自身の進化さえも愛おしく思えてくるから不思議ですよね。
Love Letters From SicilyMatthias Meyer & Ryan Davis

ドイツのクラブシーンでそれぞれが確かな存在感を放つ、マティアス・マイヤーさんとライアン・デイヴィスさんの作品です。
クラシック由来のメロディセンスとDJならではの構築美が融合し、聴く者を深く引き込みます。
この楽曲は、まるで遠いシチリアの地から届いた手紙のよう。
歌詞はありませんが、壮大で詩的なサウンドが、手紙に込められたであろう切なさや温かい愛情といった複雑な心の機微を雄弁に物語ります。
2018年9月に公開され、イビサのフロアを熱狂させたというエピソードも納得の完成度!
一人静かに自分と向き合いたい夜、本作を聴けば内なる感情にそっと寄り添ってくれるのではないでしょうか。
Let Down (Radiohead Cover)Easy Star All-Stars

ニューヨークを拠点とする音楽集団イージー・スター・オール・スターズ。
彼らの最大の魅力は、ロック史に輝く名盤を丸ごとレゲエやダブで再構築してしまう、というユニークなコンセプトです。
ピンク・フロイドやザ・ビートルズ、デヴィッド・ボウイらの楽曲が、彼らの手にかかると心地よいリズムと深いベースが心の奥まで染み渡る感動的な作品へと生まれ変わります!
その実力は、レディオヘッドのトム・ヨークさんから称賛されたことからも、はっきりと想像できますよね。
原曲のファンも、この斬新なサウンドとの出会いにきっとワクワクするはず。
まずは好きなアーティストのカバーから、彼らの世界観を存分に感じてみてください。
Land of the FreeGamma Ray

ギタリストのカイ・ハンセンさんが約8年ぶりにボーカルに復帰した、ジャーマンメタルの雄ガンマ・レイの楽曲です。
1995年5月に発売された名盤『Land of the Free』に収められており、「メタルは死んだ」と囁かれた時代に、その誇りを高らかに宣言するような意志を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
本作で描かれているのは、抑圧からの解放と自由を渇望する魂の叫び。
元ハロウィンの盟友マイケル・キスクさんらも参加した重厚なコーラスは、困難に屈せず希望を掴もうとする力強い思いと重なり、聴く者の胸を熱くさせます。
何かを乗り越えたい時、背中を力強く押してくれる一曲ではないでしょうか。
「L」から始まるタイトルの洋楽まとめ(91〜100)
LiabilityLorde

ニュージーランド出身で独特の世界観を持つロードさんが歌う、痛いほど美しいピアノバラード。
「自分は誰かにとって重荷(Liability)だ」という、胸を締め付けられるような自己嫌悪と孤独感を、静かなピアノに乗せてささやくように歌い上げます。
好きだからこそ相手との距離を感じてしまったり、自分の存在が負担になっていないかと不安になったりした経験を持つ方は多いはず。
そんな出口のない感情に押しつぶされそうな夜、この曲は「あなただけじゃない」と、そっと隣で寄り添ってくれるような気がしませんか?
痛みを美しさへと昇華させた、珠玉の一曲です。