「L」から始まるタイトルの洋楽まとめ
「L」から始まるタイトルの曲というと、あなたは思い浮かべる曲があるでしょうか?
普段、曲名のタイトルの頭文字を意識することってあまりないと思うので、パッと思いつかないかもしれませんね。
ですが、「L」から始まる英単語といえば「Love」があり、それだけでも数百曲はありそうですね。
そのほかにも「Last」「Lady」「Little」など楽曲のタイトルに使われていそうな単語がたくさんあります。
この記事では、そうした「L」で始まるタイトルの曲を年代やジャンルに関係なくたくさん紹介していきますね。
これまであまり意識してこなかった視点で音楽を探してみることで、新しい楽曲と出会えるかもしれません。
「L」から始まるタイトルの洋楽まとめ(11〜20)
Les FleursMinnie Riperton

まるで一本の映画の始まりを告げるかのような壮大なオーケストラから、唯一無二の歌声が響いてきます。
歌っているのは、5オクターブもの声域で知られる伝説のシンガー、ミニー・リパートンさんです。
彼女はサイケデリック・ソウル・バンドでの活動を経て、1970年9月に名盤『Come to My Garden』でソロデビューを果たしました。
本作は、そのアルバムの冒頭を飾るナンバーで、花の視点から生命の再生と復活を歌いあげています。
ゴスペルやサイケデリアが溶け合った幻想的なサウンドは、聴く者を壮大な物語の世界へと誘ってくれるのではないでしょうか。
当時は商業的に成功しませんでしたが、後に映画『Us』や『バック・トゥ・ブラック』で使用され再評価を受けました。
日常から離れ、じっくりと音楽の世界観に浸りたいときに聴いてほしい一曲です。
Live ForeverOasis

90年代ブリットポップを代表するバンド、オアシスが1994年8月にデビューアルバム『Definitely Maybe』から世に送り出した、まさに不滅の輝きを放つ大名曲。
この楽曲は、当時主流だったグランジの持つ絶望的な世界観とは一線を画し、「人生を肯定する」という力強いメッセージを高らかに歌い上げています。
永遠を誓うかのような言葉の数々は、かけがえのない仲間と過ごした青春時代の無敵感や、何があっても揺るがない絆そのものを歌っているように聞こえますよね。
バンド初の全英トップ10入りを果たした本作は、友との大切な思い出を胸に、未来へ向かう勇気を与えてくれるはず。
かけがえのない友情を確かめ合いたい時に聴きたい、希望に満ちた一曲です。
Lost in JapanShawn Mendes

静かなピアノのイントロから、グルーヴィーなベースラインへと展開する流れが、夏の終わりの夕暮れから夜への移ろいを思わせますね。
カナダ出身のシンガーソングライター、ショーン・メンデスさんが歌うこの曲は、R&Bとファンクが心地よく混ざり合う、どこか切なくも心躍るサウンドが魅力的なんです。
歌詞で描かれているのは、遠く離れた大切な人に会いたい一心で、衝動的に距離を飛び越えようとする情熱的な想い。
このひたむきな感情が、過ぎゆく夏を惜しむセンチメンタルな気分と重なり、胸にグッと迫ってきます。
2018年3月にアルバム『Shawn Mendes』からの一曲としてリリースされた本作は、ミュージックビデオが映画『ロスト・イン・トランスレーション』のオマージュになっていることでも知られています。
夏の思い出に浸る夜、沈む夕日を眺めながら聴けば、エモーショナルな気分をより一層深めてくれることまちがいなしです。
Love It If We Made ItThe 1975

エレクトロポップやファンクを独自に昇華したサウンドで、現代UKロックを代表する存在となったザ・ナインティーンセヴンティファイヴ。
この楽曲は、2018年7月に公開された彼らの代表曲のひとつです。
名盤『A Brief Inquiry into Online Relationships』に収録され、現代社会が抱える矛盾を矢継ぎ早に投げかける歌詞は圧巻ですよね。
マシュー・ヒーリーさんの魂の叫びのようなボーカルが、夏の終わりに感じる言いようのない焦燥感と重なります。
きらびやかなシンセの音色が、過ぎ去った日々の輝きとその終わりを同時に告げるようで、たまらなく切ない気分にさせるんです。
賑やかだった季節の終わりに、夕暮れの空を眺めながら物思いにふける、そんな時間にぴったりの一曲と言えそうです。
LIGHTS OUTSpite

「轟音かつ魂を抉る」と評される、カリフォルニア州ベイエリア発祥のデスコアバンド、スパイト。
過去にはアルバム『Dedication to Flesh』がビルボードのチャートで14位を記録するなど、その激烈なサウンドですでに確固たる評価を築いています。
2025年8月に公開された彼らの一曲は、同年10月に控えるアルバム『New World Killer』からのリードトラックです。
この楽曲は「失うものが何もない人間こそが最も危険」というバンドの声明が示すとおり、社会認識の欠如がもたらす恐怖と暴力をテーマにしています。
従来の凄まじいデスコアサウンドに、本作ではじわじわと締めつけるようなグルーヴメタル的アプローチが加わり、より重厚で不穏な雰囲気にまとめられています。
ただ激しいだけではない、底知れぬ闇を感じさせるサウンドは、ヘヴィミュージックの深みを求めるリスナーに間違いなく響くはずです。
LukaSuzanne Vega

グリニッジ・ヴィレッジのフォークシーンを代表するシンガーソングライター、スザンヌ・ヴェガさん。
文学的で知的な作風で知られ、日本でも根強い人気がありますね。
そんな彼女の作品のなかで、秋の感傷的なムードにぴったりな名曲が、1987年4月に発売のアルバム『Solitude Standing』に収められています。
軽快で親しみやすいフォーク調のメロディーが印象的ですが、その裏で語られるのは子供の視点から見た、胸が痛むような物語です。
この明るさと切なさのコントラストが、どこか寂しさを感じる秋の空気に不思議とマッチします。
本作は全米でチャート3位を記録するなど大ヒットしました。
一人で過ごす秋のひとときに、ぜひ聴いてみてください。
「L」から始まるタイトルの洋楽まとめ(21〜30)
Let Me Love YouAmber Mark

ジャマイカとドイツにルーツを持ち、R&Bやソウルを基軸に多彩な音楽性を融合させるシンガーソングライター、アンバー・マークさん。
2022年1月にリリースしたアルバム『Three Dimensions Deep』も絶賛された彼女が、待望の新作『Pretty Idea』からの先行シングルを公開しています。
この楽曲は、ディスコ風のきらびやかなシンセと軽快なリズムが特徴で、彼女のささやくようなボーカルが重なるプロダクションが見事ですね。
本作では、ただ一途に相手を愛したいと願うストレートな気持ちが歌われており、その情熱が聴き手の心を揺さぶります。
気分を上げたい休日のドライブなどにぴったりな、新たな門出を祝うにふさわしい名曲ですよ。