【クラブヒッツ】1980年代にフロアをにぎわした洋楽のダンスミュージック
現在、リバイバルブームの真っ最中ということもあり、再び脚光を浴びている80年代の音楽。
さまざまなジャンルがうず巻いた80年代ですが、その中でもダンスミュージックはこの年代の特徴を最も表していると断言できます。
今回はディスコのダンスフロアをにぎわした80年代の洋楽をセレクトしました。
現在と違い、ロックもダンスミュージックの1つとして人気だった時代、ボルテージの上がるナンバーが多く存在します。
ノスタルジックな音楽でテンションを上げたいという方は、最後までたっぷりお楽しみください。
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【クラブヒッツ】1980年代にフロアをにぎわした洋楽のダンスミュージック(21〜30)
Undercover Of The NightThe Rolling Stones

緊迫感に満ちたパーカッションと鋭いギターが絡み合う、イギリスの伝説的ロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズによるダンスナンバーです。
本作は1983年10月に公開された作品で、アルバム『Undercover』からの先行シングルでした。
ニュー・ウェイヴやファンクの影響を感じさせる硬質なグルーヴは、まさにダンスフロアを熱くさせる力がありますよね。
しかし、そのビートに乗せて歌われるのは、夜の闇に隠された政治的な暴力と抑圧。
ただのパーティーソングとは一線を画すシリアスなテーマ性が、独特の深みとスリルを与えています。
ミック・ジャガーさんが主導したこの挑戦的なサウンドは、当時のバンド内の緊張関係をも映し出しているかのようです。
知的でクールな大人のパーティーナイトにぴったりの1曲ではないでしょうか。
All Night LongLionel Richie

1980年代にいくつものヒットソングを連発した男性シンガーソングライター、ライオネル・リッチーさん。
現在でも黒人アーティストはR&Bやヒップホップ、ブルースなど、いわゆるブラックミュージックと呼ばれるジャンルを歌うことが多いのですが、彼は珍しく、ポップミュージックを主体とした音楽性で活躍していました。
そんな彼の作品のなかでも、特にオススメしたい名曲が、こちらの『All Night Long』。
スムースジャズとポップミュージックをミックスさせたような、流れるようなメロディーが非常に印象的ですね。
I Feel for YouChaka Khan

パワフルなボーカルが印象的な女性R&Bシンガー、チャカ・カーンさん。
若い方でも彼女の名前くらいは聞き覚えがあるのではないでしょうか?
チャカ・カーンさんの魅力といえば、なんといってもボーカルのテクニックにあると思います。
繊細なボーカルからエネルギッシュなボーカルまで、なんでもこなしてしまう高い歌唱力が印象的ですよね。
こちらの『I Feel for You』はそんな彼女の名曲です。
R&Bとダンスポップをミックスさせた時代を感じさせるメロディーをぜひ味わってみてください。
You Spin Me RoundDead Or Alive

ユーロビートやHi-NRGの先駆けとも言われるイギリスのバンド、デッド・オア・アライヴ。
この楽曲は1984年にシングルとして世に出て、彼らにとって初の世界的ヒットとなりました。
一目ぼれした相手への激しい独占欲を、レコードが高速回転する様に例えた歌詞が印象的ですね。
ピート・バーンズさんの力強いボーカルと、ロックの攻撃性を帯びたシンセサウンドが融合したサウンドは圧巻です。
名盤『Youthquake』にも収録された本作は、全英アルバムチャートで9位を記録。
フロアを熱狂させるダンスナンバーが好きなら、絶対に外せない1曲です。
パーティーのプレイリストに加えれば、誰もが思わず踊り出してしまうはずです。
Owner of a Lonely HeartYES

イギリスのプログレッシブ・ロックバンド、イエスによる最高に踊れるダンスロックナンバーです。
鋭いギターリフと、当時最先端のサンプラーによる「オーケストラ・ヒット」が融合したサウンドは、一度聴いたら忘れられないんですよね。
本作は、孤独な心を抱える人への応援歌なんです。
未来を恐れず自分自身で道を切り開いていけ、という力強いメッセージが込められています。
孤独は悪いことじゃない、心が壊れてしまうよりずっと良いという視点がユニーク。
1983年10月に公開されたこの楽曲は、名盤『90125』に収録され、トヨタのCMにも起用されました。
グルーヴに身を任せてパーティーナイトを楽しみたい方には、もってこいですよ!
MemorabiliaSoft Cell

イギリス出身の電子音楽ユニット、ソフト・セルが1981年に発表した、クラブシーンを熱狂させた一曲です。
無機質で冷たいシンセのビートの上を、マーク・アルモンドさんの感情を揺さぶるような歌声が漂う、ニューロマンティックの夜明けを告げるサウンドが印象的。
歌詞のテーマは、楽しかった記憶、虚しさ、未練といった感情がごちゃ混ぜになった断片的なイメージが次々と浮かび上がってきます。
まるで、整理できないまま部屋に散らばる写真や手紙を眺めているような、切なくもどこか突き放したような感覚に陥るのではないでしょうか。
きらびやかで退廃的なこの世界観こそ、多くの人を惹きつけた魅力なのかもしれませんね。
Being BoiledThe Human League

80年代英国ニューウェーブを代表するユニット、ザ・ヒューマン・リーグが放ったまさに「未来の音楽」を予感させた楽曲です。
不穏に響くシンセサイザーと、フィリップ・オーキーさんの淡々としたボーカルが一度聴くと脳裏に焼き付きますよね。
歌詞では「仏陀の声に耳を傾け、養蚕をやめよ」と歌われており、その挑戦的なメッセージに驚かされます。
まだ誰も聴いたことのない音を手探りで生み出そうとする、初期衝動の鋭さがひしひしと伝わってくるようです。
この冷たくも革新的なサウンドは、後の華やかなニューロマンティックシーンの確かな礎となったのかもしれませんね。





