オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界
ほんとにもう数えきれないぐらい存在するVOCALOIDシーンの楽曲たちですが、この記事ではその中でも特にオシャレなボカロ曲を集めてみました。
ただ「オシャレ」と一口に言っても人それぞれの基準があるはずですので、なるべく垣根なく、多くの音楽ジャンルからチョイスしています。
なのできっとあなたの好きな曲調のものがあるはずです。
最後までチェックして、あなたが胸打たれるお気に入りのナンバーを見つけてくださいね。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(111〜120)
星になろうね供養

シンセサイザーの音色がきらりと光る、供養さんによる楽曲です。
2025年4月に公開された本作は、重音テトの透明感のある歌声とともに、夢見心地な世界観が広がっています。
レトロポップのエッセンスが感じられるサウンドアレンジは、聴き心地のいい仕上がり。
そして歌詞に込められた願い、言葉の端々からにじむように伝わってくる感情が胸に沁みます。
孤独感を抱いた夜、聴いてみてはいかがでしょうか。
雨降の水槽kous

独特なリズム、揺れる音像に引き込まれます。
kousさんの楽曲で、2021年7月にリリース。
幻想的なサウンドスケープで雨音と水のイメージが見事に表現されています。
エレクトロニカとアンビエントが絶妙に溶け合う音楽性に、初音ミクの透き通った歌声が重なり、心に染み入るような印象を残すんです。
梅雨時期の静かな時間、窓辺に座って物思いにふけりながら聴くのに合うはず。
ぜひ、じっくり味わうように楽しんでみてください。
オペ蜂屋ななし

和太鼓の曲なんかでありそうなリズムに、ラップとお経を混ぜたような独特な歌がうまく調和しててすごくオシャレです!
バンドサウンドにEDM、ピアノと、さまざまな音色が使われた複雑な構成なんですが、まったく違和感なく聴けます。
イヤホンやヘッドホンで聴くと分かりますが、ベースも動きまくっててかっこいいです。
才能なんか午後ティー

飾らない、つまり等身大の言葉が胸に刺さる、さわやかで切ないギターロックナンバーはいかがでしょうか。
ゲーム実況や演奏してみた動画を公開するなど、多面的に活動しているボカロP、午後ティーさんの楽曲で、2019年に発表。
創作が趣味の人なら共感しかない、現実味のある歌詞が特徴的です。
クランチギターの小気味いいリフや軽快なリズムが気持ちよく、それが曲のメッセージ性をより強いものにしているように感じられます。
ズルポリスピカデリー

エレクトロニカとロックを融合させた斬新なトラックに、洗練されたヒップホップのフロウが絡み合う力作です。
ポリスピカデリーさんが2023年6月に公開したCeVIO AI「羽累」の公式デモソング。
緻密なビートとメロディが織り成す音世界に、透明感のある歌声がマッチし、感情の揺れや葛藤を鮮やかに描写しています。
映像はA.YAMIが手掛け、楽曲の世界観を見事に表現。
『不埒な喝采』『Beat Eater』といった人気作を生み出してきた注目のボカロPの真骨頂が垣間見える一曲です。
音楽ジャンルの垣根を超えた新しい表現を求めているリスナーにぜひ聴いていただきたい作品です。
夜が降るn.k

エネルギッシュさとオシャレさが絶妙に混じり合ったボカロ曲です。
ボカロP、n.kさんによる楽曲で、2021年に公開されました。
静かなイントロから始まり、だんだんと盛り上がっていく曲展開はEDMを思わせる仕上がり。
しかし終始クールな印象なのは、淡々としたメロディーラインだからでしょう。
優しさなんていらない、そんな思いがつづられた歌詞も刺さります。
そのあふれ出すような熱量に感情揺さぶられる、スタイリッシュなナンバーです。
ソリスト佐藤ちなみに

ノリの良いダンスビートに耳を奪われます。
ボカロP、佐藤ちなみにさんによる本作は2025年5月にリリース。
ジャジーな雰囲気のサウンドアレンジと重音テトの力強い歌声が印象的。
ソリスト、独奏者となって輝きたい気持ちとそうはならない現実、その葛藤を描いた歌詞は共感性が高い仕上がりです。
「目立ちたいけど自信が持てない……」そう思ったことのある方は多いんじゃないでしょうか。
ぜひこのオシャレなテト曲、ご自身の耳で楽しんでみてください!