オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界
ほんとにもう数えきれないぐらい存在するVOCALOIDシーンの楽曲たちですが、この記事ではその中でも特にオシャレなボカロ曲を集めてみました。
ただ「オシャレ」と一口に言っても人それぞれの基準があるはずですので、なるべく垣根なく、多くの音楽ジャンルからチョイスしています。
なのできっとあなたの好きな曲調のものがあるはずです。
最後までチェックして、あなたが胸打たれるお気に入りのナンバーを見つけてくださいね。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(131〜140)
センティメントポリスピカデリー

エレクトロポップの魅力が詰まった楽曲です。
ポリスピカデリーさんによる作品で、もともとは2020年7月にリリースされたコンピレーションアルバム『SPACE DIVE!!』収録曲。
2024年にMV公開されました。
GUMIの透明感あふれるボーカルが印象的で、オシャレなサウンドスケーとキャッチーなメロディーも心地よいです。
また若さや情熱、自己表現の追求をテーマにした歌詞が、リスナーの心に響きます。
自分の気持ちを整理したいときや、モチベーションを上げたいときにオススメですよ。
スカイラインhigma

重低音とエレクトロニックな音色が織りなす、心揺さぶるボカロナンバーです。
higmaさんの作品で2024年7月に公開されました。
雨上がりの街の匂いや、テレビのキャスターの言葉といった、何気ない日常の中に特別な瞬間を見出す歌詞が印象的。
音楽に溺れていたいという願望がくり返し表現され、現実逃避の手段としての音楽の役割が浮き彫りにされています。
エレクトロニカとポップが融合したサウンドは、きっとあなたの胸に刺さるはず。
ぜひ夜の街を歩きながら聴いてみてください。
かくれんぼbuzzG

1番に感じるのが歌詞の素晴らしさです。
自分は孤独だと思っている人ほど共感できる内容だと思います。
約4分間の中にストーリーがぎゅっと詰め込まれていて、最後には明日もがんばろうと前向きになれます。
夕方くらいに電車に乗りながら聴きたい曲です。
タタラピコン

その音像は、まるでアナログレコードプレーヤー。
ローファイな音楽が好きな方はぜひとも聴いてみてください。
『ガランド』などもで知られているボカロP、ピコンさんの楽曲で2019年に公開されました。
ゆるいリズムと震えるようなブラスセクションの音色が印象的で、聴いているうちに肩の力が抜けてしまいます。
曲の意味合いを深読みするよりも、ただただ音楽に体を任せて欲しい、浮遊感のあるオシャレなボカロナンバーです。
ちなみにピコンさんが歌ったバージョンもありますよ。
花弁、それにまつわる音声あばらや

デジタル社会への鋭い視点を込めた、切れ味鮮やかなシンセポップです。
あばらやさんが2025年2月にリリースした作品で、ボカコレ2025冬のTOP100ランキングで1位を獲得しました。
合成音声ライブラリという存在に対する思いやアイデンティティの喪失をテーマに据えており、その哲学的なメッセージ性が刺さります。
ボカロ文化、ひいてはネット文化に対してこういう風に感じている方、多いんじゃないでしょうか。
この曲を聴きながら、思想にふけってみては。
▙▒▒FILEIN

他にはない構成とストーリー性で注目を集めている『▙▒▒』。
正しいタイトルの読み方は「ゆめ」だそうですよ。
こちらはプロフィールの多くが謎に包まれているボカロP、FILEINさんが投稿した作品です。
イントロはセリフを読み上げるような構成で、そこから少しづつメロディーが加速していきます。
そして歌詞の一部が聞き取れないようになっていたり、MVの中に小説が映し出されたりと、謎が謎を呼ぶ展開に引き込まれていきます。
すろーりーないとMIMI

花に水をあげるかのごとく寂しい心に寄り添ってくれる、とても優しいボカロ曲です。
『マシュマリー』などを生んできた人気ボカロP、MIMIさんが手がけた『すろーりーないと』は2024年6月に発表されました。
テンポは速めで、MIMIさんらしいピアノサウンドが基調。
ミクの歌声が本当にやわらかくて、歌詞の世界観を体現しているよう思えます。
孤独感に襲われた夜、明日が来るのが怖い夜に、この曲がきっとあなたを助け出してくれますよ。