オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界
ほんとにもう数えきれないぐらい存在するVOCALOIDシーンの楽曲たちですが、この記事ではその中でも特にオシャレなボカロ曲を集めてみました。
ただ「オシャレ」と一口に言っても人それぞれの基準があるはずですので、なるべく垣根なく、多くの音楽ジャンルからチョイスしています。
なのできっとあなたの好きな曲調のものがあるはずです。
最後までチェックして、あなたが胸打たれるお気に入りのナンバーを見つけてくださいね。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(161〜170)
瞬夏秋燈mawari

夏の熱気が和らぎ吹く風に秋の気配を感じる頃、過ぎゆく季節に少しだけ寂しくなること、ありませんか?
そんな心の機微に寄り添ってくれるのがこちらの楽曲です。
ボカロP、mawariさんによる作品で、2024年10月に公開されました。
清涼感のあるバンドサウンドが、夏の終わりの爽やかさと秋の始まりの切なさを同時に描き出しています。
歌詞につづられているのは、伝えられない思いを秘密にしたまま、それでも新しい季節へと踏み出そうとする主人公の姿。
季節の変わり目に物思いにふけりながら聴くのにぴったりではないでしょうか。
KALEIDOwhoo

万華鏡のようにキラキラと移ろう、その景色そのものを音にしたような、アーティスティックな作品に触れてみませんかwhooさんによる楽曲で、2021年12月にMV公開されました。
ポストロックやフォークの要素が溶け込んだサウンドは、繊細かつ温かみのある仕上がり。
歌詞では巡る季節の中で大切な人と過ごした時間を思う、主人公の心情がつづられています。
色鮮やかな落ち葉が舞う道を歩きながら、センチメンタルな気分にひたりたいときにぴったりです。
オシャレなボカロ曲特集。心を打たれるVOCALOIDの世界(171〜180)
茜に栞しゃいと

過ぎ去った季節の思い出を、本に栞をはさむように大切にしたくなる、そんな1曲です。
『未完成讃歌』などで知られるボカロP、しゃいとさんによる楽曲で、2019年10月に頒布のコンピレーションアルバム『此処に或いは錦秋の景』に収録された作品です。
蒼姫ラピスの澄んだ歌声が、秋の夕暮れの切なくも温かい情景を描き出しているかのよう。
過ぎていった日々の鮮やかな記憶と、ふと感じる寂しさを、本作の美しいメロディーがそっと包み込んでくれます。
赤く染まった落ち葉の道を歩きながら、聴いてみては。
アキサメ雨の介

しとしとと降る秋の雨が、センチメンタルな気持ちを運んでくるようです。
ボカロP、雨の介さんによる楽曲で、2020年9月に公開されました。
初音ミクの繊細な歌声がロック調のクールなサウンドに乗って届きます。
そして歌詞からは、秋雨の日に過ぎ去った日々を懐かしむ、切なくも温かい感情が伝わってきます。
洒落たなコード感が物悲しさと爽やかさを見事に両立させているんです。
季節の変わり目に寂しさを感じたときに、ぜひ。
もう、溶けた。Meal errand

ジャジーなサウンドスケープに引き込まれます。
Meal errandさんによる楽曲で、2023年8月に公開されました。
鳴花ヒメの落ち着いた歌声と自由気ままに展開していく曲調が印象的。
歌詞は現代社会における孤独や自己否定、手放せない感情をテーマにしており、つい自分のことに置き換えて聴いてしまいます。
静寂と躍動が交錯する本作は、夜の部屋で1人、内なる思いと向き合いたい時にぴったりですよ。
水族館で会いましょう佐藤乃子

ボカロP、佐藤乃子さんが手がけた作品です。
2025年4月のイベントで頒布されたEP『WELCOME TO THE INTERNET』に収録。
この曲で歌われているのは、UFO探しや心霊スポット巡りといった、少し危うい非日常への憧れ。
退屈な現実から抜け出し「水族館」という幻想的な場所で会おうと約束する主人公の気持ちに、不思議と共感してしまう方も多いのではないでしょうか。
浮遊感のあるサウンド、どこか不穏な歌詞の世界観がクセになるボカロ曲です。
マッドダイナー宮守文学

ボカロP宮守文学さんが手がけた、ダンサンブルで狂気的な一皿をテーマにした楽曲です。
めくるめく饗宴の世界観がインパクト大!
食と狂気をモチーフにしたカオティックな言葉遊びと聴き手をあおるフレーズがグルーヴィーなサウンドと合わさって、リスナーを陶酔へと誘います。
本作は2025年8月にリリースのEP『mad dinerで会いましょう』に収録。
このフルコースを味わえば、あなたも晩餐会のとりこになるかもしれません。





