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ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ

ジャズには多くの名曲が存在しますが、今回はその中でもピアノに着目した名曲をご紹介します。

ソロピアノやピアノトリオ等、少人数編成によってピアニストの個性が発揮されるのがピアノジャズの最大の魅力です。

有名なスタンダード曲だけでなく、ジャズピアニストによるオリジナル曲もチョイスしています。

しっとりしているだけじゃない、躍動感あふれるピアノジャズの魅力を存分に味わっていただけるセレクションです。

ぜひお気に入りを見つけてくださいね!

ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ(71〜80)

Dat DereBobby Timmons

ジャズピアノ奏者としてだけでなく、優れた作曲家としても知られるボビー・ティモンズ。

アート・ブレイキーに提供した「モーニン」が一番有名でしょうが、この「ダット・デア」も同じくアート・ブレイキーのバンドのレパートリーのひとつです。

王道のフレーズがこれでもかと繰り出される、まさにハードバップを体現する一曲に仕上がっています。

My Favorite ThingsJoey Alexander

Joey Alexander – My Favorite Things (In Studio Performance)
My Favorite ThingsJoey Alexander

ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の劇中歌としてあまりに有名なこの曲。

ジャズの世界ではジョン・コルトレーンによるサックスでの名演がありますが、淡々と語りかけるようでありながら、徐々に盛り上がる曲調はピアノでの演奏にも非常にマッチしています。

Looking UpMICHEL PETRUCCIANI

先天性の難病と闘い、1999年に36歳で他界したフランスのピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニ。

この『ルッキング・アップ』は彼の代表曲ですが、彼の楽曲からはその闘病のつらさを感じさせない前向きさ、精神的な強さが伝わってきます。

タイトルの通り、青い空を見上げたときのような清々しさを感じる一曲です。

Moon RiverVince Guaraldi

言わずと知れた名作映画、オードリー・ヘプバーン主演『ティファニーで朝食を』。

その劇中で彼女が歌った『ムーン・リバー』は多くの歌手にカバーされましたが、ジャズの世界でも多く演奏されています。

ボーカル曲として演奏されることが多いですが、ピアノによるバラード演奏にも素晴らしいものがあります。

Tea Time大西順子

JUNKO ONISHI TRIO Plays ~Tea Time1~ (大西順子トリオ)
Tea Time大西順子

2016年、休養からの復帰作のタイトルチューンです。

大西順子といえば男勝りなプレイが特徴です。

この曲でも大いにそれが発揮され、明るく力強い印象を持ちます。

このアルバムは菊地成孔プロデュースによるものですが、冒険心にあふれたおもしろい作品となっています。

Speak LowWalter Bishop Jr.

1961年録音『Speak Low』のオープニングを飾る曲です。

彼のピアノは暖かくてぬくもりがあります。

ウォルター・ビショップJr.といえば「Speak Low」か「On Dolphin Street」が名演で知られています。

数々のプレイヤーが取り上げるこの曲ですが、私は彼の演奏がイチ押しです。

時に軽快に、時に優雅に極上のプレイが繰り広げられます。

リズム隊とのコンビネーションも抜群ですね。

夜ゆっくりひと息つきたい時のBGMにおすすめします。

Night and DayArt Tatum & Ben Webster

1948年録音のこの曲ですが、アート・テイタムの超絶テクニックが堪能できる一曲です。

テイタムは幼少時からの視力障害がありましたが、それをものともせずハイクオリティのピアノプレイヤーと成長を遂げました。

ジャズ界には天才と称されるアーティストが時おり登場しますが、彼もその一人です。

ジャズ界のみならずホロビッツなど、クラシック界の重鎮も激賞していたとか。

こういうタイプは異例でしょうね。

ベン・ウェブスターのサックスもおおらかでゆったりとしたプレイで、この2人の「Night and Day」は至高です。