ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ
ジャズには多くの名曲が存在しますが、今回はその中でもピアノに着目した名曲をご紹介します。
ソロピアノやピアノトリオ等、少人数編成によってピアニストの個性が発揮されるのがピアノジャズの最大の魅力です。
有名なスタンダード曲だけでなく、ジャズピアニストによるオリジナル曲もチョイスしています。
しっとりしているだけじゃない、躍動感あふれるピアノジャズの魅力を存分に味わっていただけるセレクションです。
ぜひお気に入りを見つけてくださいね!
ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ(76〜80)
When You Wish Upon A StarKenny Drew

ディズニー映画の楽曲として非常に有名な、ピノキオの『When You Wish Upon A Star』。
『星に願いを』のタイトルでも知られる原曲のロマンチックさはそのままに、モダンジャズにアレンジされています。
そっと寄り添うようなドラムとベースに支えられ、軽やかに鍵盤を転がるピアノは星のきらめく様子に思えませんか?
Line UpLennie Tristano

1997年にリリースされた傑作と称された、自身の名前を冠したレニー・トリスターノのスタジオアルバム「Tristano」。
このアルバムの1曲目のトラックで、始まりを感じさせる雰囲気がステキですね。
この美しいリズムは即興演奏において素晴らしく高いクオリティで、叙情的でスウィングなハーモニーがとくに聴き応えのあるポイントです!
Like Someone In LovePaul Bley

1953年録音『Intruducing Paul Bley』収録。
スタンダードナンバーとしておなじみの曲ですが、ポール・ブレイが弾くとテイストが随分違います。
大胆なアレンジです。
この曲ってこんなだったかなあ?と思ってしまいます。
ドラムにアート・ブレイキー、ベースにチャールズ・ミンガスを迎えたトリオ。
ピタリ、息も合っています。
Woody’n YouBarry Harris

多くの名曲を残したジャズトランペット奏者、ディジー・ガレスピーによる楽曲のひとつがこの曲です。
こちらのバリー・ハリスによる演奏では、ラテンのリズムと4ビートを行き来するような小気味のよいアレンジが施されており、聴きごたえがあります。
名曲への敬意を示しつつ、ジャズという音楽の自由度の高さを感じさせる演奏ですね。
Dat DereBobby Timmons

ジャズピアノ奏者としてだけでなく、優れた作曲家としても知られるボビー・ティモンズ。
アート・ブレイキーに提供した「モーニン」が一番有名でしょうが、この「ダット・デア」も同じくアート・ブレイキーのバンドのレパートリーのひとつです。
王道のフレーズがこれでもかと繰り出される、まさにハードバップを体現する一曲に仕上がっています。