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【2025】ジャズピアノの名曲。定番曲から近年の人気曲まで紹介

ピアノが主役のジャズピアノは、特に日本では昔から根強い人気がありますよね。

往年のジャズピアニストたちの名演によるスタンダードナンバー、または彼ら自身が生み出したオリジナルの名曲は耳にする機会も多く、ジャズというジャンルを意識せずとも自然と親しんでいるものです。

こちらの記事ではそんなジャズピアノに注目して、スタンダードナンバーはもちろんオリジナルの名曲などをまとめて紹介しています。

こういうテーマは定番曲の強さが目立ってしまうものですが、本記事では2000年代以降にデビューしたピアニスト、ピアノトリオの人気曲も取り上げていますから初心者からジャズファンまで楽しめる記事となっていますよ!

【2025】ジャズピアノの名曲。定番曲から近年の人気曲まで紹介(71〜80)

BlueRondo À la TurkDave Brubeck

The Dave Brubeck Quartet – Blue Rondo à la Turk
BlueRondo À la TurkDave Brubeck

こちらの『BlueRondo À la Turk』は『テイク・ファイブ』のレコーディングで知られるデイブ・ブルーベックさんが、トルコのストリートミュージシャンが演奏する曲のリズムに触発されて作った曲です。

2 + 2 + 2 + 3というリズムパターンとそれに続く3 + 3 + 3というリズムパターンで作られています。

ジャズというよりは民族音楽やクラシックの要素も感じるような曲は興味深いですね。

デイブ・ブルーベックさんはほかにも変拍子の曲を手掛けているので、聴き比べると楽しめると思います。

It’s A Lovely Day TodayElmo Hope

この曲は、ジャズのスタンダードナンバーをたくさん書いたアーヴィング・バーリンの作詞、作曲で、1950年のミュージカル「Call Me Madame」のために作られました。

演奏しているはエルモ・ホープで、ビバップ様式のピアニスト。

ソニー・ロリンズやクリフォード・ブラウン、ジャッキー・マクリーンのサイドマンとしても録音が残っています。

My WishHank Jones

パナソニックのCMに出演していたことから、ジャズ愛好家でない人にも知られている彼ですが、美しいハーモニーとソロ、優しく、時に力強い繊細なタッチがすばらしいピアニストです。

こちらの曲はジャズスタンダード曲としてあまり有名な曲ではありませんが、ハンク・ジョーンズのピアニストとしての魅力を余すところなく伝えているのではないでしょうか。

【2025】ジャズピアノの名曲。定番曲から近年の人気曲まで紹介(81〜90)

Joy SpringHarold Mabern

この曲は、ジャズトランペッターのクリフォード・ブラウンが 1954年に作った曲で、その年の春に生涯の伴侶となる女性と出会ったその喜びを表現したものだそうです。

たしかにウキウキとした気持ちがよく伝わる曲ですよね。

同じメロディーがどんどん転調していく、小気味のいい魅力的な作品です。

Senor BluesHorace Silver Quintet

ホレス・シルバーが得意とする、ファンキーな曲の中の1曲で、12/8のラテン色の強いマイナーブルースです。

五重奏によるオリジナル版は、1956年に録音されました。

エキゾチックなムードが漂うこの曲は、日本人でも好きな方が多いのではないでしょうか。

ハンク・モブレーとドナルド・バードというバップ時代を代表するフロント陣のソロも必聴です。

Delaunay’s DilemmaJohn Lewis

「The Modern Jazz Quartet」のリーダー格として知られているジョン・ルイスですが、彼はビバップに影響を受けながらも、その中でも端正かつユニークな音楽性を確立していきました。

あの有名なアルバム「DJANGO」ではこの曲のバンドバージョンを聴けますが、ピアノトリオのバージョンも小粋ですてきです。

Looking UpMICHEL PETRUCCIANI

先天性の難病と闘い、1999年に36歳で他界したフランスのピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニ。

この『ルッキング・アップ』は彼の代表曲ですが、彼の楽曲からはその闘病のつらさを感じさせない前向きさ、精神的な強さが伝わってきます。

タイトルの通り、青い空を見上げたときのような清々しさを感じる一曲です。