ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ
ジャズには多くの名曲が存在しますが、今回はその中でもピアノに着目した名曲をご紹介します。
ソロピアノやピアノトリオ等、少人数編成によってピアニストの個性が発揮されるのがピアノジャズの最大の魅力です。
有名なスタンダード曲だけでなく、ジャズピアニストによるオリジナル曲もチョイスしています。
しっとりしているだけじゃない、躍動感あふれるピアノジャズの魅力を存分に味わっていただけるセレクションです。
ぜひお気に入りを見つけてくださいね!
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ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ(81〜90)
Blue in GreenEliane Elias

ブラジル出身のイリアーヌは、80年代ジャズグループ・ステップスアヘッドでピーター・アスキンやマイク・マイニエリと活躍します。
Blue in Greenはマイルス・デイヴィス「Kind of Blue」でのビル・エヴァンスの名演が有名ですね。
イリアーヌの演奏はその世界を柔らかなタッチで広げて見せます。
ハスキーボイスのボーカルナンバーもとても素敵ですよ。
Blue BossaRay Bryant

1992年録音レイ・ブライアント60歳の記念アルバムより。
とても端正で美しいプレイです。
彼の演奏には知性とエレガンスを感じます。
「Autumun Leaves」はタッチも強く、グルービンで男性的な印象を持ちます。
どのナンバーも自由で堂々としていて、聴きやすいのが人気の理由でしょう。
身構えずに聴ける、気楽さが魅力です。
Fly Me To The MoonBart Howard

ジャズのスタンダードナンバーとして知られる『Fly Me To The Moon』は、フランク・シナトラさんのボーカルバージョンやジャズアーティストたちによるインストゥルメンタルのカバーなどさまざまなアレンジで演奏され続けている名曲です。
『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマ曲としても起用され、エヴァをきっかけでこの曲を知ったという世代の方も多いでしょう。
コード進行自体も複雑なものではなくほぼ繰り返しのため、初心者にもおすすめの楽曲と言えそうです。
実際にこの曲のメロディとコードをピアノで弾いてみると分かるのですが、実におしゃれな響きを持った楽曲なのですよね。
このおしゃれ具合の秘密は、全編を通して慣らされるセブンスコードの響きでしょう。
右手でメロディ、左手でコードを押さえるという基本だけでもそのおしゃれ具合は楽しめますから、初心者でもおしゃれなピアノを弾いてみたい、ジャズ的な曲を弾いてみたいという方はぜひ挑戦してみてほしいですね!
Lullaby of BirdlandGeorge Shearing

イギリスのジャズ・ピアニストのGeorge Shearingによって、ニューヨークのジャズ・クラブ”Birdland”への賛辞として1952年に制作されたトラック。
The Muppetsの1977年のトラック「Mahna Mahna」は、このトラックからインスパイアされています。
恋とは何でしょうGlenn Close

コール・ポーターがミュージカル『ウェイク・アップ・アンド・ドリーム』のために作曲された。
グレン・ローズ・ピアノ・トリオの演奏。
最初はフレーズに少し間を取りながら進行し、その後軽快なスイングに移っていきます。
I Hear A RhapsodyChick Corea

1984年『Trio Music live in Europe』収録。
スキのない演奏を聴かせますね。
チック・コリアはインテリな、硬質な音楽性を持つミュージシャンだと印象を持つ方は多いはず。
ジャズをあまり聴いていない方には、ライブはとっつきにくい印象を与えるかもしれません。
ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ(91〜100)
Tales (8 Whisps)Cecil Taylor

1960年代、従来のジャズの様式を否定し、自由度の高い演奏で人気となったジャンルがフリージャズです。
そのフリージャズを代表するピアニストの一人がセシル・テイラー。
クラシックの素養を持ちながら、パーカッションにも例えられる独特な演奏スタイルを武器に多くの作品を残した彼のテクニックは、この「Tales (8 Whisps)」でもフルに発揮されています。
おわりに
ピアノに着目してジャズの名曲をご紹介しました。
ピアノジャズというというと、穏やかでBGM的なイメージもありますが、ピアニストの個性が強く発揮されるジャンルでもあり、いろいろな楽しみ方ができます。
同じ曲でも演奏者が違えば全く別物になるのがジャズの魅力の一つ。
お気に入りの一曲が見つかれば幸いです。