ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ
ジャズには多くの名曲が存在しますが、今回はその中でもピアノに着目した名曲をご紹介します。
ソロピアノやピアノトリオ等、少人数編成によってピアニストの個性が発揮されるのがピアノジャズの最大の魅力です。
有名なスタンダード曲だけでなく、ジャズピアニストによるオリジナル曲もチョイスしています。
しっとりしているだけじゃない、躍動感あふれるピアノジャズの魅力を存分に味わっていただけるセレクションです。
ぜひお気に入りを見つけてくださいね!
ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ(81〜85)
Blue in GreenEliane Elias

ブラジル出身のイリアーヌは、80年代ジャズグループ・ステップスアヘッドでピーター・アスキンやマイク・マイニエリと活躍します。
Blue in Greenはマイルス・デイヴィス「Kind of Blue」でのビル・エヴァンスの名演が有名ですね。
イリアーヌの演奏はその世界を柔らかなタッチで広げて見せます。
ハスキーボイスのボーカルナンバーもとても素敵ですよ。
My Favorite ThingsJoey Alexander

ミュージカル『サウンド・オブ・ミュージック』の劇中歌としてあまりに有名なこの曲。
ジャズの世界ではジョン・コルトレーンによるサックスでの名演がありますが、淡々と語りかけるようでありながら、徐々に盛り上がる曲調はピアノでの演奏にも非常にマッチしています。
Looking UpMICHEL PETRUCCIANI

先天性の難病と闘い、1999年に36歳で他界したフランスのピアニスト、ミシェル・ペトルチアーニ。
この『ルッキング・アップ』は彼の代表曲ですが、彼の楽曲からはその闘病のつらさを感じさせない前向きさ、精神的な強さが伝わってきます。
タイトルの通り、青い空を見上げたときのような清々しさを感じる一曲です。
Moon RiverVince Guaraldi

言わずと知れた名作映画、オードリー・ヘプバーン主演『ティファニーで朝食を』。
その劇中で彼女が歌った『ムーン・リバー』は多くの歌手にカバーされましたが、ジャズの世界でも多く演奏されています。
ボーカル曲として演奏されることが多いですが、ピアノによるバラード演奏にも素晴らしいものがあります。
Tea Time大西順子

2016年、休養からの復帰作のタイトルチューンです。
大西順子といえば男勝りなプレイが特徴です。
この曲でも大いにそれが発揮され、明るく力強い印象を持ちます。
このアルバムは菊地成孔プロデュースによるものですが、冒険心にあふれたおもしろい作品となっています。