【2025】ジャズピアノの名曲。定番曲から近年の人気曲まで紹介
ピアノが主役のジャズピアノは、特に日本では昔から根強い人気がありますよね。
往年のジャズピアニストたちの名演によるスタンダードナンバー、または彼ら自身が生み出したオリジナルの名曲は耳にする機会も多く、ジャズというジャンルを意識せずとも自然と親しんでいるものです。
こちらの記事ではそんなジャズピアノに注目して、スタンダードナンバーはもちろんオリジナルの名曲などをまとめて紹介しています。
こういうテーマは定番曲の強さが目立ってしまうものですが、本記事では2000年代以降にデビューしたピアニスト、ピアノトリオの人気曲も取り上げていますから初心者からジャズファンまで楽しめる記事となっていますよ!
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【2025】ジャズピアノの名曲。定番曲から近年の人気曲まで紹介(11〜20)
CompassionVijay Iyer

数学や物理を学んだという理系のバックグラウンドを持つ異色のピアニスト、ヴィジェイ・アイヤーさん。
ハーバード大学で教鞭をとるほどの知性が、その緻密で独創的な音楽を支えています。
ご紹介するのは、2024年2月リリースのアルバム『Compassion』の冒頭を飾る表題曲。
静寂を破る鐘のようなピアノの響きから始まり、ベースとドラムがそっと寄り添うように加わっていく、まるで祈りのような一曲です。
本作には、困難な時代における「共感」という深いテーマが込められているのですね。
国際的にも評価が高く、『The Guardian』誌で月間ベストに選ばれたというのも納得のクオリティです。
心を落ち着けたい静かな夜、じっくりと音の対話に耳を澄ませてみてはいかがですか。
Georgia On My MindOscar Peterson

ジャズのスタンダード・ナンバーであると同時に、アメリカ合衆国・ジョージア州の州歌ともなっているこの曲。
日本のテレビCMなどで使われることもあり、ジャズに興味がない人でも聴き覚えがあるのではないでしょうか?
ゆったりとしたテンポの中にジャズ特有の表現が盛り込まれ、ジャズピアノの名曲としても聴きごたえがありますよ。
Blue BlocksJason Moran

ジャズを軸にヒップホップや舞台芸術まで取り込み、ジャンルの境界を軽やかに越えていくジェイソン・モランさん。
彼が率いるトリオ、The Bandwagonの結成10周年を記念して2010年6月に世に出た名盤『Ten』の冒頭を飾る作品です。
静寂の中にピアノの音がぽつりと灯るようなイントロから、ベースとドラムが繊細に絡み合い、まるで音で空間をデザインしていくような感覚に引き込まれます。
フィラデルフィア美術館の依頼で制作されたという背景もあってか、アート作品のように知的なたたずまいが魅力ですね。
トリオの一体感が織りなす、静けさの中にも緊張感をはらんだアンサンブルは、これぞ現代ジャズの粋。
物思いにふける静かな夜に、じっくりと味わってみてはいかがですか。
Days Of Wine And RosesMcCoy Tyner

『酒とバラの日々』という邦題でも知られるこちらは、もともと々は同名の映画のテーマ曲でした。
多くのジャズミュージシャンが取り上げる名曲であり、さまざまなバンド編成で演奏されていますが、オスカー・ピーターソンさんやマッコイ・タイナーさんがピアノトリオ編成のレパートリーとし、ジャズスタンダードとしての魅力を広く伝えました。
Round MidnightThelonious Monk

独特の演奏スタイルとキャラクターを持つ、個性的なピアニスト、セロニアス・モンクさん。
彼が作曲したこちらの曲は、彼が作った曲の中では比較的正統派で美しいタイプの曲です。
1986年にはアメリカとフランスの合作による、同タイトルの映画が作られるなど、有名なジャズ・スタンダードとしてたくさんのアーティストに愛され続けています。
モンクさん本人の演奏のほか、トランペット奏者のマイルス・デイビスさんのバージョンもよく知られています。
聴き比べをしても楽しめると思いますよ!
I Cover The WaterfrontArt Tatum

ビリー・ホリディさんが歌ったことでも知られる、こちらの『I Cover The Waterfront』。
二葉百合子さんの名曲『岸壁の母』のような、「戦争から帰ってくる誰かを波止場にたたずんで待つ」といった内容が印象的な作品です。
作詞作曲は有名なジャズ・スタンダードナンバー『Body & Soul』を書いた、ジョニー・グリーンさんとエドワード・ヘイマンさんのコンビによって手がけられました。
独奏を得意とするアート・テイタムさんの美しいピアノ演奏を聴きたい方にオススメの1曲です!
【2025】ジャズピアノの名曲。定番曲から近年の人気曲まで紹介(21〜30)
Opus de FunkHorace Silver

ハードバップの礎を築いたホレス・シルヴァーさんによる、ファンキーなピアノがたまらない名曲です。
ブルースやゴスペルの熱気をたっぷりと含んだグルーヴは、まさにジャズの「粋」としか言いようがないかっこよさなのですね。
タイトルに込められた当時の「ファンク」という言葉は「土の匂い」や「ブルースの体温」を意味していたそうで、その言葉どおり人間味あふれる躍動感が伝わってきます。
この楽曲は1953年11月にアート・ブレイキーさんらとのトリオで録音された演奏で、名盤『Horace Silver Trio Vol. 2 / Art Blakey–Sabu』で聴くことができます。
指が自然に鳴るようなビートとコール&レスポンス風のキャッチーなメロディは、ジャズの楽しさが凝縮されたかのよう。
気分を上げてくれる本作は、心が躍るピアノを聴きたい時にぴったりの一曲と言えそうです。






