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ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ

ジャズには多くの名曲が存在しますが、今回はその中でもピアノに着目した名曲をご紹介します。

ソロピアノやピアノトリオ等、少人数編成によってピアニストの個性が発揮されるのがピアノジャズの最大の魅力です。

有名なスタンダード曲だけでなく、ジャズピアニストによるオリジナル曲もチョイスしています。

しっとりしているだけじゃない、躍動感あふれるピアノジャズの魅力を存分に味わっていただけるセレクションです。

ぜひお気に入りを見つけてくださいね!

ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ(11〜20)

Maiden VoyageHerbie Hancock

Maiden Voyage (Remastered 1999/Rudy Van Gelder Edition)
Maiden VoyageHerbie Hancock

常に新しい切り口のジャズを追求しているピアニスト、ハービーハンコックさん。

彼が1965年にリリースした、アルバムのタイトルであるこちら『Maiden Voyage』は、海に関するタイトルの曲を集めたコンセプトアルバムとして有名です。

この曲はタイトル通り、新しく海に進んでいくように、モードの手法とリズムパターンの上で曲が進んでいくような作りに仕上げられています。

新しいジャズ・スタンダードの作曲の模範となったのではないでしょうか。

BlueRondo À la TurkDave Brubeck

The Dave Brubeck Quartet – Blue Rondo à la Turk
BlueRondo À la TurkDave Brubeck

こちらの『BlueRondo À la Turk』は『テイク・ファイブ』のレコーディングで知られるデイブ・ブルーベックさんが、トルコのストリートミュージシャンが演奏する曲のリズムに触発されて作った曲です。

2 + 2 + 2 + 3というリズムパターンとそれに続く3 + 3 + 3というリズムパターンで作られています。

ジャズというよりは民族音楽やクラシックの要素も感じるような曲は興味深いですね。

デイブ・ブルーベックさんはほかにも変拍子の曲を手掛けているので、聴き比べると楽しめると思います。

C jam BluesRed Garland Trio

ピアニストで、バンドリーダーだったデューク・エリントンさんが作曲したブルース進行を用いた曲、『C jam Blues』。

なんと2つの音しか使われていないテーマを持つ珍しい曲です。

バックのコードが変わっていくことでその2つだけの音が違った表情を見せるところが非常に印象的です。

そんなこの曲を元ボクサーという異色の経歴を持つレッド・ガーランドさんがスインギーに演奏しています。

彼が得意とするブロック・コードのソロを十分に楽しめる1曲です。

Take the A TrainDuke Ellington

ハーレム行きのニューヨークの地下鉄の路線についてビリー・ストレイホーンさんが書いたこちらの『Take the A Train』。

1941年にデューク・エリントンが楽団の演奏するレコードが大ヒットしました。

親しみやすいお決まりのイントロとエンディングも楽しいスタンダード・ナンバーで、ビッグ・バンドだけでなく、歌詞付きの曲としてや、セッションの曲としてもよく使われます。

日本でも映画「スウィングガールズ」で、最初に練習する曲として登場しましたよね。

Autumn LeavesEddie Higgins

ピアノに限らず、ジャズにおける大定番の人気曲『枯葉』。

リスナーにとってもプレイヤーにとっても耳にすることの多い曲ですが、それだけにシンプルな編成のピアノトリオで聴くと、この曲の懐の深さがダイレクトに伝わってきます。

演奏するプレイヤーによってさまざまに表情を変える名曲です。

Makin’ WhoopeeEarl Hines

歌詞付きの曲としても、よく演奏されるこちらのスタンダードナンバーをアール・ハインズさんが軽快なテンポでスインギーに演奏した、こちらの『Makin’ Whoopee』。

彼は現代のジャズピアノの礎を作った一人といわれ、バド・パウエルさんやハービー・ハンコックさんにも影響を与えたと言われています。

この曲はシンプルなコード進行をもち、歌詞は結婚とその後を面白おかしい様子を描いています。

もっとゆっくりしたテンポで演奏されることも多い曲です。

ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ(21〜30)

Cleopatra’s DreamBud Powell

ジャズピアニスト、バド・パウエルの代表曲『クレオパトラの夢』。

この曲を取り上げるミュージシャンは多いですが、バド・パウエルのテクニック、そして鬼気迫る演奏と合わせて語られることが多く、やはり1958年録音のアルバム『ザ・シーン・チェンジズ』の1曲目を飾るバド自身による演奏が名演と言えるでしょう。