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ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ

ジャズには多くの名曲が存在しますが、今回はその中でもピアノに着目した名曲をご紹介します。

ソロピアノやピアノトリオ等、少人数編成によってピアニストの個性が発揮されるのがピアノジャズの最大の魅力です。

有名なスタンダード曲だけでなく、ジャズピアニストによるオリジナル曲もチョイスしています。

しっとりしているだけじゃない、躍動感あふれるピアノジャズの魅力を存分に味わっていただけるセレクションです。

ぜひお気に入りを見つけてくださいね!

ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ(31〜40)

Fly With the WindMcCoy Tyner

McCoy Tyner – Fly With the Wind – [Fly With the Wind] 1976
Fly With the WindMcCoy Tyner

ジャズの歴史に残る名ピアニスト、マッコイ・タイナーさんは1950年代から音楽活動を始めて以来、2020年に81歳で亡くなるまで長きに渡ってシーンをリードし続けた偉大なミュージシャンです。

『BLUE GIANT』の中では主人公の宮本大と凄腕のピアニストである沢辺雪祈の練習時に初心者であるドラマー、玉田が参加した際に演奏した曲がマッコイさんが1976年にリリースした名盤『Fly With The Wind』の表題曲なのですね。

初心者にしていきなり8分を超える長尺曲、しかもオリジナルのドラムを担当しているのはあの超テクニカルなプレイヤーのビリー・コブハムさんというのがすごい。

ちなみに原曲はサックスではなくフルートで、ストリングスも加わった流麗かつ豪華なアンサンブルが特徴です!

Take FiveMichel Camilo

デイヴ・ブルーベックのレパートリーとして有名な『テイク・ファイヴ』。

5拍子という特異なリズムで語られることが多いですが、そのようなリズムでありながらもすぐに覚えてしまえるような印象的なメロディも大きな魅力のひとつです。

有名なバージョンはポール・デズモンドのサックスがテーマを演奏していますが、ソロピアノで聴くとコロコロとしたバッキングの雰囲気がより強調されますね。

My Funny ValentineBill Evans

哀愁溢れるメロディが心に刺さる名曲、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』。

ボーカルやトランペットによる、語りかけるようにメロディを紡ぐアプローチの名演が多い楽曲ですが、ピアノでの演奏としてはビル・エヴァンスのバージョンを推したいところ。

タッチの強弱で巧みな押し引きを見せる表現はさすがです。

CaravanErroll Garner

ジャズビッグバンド、デューク・エリントン楽団のレパートリーとして知られる一曲。

アフロ・キューバンと呼ばれる、キューバ音楽のリズムを導入した楽曲で、ベンチャーズがギターで演奏しているバージョンも有名ですね。

ピアノで弾くと、これまた違ったファンキーな一面を見せてくれます。

ラウンド・ミッドナイトHank Jones

ジャズ・ピアニスト、セロニアス・モンクのスロー・バラード。

今は真夜中、どうしようもない悩みと不安が頭から離れない。

演奏がそれと重なるようにピアノは深く静かにゆっくりと流れます。

それでいてモダンで魅力的な雰囲気もただよっています。

ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ(41〜50)

SummertimeGene Harris

Ray Brown Trio – Summertime (2/6)
SummertimeGene Harris

ジョージ・ガーシュウィンが、オペラ『ポーギーとベス』のために作曲した楽曲です。

現在はジャズスタンダードとして知られており、多くのミュージシャンによって演奏されています。

はかない雰囲気のメロディはピアノとぴったりで、その魅力がさらに増していますね。

CherokeeBud Powell

バド・パウエルの入魂の一曲ですね。

1946年録音「JAZZ GIANT」収録です。

精神に異常をきたしたり、数奇な運命をたどるバド・パウエルですが、その存在はジャズ界の至宝であることはまちがいありません。

この曲はのっけからパワフルなプレイが魅力的です。

ダイナミックに弾いているけれどロマンティックなムードも忘れない、素晴らしい仕上がりになっています。

気持ちが陽性の方へ導かれますね。

彼の放つサウンドはどこまでも明るくて、綺麗です。