ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ
ジャズには多くの名曲が存在しますが、今回はその中でもピアノに着目した名曲をご紹介します。
ソロピアノやピアノトリオ等、少人数編成によってピアニストの個性が発揮されるのがピアノジャズの最大の魅力です。
有名なスタンダード曲だけでなく、ジャズピアニストによるオリジナル曲もチョイスしています。
しっとりしているだけじゃない、躍動感あふれるピアノジャズの魅力を存分に味わっていただけるセレクションです。
ぜひお気に入りを見つけてくださいね!
ジャズピアノの名曲。世界の名ピアニストによるオススメのピアノジャズ(26〜30)
Spartacs Love Theme-NardisBill Evans

映画『スパルタカス』のテーマ曲ですが多くのアーティストに取り上げられています。
ビル・エヴァンスのソロプレイによる演奏です。
リズムのとり方が神がかっているな、と思います。
68年「What’s New」でも演っていますが、これはジェレミー・スタイグの個性的なフルートとの共演作です。
スタイグの熱い演奏に影のように静かな余韻を残すプレイをしているのが印象的です。
Softly As In A Morning SunriseWynton Kelly

ジャズセッションで演奏されることも多い定番曲のひとつ、『朝日のようにさわやかに』という邦題でも知られるこちら。
比較的シンプルなコード進行の上で、どのようにソロを展開するかがまさにソリストの腕の見せ所であり、演奏するピアニストごとにさまざまな表情を見せてくれる楽曲です。
ファンタジスタMarc Van Roon

ヨーロピアンジャズトリオのピアニスト、マーク・ヴァン・ローンのオリジナル曲。
オランダのアムステルダムでの演奏。
午後のティータイム、感じの良いルーム。
観客のリラックスした雰囲気がその場にいるような感覚にさせます。
My Funny ValentineBill Evans

哀愁溢れるメロディが心に刺さる名曲、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』。
ボーカルやトランペットによる、語りかけるようにメロディを紡ぐアプローチの名演が多い楽曲ですが、ピアノでの演奏としてはビル・エヴァンスのバージョンを推したいところ。
タッチの強弱で巧みな押し引きを見せる表現はさすがです。
Take FiveMichel Camilo

デイヴ・ブルーベックのレパートリーとして有名な『テイク・ファイヴ』。
5拍子という特異なリズムで語られることが多いですが、そのようなリズムでありながらもすぐに覚えてしまえるような印象的なメロディも大きな魅力のひとつです。
有名なバージョンはポール・デズモンドのサックスがテーマを演奏していますが、ソロピアノで聴くとコロコロとしたバッキングの雰囲気がより強調されますね。