【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(701〜710)
One MeKey Glock

現代ヒップホップシーンにおける重要なエリアであるテネシー州メンフィスを拠点として勢力を拡大するも、2021年に凶弾に倒れたラッパー、ヤング・ドルフさん。
その従兄弟にして盟友のキー・グロックさんがドルフさんの遺志を継ぐように急速に人気を集めていますが、そんなグロックさんが新曲「One Me」を2023年10月にドロップしています。
MV公開1週間足らずでYouTubeでの動画再生回数は200万回を超えており、その注目度がうかがえますよね。
2分程度の曲ながらタイプの違う2つのビートを用いてシームレスにつなげる手腕、抑制を利かせた語り口が実にクールでかっこいいですよ。
DREAMS I SEEKid Cudi

カニエ・ウェストさんに見出され、独自のスタイルでヒップホップ界に新たな風を吹かせたキッド・カディさん。
紆余曲折ありながらも現在は俳優業やアニメーションなどさまざまな分野で活躍するカディさんですが、SFコミックシリーズ『ムーンマン』も手掛けており、2024年7月に公開された新曲『DREAMS I SEE』もそのシリーズの世界とリンクした楽曲となっていますよ。
カディさんらしいメロディアスな仕上がりとなっており、興味のある方はぜひコミックとともに楽しんでほしいですね。
RobberiesKing Von

アーティストが亡くなった後に、生前録音されリリースはされなかった作品が次々と発表されるのは、よくある話。
こちらの楽曲『Robberies』は、2020年に事件に巻き込まれて26歳の若さでこの世を去ったキング・ヴォンさんの楽曲。
シカゴ出身で、いわゆるドリルと呼ばれる音楽ジャンルの代表的な存在としても知られていたキング・ヴォンさんですが、2023年の6月に通算3枚目のアルバム『Grandson the Album』が発表されており、そのリードトラックとして発表されたのが『Robberies』なのですね。
シリアスなドリル的なトラックと切迫したラップは、負の連鎖を感じさせるMVも含めて彼の人生がどのようなものだったのかを想像させる作品となっていますよ。
ShampooKodak Black

フロリダ出身のコダック・ブラックさんが、2024年2月23日に最新曲『Shampoo』をリリースしました。
本作は典型的なフレックスの作品で、これまでの栄光や女性関係、収入などの自慢がいたるところにちりばめられています。
そんな本作のタイトルでもあるシャンプーというワードは一種のスラングです。
彼の活躍に興味を示すリスナーをびしょ濡れのメス犬に例えているため、恐らくシャンプーはそんな我々ヘッズに対する「意志表示」なのではないかと思います。
ビーフが絡まない彼のリリックはソースが乏しいため、真意のほどは定かではありませんが、今後も豪華なフレックスを私たちに届けてくれるでしょう。
Live ForeverLancey Foux

オンラインを通じて人気を得たロンドン出身のラッパー兼シンガーソングライター、ランシー・フーさん。
野心的かつ実験的なスタイルを特徴とする彼の音楽は、同業者からの支持も厚く多くのファンが存在しているのですね。
そんな彼が2024年3月に発表した新曲『Live Forever』は、ヘヴィなベースラインとブレイクビーツ風のトラックが実にクール。
イギリスでこの曲名であればオアシスの名曲を思わず思い出す方も多いかもしれませんが、こちらの『Live Forever』も要チェックですよ!
Put It On Da Floor Again (feat. Cardi B)Latto

ラッパーのクイーン・ラティファさんとジャーメイン・デュプリさんが手がけるリアリティ番組『The Rap Game』において、10代で優勝を果たした実力派の女性ラッパー、ラトーさん。
2016年にミックステープ『Miss Mulatto』でデビューした彼女は、その後ヒップホップ界を中心に人気が上昇していきました。
彼女が2023年にリリースした『Put It On Da Floor Again (feat. Cardi B)』は、同じく女性ラッパーのカーディ・Bさんをフィーチャーしていて、パンチ力のある2人のコンビネーションが織りなすフローは、聴いているだけでノリノリになっちゃいますよ!
Sad SongsLil Durk

ギャングスタとしてのハードなバックグラウンドを持つシカゴ出身のラッパーとして、いわゆる「シカゴドリル」と呼ばれるジャンルの中でメロディックな要素を持ち込んだパイオニア的な存在のリル・ダークさん。
アルバムをリリースすれば確実にヒットする人気者のダークさんですが、2023年の5月に発表された通算8枚目のアルバム『Almost Healed』はそんな彼の内省的なスタイルを全面に押し出した作風で、痛みや弱さを歌ったリリックが非常に印象的な作品となっています。
そんな『Almost Healed』の収録曲『Sad Songs』は叙情的なピアノの音色とギター、トラップビートがとても物悲しい雰囲気を演出しており、オートチューンを使ったダークさんらしいメロディアスなラップで歌われるリリックは愛する者への謝罪のような内容なのですね。
ぜひ歌詞を和訳して、ダークさんの心の痛みに触れてみてください。