【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(141〜150)
I Don’t Care…LUCKI & Lil Yachty

シカゴ出身で、クラウドラップと呼ばれる独自のスタイルを築き上げたラッパー、ラッキーさん。
その内省的で感情豊かなリリックと浮遊感のあるサウンドで、アンダーグラウンドシーンから絶大な支持を集めています。
そんな彼の作品が、アトランタの人気者リル・ヨッティさんとの一曲。
2021年以来のタッグとなる本作は、ラッキーさんのメランコリックなビートとリル・ヨッティさんのユニークなフロウが見事にマッチしています。
すべてを達観したようなクールな態度と物憂げなバイブスが印象的で、1人でチルしたい夜に聴くのにもオススメです。
この作品は、近く公開が期待されるアルバム『DRGS R BAD*』からの一曲です。
BiggerDave Blunts

ユタ州出身のラッパー、デイヴ・ブラントさん。
2024年後半にTikTok起点で急速に注目を浴び、Lil Yachtyさんからの支持も得た彼ですが、健康問題や物議を醸す発言でメディアを賑わせてきました。
そんな彼の新曲が2025年10月にリリースされたシングル曲。
ドラマティックなトラップ・ビートに乗せて、50 CentさんやSummrsさんといった同業者への挑発的なディスを織り交ぜた直接的な内容となっています。
自己顕示と応酬を煽るパンチラインが前景化する構成は、SNSでの話題化を狙った彼らしい戦略。
健康改善に取り組みながらも攻撃的なスタンスを崩さない姿勢が、賛否を巻き起こしながらも彼の存在感を際立たせています。
露悪的でありながらエネルギーに溢れた本作は、USラップの最前線で話題を追いかけたい方におすすめですよ。
LOD FreestyleDesiigner

2016年に『Panda』で全米1位を記録し、カニエ・ウェストさんとの共演でも話題を集めたブルックリン出身のラッパー、デザイナーさん。
トラップを基盤にした爆発的なアドリブと低音ボイスで知られる彼が、2025年10月に自主レーベルLOD Entertainmentから放った作品が本作です。
タイトルは2018年のEP『L.O.D.(Life of Desiigner)』を参照しており、メジャー時代から独立後までの軌跡を貫く物語性を帯びています。
プロデューサーにドミンゴさんを迎え、90年代東海岸の骨太なドラムブレイクを基調とした硬質なビートの上で、地元ブルックリンへの呼びかけや自己再定義を凝縮。
過剰なメロディや合いの手を抑え、バーとケイデンスで勝負する姿勢が鮮明で、トラップ以降の記号から古典的ラップへと舵を切る転換点として機能しています。
クラシックなニューヨークヒップホップの手触りを求める人には必聴の一曲ですね。
CenturyEsDeeKid

リヴァプール出身のラッパー、エスディーキッドさん。
スカウス訛りを活かした低音の語り口とUSトラップ、UKドリル、クラウドラップを融合させた独自の音像で2024年のデビュー以降UKアンダーグラウンドを席巻している新鋭です。
2025年10月にリリースされたこちらの楽曲は、わずか1分49秒という短尺ながら中毒性の高いフックと重厚なローエンドが印象的なドリル・トラック。
成功への渇望、仲間への忠誠、敵対者への挑発といったストリートの現実を訛りの強いデリバリーで畳みかけ、TikTokなどショートフォーム動画で瞬く間に拡散されました。
公開から数日で100万ストリームを突破した勢いそのままに、11月のUK公式チャートにも初登場を果たしています。
短く鋭い一撃で耳を掴む、現代のバイラル型ヒットの好例と言えますね。
All On MeLil Baby & G-Herbo

2025年10月にリリースされたこちらの楽曲は、アトランタのトラップとシカゴのドリルを代表する二人のラッパーによる、フックを持たない硬派なコラボレーション・トラックです。
111BPMに抑えられたテンポの上で、リル・ベイビーさんのメロディックなフロウとGヘルボさんの実直な語り口が交互に展開され、責任や喪失といったテーマが淡々と積み重ねられていきます。
プロデュースはJT BeatzさんとEgonさん、ミックスはQuality Controlのチーフ・エンジニアであるトーマス・ティリー・マンさんが担当しており、ボーカルの前景化と808の重心を両立させた音像が印象的です。
プレイリストやトレンドチャートでも好調な滑り出しを見せており、現代のヒップホップにおけるリリシズムの強度を確認したい方にこそ聴いてほしい1曲ですね。
Don’t Get Me Started (Remix) Ft Kwengface x Unknown TLil Slipz

ロンドン東部ホクストンを拠点に活動するUKドリル系ラッパー、リル・スリップズさん。
2020年代前半から地元密着の路上叙事と重低音のビート展開で注目を集めてきた若手です。
2025年11月にGRM Dailyから公開されたこちらのリミックスは、オリジナル版を2か月前に発表した後、ペッカム出身のクウェングフェイスさんとハックニー系の低音キング、アンノウン・ティーさんを迎えて再構築した意欲作。
3人の声質と韻の刻み方がくっきり住み分けられていて、フックの「火を付けるな」という挑発への返答が各バースで立体的に展開されています。
thomasbeatzとspawnbeatzによる滑るような808スライドとドライな空間処理も見事で、SNSでの短尺クリップ拡散にも最適な構造ですね。
地元への誇りと全国区への野心を両立させたい方にぜひ聴いてほしい1曲です。
Feet On LandMoneybagg Yo & G Herbo

メンフィスのマネーバッグ・ヨーさんとシカゴのG・ハーボさんが協働した楽曲は、2025年10月にリリースされた最新コラボレーション。
重心の低いトラップビートに乗せて、ラグジュアリーな暮らしと足元を固める覚悟が語られる内容です。
地に足をつけて成功を積み重ねてきた2人のリアルなストーリーが、エッジの効いたフロウで描かれています。
ミックスはケンドリック・ラマーの作品でも知られるミックスドバイアリさんが手がけ、低域の押しとボーカルの抜けが際立つ仕上がり。
ニューヨークの街や地下鉄を舞台にしたミュージックビデオも公開され、都市の夜景とネオンの輝きが印象的です。
南部と中西部のラップスタイルが交差する、ストリート直系のアンセムをぜひチェックしてみてください。






