【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(161〜170)
SMILE BODY PRETTY FACE (feat. Kodak Black & YG)Ty Dolla $ign

ソロアーティストとしての成功はもちろん、他のアーティストへの客演でも引っ張りだこのタイ・ダラー・サインさん。
ラップとR&B的な歌唱を融合させた心地よいスタイルは、多くのアーティストが彼の声を求めるのも納得なのですよね。
そんなサインさんが、カニエ・ウェストさんとのユニット¥$でアルバム『Vultures 1』をビルボード初登場1位に送り込んだ勢いそのままに、ソロ名義の先行シングルをリリースしました。
この楽曲は、メロウでバウンシーなウェストコースト・ビートが特徴です。
苦しい時代を支えてくれた女性への感謝と、その外見と内面の美しさをストレートに称賛するリリックが心に響きます。
コダック・ブラックさんとYGさんという個性的な客演陣との化学反応も聴きどころで、チルな時間にはもちろん、大切な人とのドライブにもばっちりはまってくれるでしょう。
RED CLOAKS (feat. Rich The Kid)Jaden

俳優としても広く知られ、音楽やファッションの世界でマルチな才能を発揮するジェイデンさん。
ラッパー、俳優、デザイナーと多彩な顔を持つ存在ですね。
そんな彼の楽曲が、リッチ・ザ・キッドさんを客演に迎えて2025年9月に公開された作品です。
この楽曲は、これまでの作風から一転し、ダークで攻撃的なトラップサウンドを全面に押し出しています。
富や名声をテーマにしながらも、その裏に潜む緊張感を表現したリリックと、不穏なビートが光る一曲です。
彼がクリエイティブ・ディレクターに就任したラグジュアリーブランドの象徴と本作のテーマが呼応しており、夜のドライブで聴きたくなるような没入感のある名曲となっていますよ。
Silver LiningLil Yachty, Sauce Walka

バブルガムトラップの第一人者として有名なリル・ヨッティさんと、ヒューストンで「drip」スラングを広めたソース・ウォーカーさんによるコラボ曲。
リル・ヨッティさんは2023年のアルバム『Let’s Start Here』で音楽性を大きく広げましたが、そんな彼がソース・ウォーカーさんと共演した作品がこちらです。
本作はドラムを抑えたソウルフルなビートが特徴で、逆境の中の希望という内省的なテーマを扱っています。
冷静で詩的なリル・ヨッティさんのラップと、自身の半生を語るようなソース・ウォーカーさんの熱いフロウの対比が魅力ですね。
2025年9月にシングルとして公開された本作は、じっくりとリリックを味わいたい夜に聴くのをおすすめします。
CHARLIETom MacDonald

政治的・社会的なメッセージを強く打ち出すことで知られる、カナダ出身のラッパー、トム・マクドナルドさん。
レコード会社と契約せずにヒットを飛ばしていることでも有名ですね。
こちらの楽曲は、2025年9月にユタ・バレー大学で起きた悲劇的な事件の犠牲者に捧げるため、事件直後に制作されたナンバー。
ミニマルなビートと哀悼の空気をまとったメロディが印象的で、歌詞では暴力の連鎖を断ち切るべきだという呼びかけと、故人の信念を受け継ぐという希望が歌われています。
社会的なテーマについて深く考えたい方や、心に訴えかける力強いヒップホップを聴きたい方にオススメの1曲です。
History (Ft. James Blake)Dave

UKラップの旗手として、社会派の歌詞と圧倒的なスキルで独自の存在感を放つデイヴさん。
2025年10月にリリースされたアルバム『The Boy Who Played the Harp』の冒頭を飾る楽曲では、ジェイムス・ブレイクさんをゲストに迎え、神意と運命をテーマに自身の使命を静かに問いかけます。
ミニマルなピアノとファルセットが織りなす透明感ある音像のなかで、成功を偶然ではなく天からの啓示として受け止める姿勢と、ストリートに根ざした倫理観が交錯する様子が印象的です。
本作は旧約聖書のダビデ王をモチーフにしたコンセプトアルバムの入口として、霊性とリアルな日常の境界線を行き来する語り口が光ります。
叙事詩的でありながら大衆性をしっかりと兼ね備えた仕上がりで、静謐で思索的な時間を求める方にぜひ味わっていただきたい1曲です。
scratch his face up BASQUIATEdward Skeletrix

ジョージア州アトランタを拠点に、ラップとビジュアルアートを横断するエドワード・スケレトリックスさん。
音楽産業そのものを批評的に扱うコンセプチュアルな作品群で知られ、エクスペリメンタル・ラップやレイジといったジャンルを自在に操るアーティストです。
2025年10月にドロップされたこの楽曲は、プロデューサーのキャヴィトナックとのコラボレーション作品。
タイトルにはニューヨークの伝説的アーティスト、バスキアの名が刻まれており、顔を引っ掻くという視覚的なメタファーと音の削りや歪みを重ね合わせた実験的なアプローチが光ります。
硬質な808とプラグ由来のミニマルなビートワークに、ディストーション処理を施したボーカルが絡む本作は、アートとストリートカルチャーの境界を揺さぶる挑発的な一曲です。
DIDDY BLUDLil Godd

バンクーバーを拠点に活動するラッパー、リル・ゴッドさん。
メタルやデスコアのバックグラウンドを持ち、トラップやクラウドラップにホラーやアニメ文化を融合させた独自のスタイルで注目を集めています。
2025年10月にリリースされた新曲は、TikTokやInstagram Reelsで拡散した「calculator」ミームと連動したバイラル志向の強い1曲。
ミニマルな808ベースとタイトなハイハットを軸に、英国スラング由来の「blud」を反復させるチャント的なフックが特徴で、ショート動画のループ再生を想定した瞬発力のある構成になっています。
数値ネタを織り込んだユーモラスなリリックは、意味内容よりもフレーズの使い回しやすさを重視しており、SNS時代の音楽消費スタイルに最適化された設計です。
セルフプロデュースによる2025年の連続シングル群の1つとして、ネット文化とヒップホップの交差点を体現する作品といえるでしょう。
通勤中やSNSを眺めながら気軽に楽しめる、現代的なトラップサウンドをお探しの方にぴったりです。






