RAG MusicHIPHOP-Rap
おすすめのヒップホップ・ラップ

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2026】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2026】(561〜570)

Super NintendoArmand Hammer & The Alchemist

ニューヨークを拠点に活動するヒップホップデュオ、アーマンド・ハマーとプロデューサーのザ・アルケミストさんによる共同制作第2弾となるアルバム『Mercy』が2025年11月にリリース予定となっています。

本稿で紹介している楽曲は同作からの先行シングルで、2025年10月にリリースされました。

16ビット風のシンセサイザーを駆使したレトロゲームを思わせる音像と、ビリー・ウッズさんとエルシッドさんによる抽象的で詩的なラップが交錯する独創的なサウンドが印象的ですね。

過去への郷愁と現代性が交差する本作は、アンダーグラウンドヒップホップの奥深さを体感したいリスナーにおすすめです。

STAY THE SAMETrippie Redd

Trippie Redd – STAY THE SAME (official music video)
STAY THE SAMETrippie Redd

オハイオ州カントン出身、1999年生まれのトリッピー・レッドさん。

2017年にリリースしたミックステープ『A Love Letter to You』収録の「Love Scars」で大きなブレイクを果たし、以降『Life’s a Trip』や『Trip at Knight』などのアルバムでBillboard 200チャートの上位に食い込む実力派ラッパーとして知られています。

2025年10月にリリースされた本作は、次作アルバム『NDA』からの先行シングル。

2017年頃の初期作品を彷彿とさせるメロディアスなラップと、大気感のあるトラップビートが織りなすサウンドは、成功を掴んでも変わらない自分自身への誓いを歌い上げています。

エモーショナルでありながらどこか陰影を帯びた本作は、ヘッズの方なら間違いなく心に響く1曲です。

TEST?!detahjae

2001年生まれでラッパー、シンガー、プロデューサーとしてヒップホップやネオソウル、実験的な音楽性を追求する若きアーティスト、デタジェさん。

2018年から活動を開始し、SoundCloudを拠点にミックステープやEPを重ねてきた彼が、2025年10月に放ったのがこちらの楽曲です。

タイラー・ザ・クリエイターさんらの影響を感じさせるシンセ重視のトラックに内省的なラップが乗る本作は、実験的でありながらキャッチーな魅力を持ち合わせています。

2024年11月にアルバム『Lone, Borealis』でストリーミング時代の本格始動を果たした彼の、ジャンルを越境する音楽センスが存分に味わえる一曲と言えるでしょう。

Hey CurtisDave Blunts

Dave Blunts – Hey Curtis (Official Music Video)
Hey CurtisDave Blunts

ミッドウェスト・ヒップホップを基盤に、物議を醸すスタイルで注目を集めるラッパー、デイヴ・ブランツさん。

2024年にアルバム『Well Dude Here’s My Thing』などをリリースし、TikTokでのバイラルヒットをきっかけにその名が広まりました。

そんな彼が制作したのが、50セントさんの本名を冠した痛烈なディストラックです。

この楽曲は、カニエ・ウェストさんを擁護する立場から、彼を揶揄した50セントさんへの返答として作られました。

ユーモアと辛辣な皮肉を織り交ぜ、相手のキャリアや言動を攻撃するリリックはまさに圧巻。

MVで相手の過去の映像をコミカルにパロディ化するなど、その徹底した挑発スタイルも魅力です。

ヒップホップのビーフカルチャーが好きな方は要チェックの作品と言えるでしょう。

no dreadsDDG, PlaqueBoyMax

DDG, PlaqueBoyMax – no dreads (Official Music Video)
no dreadsDDG, PlaqueBoyMax

YouTubeとTwitchで活躍するラッパー、DDGさんとプラークボーイマックスさん。

ストリーミング配信を通じた楽曲制作で注目を集める2人がタッグを組んだこの楽曲は、2025年10月に公開されています。

前作『Pink Dreads』に続くコラボ第2弾となる本作は、Twitch配信中にリアルタイムで制作されたという点が最大の特徴でしょう。

ハイな状態や成功をテーマにしたリリックに、重厚なベースラインとメロディアスなオートチューン・ラップが絡み合い、現代的なトラップサウンドに仕上がっています。

2分弱というコンパクトな尺ながら、キャッチーなフックが印象的で、ドライブ中やパーティーシーンで盛り上がれる作品と言えそうです。

Up (with Rag’n’Bone Man)Danger Mouse & Black Thought

Danger Mouse & Black Thought & Rag’n’Bone Man – UP (Official Video)
Up (with Rag'n'Bone Man)Danger Mouse & Black Thought

グラミー賞プロデューサーのデンジャー・マウスさんと、伝説のヒップホップバンド、ザ・ルーツのフロントマン、ブラック・ソートさんが英国のソウルシンガー、ラグン・ボーン・マンさんを迎えた意欲作が2025年10月にリリースされています。

ピアノを主体としたメランコリックなサウンドと、叙情的ながらも力強いメッセージが込められたラップ、そしてラグン・ボーン・マンさんの心に染みる歌声が見事に融合した作品です。

両者は2022年にアルバム『Cheat Codes』で本格的なコラボレーションを果たし、ビルボード200で43位を記録するなど高い評価を受けており、本作はその続編となるアルバムへの期待を高める1曲となっていますね。

現代社会の逆境に立ち向かう強さと葛藤を描いた本作は、人生の岐路に立つすべてのリスナーの心に響くでしょう。

NO HOOKJT

JT – NO HOOK ( CARDI B DISS ) #cardib #JT #disstrack #diss #cardi #new 🔥
NO HOOKJT

フロリダはマイアミ出身のラッパー、ジェイティーさん。

元シティ・ガールズのメンバーとして知られる彼女ですが、2023年以降はソロ活動に本格シフトしており、ミックステープ『City Cinderella』などの作品でその才能を示していますね。

そんな彼女が2025年10月にリリースした新曲は、カーディ・Bさんとの確執に応答する形で制作されたディストラック。

フックを排した構成で攻撃的なヴァースを畳みかけるスタイルが特徴的で、ダークでシネマティックなトラップビートの上で彼女の怒りと主張がストレートに表現されています。

ビーフという文脈を抜きにしても、現代ヒップホップの緊張感と迫力を体感したい方にはぜひ聴いていただきたい1曲です。

CHECKLISTTrippie Redd

Trippie Redd – CHECKLIST(official music video)
CHECKLISTTrippie Redd

オハイオ州カントン出身のラッパー、トリッピー・レッドさん。

XXXテンタシオンさんやジュース・ワールドさんとのコラボでも知られる彼が、2025年10月に次作アルバム『NDA』からの先行シングルをドロップしました。

ヒップホップの枠に収まらないメロディアスなフロウと、レイジやハイパーポップの要素を取り入れた実験的なサウンドが融合した本作は、彼のキャリアにおける新たな挑戦を感じさせます。

ミュージックビデオも同時公開され、視覚的にもインパクト抜群。

トラップやエモラップがお好きな方であれば、間違いなくハマる1曲です。

ADDbbno$

bbno$ – ADD (official music video)
ADDbbno$

ウィットなライムで人気を集めるカナダ出身のラッパー、ベイビー・ノー・マネーさん。

2025年10月にリリースされた本作は、彼のセルフタイトルアルバム『bbno$』からの先行シングルです。

エレクトロニックな要素を強く取り入れたトラックと流れるようなラップのフローが特徴的で、成功を手にした自信と遊び心あふれるライムが印象的な仕上がりとなっています。

ミュージックビデオでは20名ものアーティストを起用したアニメーション表現が話題を集めました。

現実から切り離して楽しめるエンターテインメント性を重視した本作は、ラップとポップスの境界を軽やかに越えてゆく彼のスタイルを存分に味わえる1曲です。

Look At Mefakemink

fakemink – Look At Me (Prod Moustafax2 x OK)
Look At Mefakemink

ロンドンを拠点に活動する2005年生まれの若き才能、ファクミンクさん。

クラウドラップを軸にジャークやハイパーポップなど多彩なジャンルを横断する彼が、2025年10月に放ったのがこの問題作です。

Moustafax2とOKがプロデュースを手掛けた本作は、アンダーグラウンド・ヒップホップとジャーク系サウンドが融合した攻撃的なトラックで、自己主張と独立心を貫くリリックが印象的ですね。

ラッパーのネットスペンドさんとの論争を背景に制作されたとされていますが、本人は「これはディストラックではなくキストラックだ」と意味深なコメントを残しています。

硬質なビートに乗せた挑発的なフローは、UK地下シーンの新世代らしい尖った個性を存分に感じさせてくれますよ。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2026】(571〜580)

Baddie BaddieIce Spice

2020年代のヒップホップシーンで最も注目を集めているラッパーの1人といっても過言ではない、アイス・スパイスさん。

2023年にはMTVビデオ・ミュージック・アワードで最優秀新人賞を受賞した快挙も記憶に新しいですが、こちらの楽曲は2024年7月のデビューアルバム『Y2K!』に続くソロシングルとして公開された作品です。

本作はM.I.A.さんの2012年のヒット曲「Bad Girls」を引用した、エネルギッシュなヒップポップ・バンガーとなっておりますね。

原曲が持つ反骨精神を、彼女ならではの自信に満ちた言葉選びとクールなフロウで再構築しているのが実に魅力的です。

ポップシーンでの成功は意図したものではないと歌う姿からは、ブレない自己肯定感が伝わってきますよね。

気分を上げて自信を持ちたい時に聴きたい、パワフルな一曲と言えるでしょう。

Taj MahalMobb Deep

イーストコースト・ヒップホップの象徴的存在、モブ・ディープ。

2017年に惜しまれつつこの世を去ったメンバー、プロディジーさんの未発表音源をフィーチャーした楽曲が2025年9月にリリースされています。

こちらの楽曲は、彼らと20年以上に渡りコラボを重ねてきた盟友ザ・アルケミストさんがプロデュースを担当。

不気味でありながらもソウルフルなループと、頭を揺さぶるヘヴィなビートが融合した、まさに彼らの真骨頂といえるダークな仕上がりですね。

本作は2025年10月にリリース予定の9枚目の最終アルバム『Infinite』からの先行カット。

ストリートの緊張感と哀愁を描く彼らの映画のような世界観に浸りたい夜に聴いてほしい名曲です。

Please Don’t GoToosii, YoungBoy Never Broke Again

Toosii, YoungBoy Never Broke Again – Please Don’t Go (Audio)
Please Don't GoToosii, YoungBoy Never Broke Again

TikTokでのバイラルヒットをきっかけに、世界中から支持を集めているラッパーのトゥーシーさん。

そして、チャート史上でも類を見ない多作ぶりで知られるヤングボーイ・ネヴァー・ブロークン・アゲインさん。

そんな新世代のメロディメーカーとシーンの王者が組んだのが、こちらの楽曲です。

本作は、恋人に「行かないで」とすがる切実な思いを歌った感情的なラップバラードに仕上がっています。

トゥーシーさんの甘く感傷的な歌声と、ヤングボーイさんのストレートなラップが絶妙に絡み合っていますね。

2025年9月に実現したこのコラボは、それぞれの持ち味が最大限に引き出されています。

少しセンチメンタルな気分の夜に聴くと、心に染みるはずなので、ぜひチェックしてみてください。

Marbella (All She Know)Y&T

UKラップの新潮流を担う旗手として注目されているイーストロンドン出身のラッパー、YTさん。

軽やかで洒脱なスタイルも相まって今後ますます人気が出そうな彼ですが、2025年9月に素晴らしい一曲が公開されています。

ジャーク由来の跳ねるようなビートと、2010年代ラップを思わせるどこかノスタルジックな雰囲気が織りなすサウンドは、YTさんの軽妙なフロウと見事にマッチしていますね。

歌詞ではマルベーリャといったリゾート地の名前が心地よく繰り返され、ラグジュアリーでロマンティックな世界観を描き出しています。

2025年3月公開のミックステープ『OI!』で示した音楽性を、よりポップに昇華させたヒットを予感させるキラーチューンと言えそうです。

休日のドライブを彩るのにぴったりの楽曲ではないでしょうか。

gigolobbno$

bbno$ – gigolo (starring Ethan Nestor)
gigolobbno$

ウィットに富んだライムで人気を集めるカナダのラッパー、ベイビー・ノー・マネーさん。

Y2Kさんとの楽曲『Lalala』は全世界で10億回を超える再生数を記録するなど、メインストリームでも大きな成功を収めていますね。

そんな彼の新曲が、こちらの2025年9月リリースの作品です。

この楽曲は、ポップ・ラップを軸にディスコやGファンクの要素を巧みに融合させた、グルーヴィーなサウンドが魅力。

タイトルが示唆する「ジゴロ」を演じきる、自信とユーモアが入り混じったキザなリリックは彼らしいものと言えそうですね。

これまでのスタイルとは一線を画すダンサブルな本作は、彼の音楽性の幅広さを示す一曲に仕上げられています。

ヒップホップ好きだけでなく、ファンキーなビートを求める方もぜひチェックしてみてください。

Brown Sugarredveil & Smino

redveil & smino – brown sugar (Official Video)
Brown Sugarredveil & Smino

セルフプロデュースで高い評価を得ている若手ラッパー、レッドヴェールさん。

2022年に自身の誕生日に公開したアルバム『Learn 2 Swim』も話題となった彼ですが、グラミー賞ノミネート歴を持つ実力派スミーノさんとのコラボ曲を2025年9月に発表しています。

この楽曲は、レッドヴェールさん自身がプロデュースしたソウルフルで滑らかなトラックが実に心地よいナンバーです。

一途に愛を伝えるレッドヴェールさんのリリックと、少し遊び人風のスミーノさんのフロウが絶妙に絡み合い、甘くロマンティックな世界観を作り出しています。

二人の才能が溶け合うメロウな本作に身を委ね、ゆったりとした夜を過ごしてみるのも良い音楽体験になりますよ。

Big StepperWynne

オレゴン州を拠点に活動するラッパー、Wynneさん。

ソーシャルメディアで公開したフリースタイル動画で注目を集め、その確かなラップスキルで知られているアーティストですね。

そんな彼女の新しい楽曲は、80~90年代ヒップホップへの愛情を感じさせるバウンス感あふれるビートと、懐かしいスクラッチ音が織りなす独創的な作品です。

この楽曲は、彼女の持ち味である自信に満ちた自己主張が存分に発揮されており、高速フローの中で政治やスポーツの比喩を交えながら巧妙な韻を踏んでいくスタイルはまさに圧巻。

EP『Some Like It Hot』などを経てきた彼女の、さらなる表現力の進化を感じさせる素晴らしい名曲となっておりますね。

気分を上げて何かに挑戦したい時に、背中を押してくれる一曲です。

ぜひチェックしてみてください。

Safe (feat. Kehlani)Cardi B

Cardi B – Safe (feat. Kehlani) [Official Music Video]
Safe (feat. Kehlani)Cardi B

過激なリリックとパワフルなフローで絶大な支持を集めるフィメールラッパー、カーディ・Bさん。

7年ぶりとなるアルバム『Am I the Drama?』収録曲である本作は、これまでのイメージとは一線を画すメロウなR&Bナンバーに仕上げられています。

シンガーのケラーニさんを再び迎え、恋人への信頼と裏切りの間で揺れる、脆くも生々しい感情がドラマティックに描かれていますよ。

デビューアルバム『Invasion of Privacy』収録の『Ring』以来の共演ということもあり、ファンの間では“Ring 2.0”とも呼ばれているそうです。

二人の感情豊かなボーカルが絡み合う、切なくも美しいこの作品は、感傷的な夜にそっと寄り添ってくれるはずです。

PowerhouseHurricane Wisdom

Hurricane Wisdom – Powerhouse (Official Music Video)
PowerhouseHurricane Wisdom

力強いラップと心に響く歌唱の融合が特徴的な、フロリダ出身のヒップホップアーティスト、ハリケーン・ウィズダムさん。

こちらの曲は、重いキックとベースが印象的なタイトなトラップサウンドに仕上げられています。

彼の畳みかけるようなラップからは、聴く者の心を揺さぶるエネルギーが感じられますね。

自らの力で成功をつかみ取るという強い意志を歌ったリリックも魅力的です。

2025年9月に公開された本作は、ミュージックビデオが公開後わずか1週間ほどで100万回再生を超えるなど大きな注目を集めました。

自分を奮い立たせたい時に聴くと、大きなパワーをもらえるのではないでしょうか。

RED CLOAKS (feat. Rich The Kid)Jaden

Jaden – RED CLOAKS feat. Rich The Kid (Official Audio)
RED CLOAKS (feat. Rich The Kid)Jaden

俳優としても広く知られ、音楽やファッションの世界でマルチな才能を発揮するジェイデンさん。

ラッパー、俳優、デザイナーと多彩な顔を持つ存在ですね。

そんな彼の楽曲が、リッチ・ザ・キッドさんを客演に迎えて2025年9月に公開された作品です。

この楽曲は、これまでの作風から一転し、ダークで攻撃的なトラップサウンドを全面に押し出しています。

富や名声をテーマにしながらも、その裏に潜む緊張感を表現したリリックと、不穏なビートが光る一曲です。

彼がクリエイティブ・ディレクターに就任したラグジュアリーブランドの象徴と本作のテーマが呼応しており、夜のドライブで聴きたくなるような没入感のある名曲となっていますよ。