【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(221〜230)
CRISCOEarl Sweatshirt

オルタナティブ・ヒップホップ集団Odd Futureのメンバーとしても知られ、詩的な作風でコアなヘッズから高い評価を得ているラッパー、アール・スウェットシャツさん。
そんな彼が2025年8月にリリースしたアルバム『Live Laugh Love』に収録されているのが、こちらの作品です。
氷のように冷たいシンセの音色に導かれるように、幽玄なハーモニーがシームレスに展開していく本作は、彼自身が「最も人間的」と語るリリックが非常に印象的な1曲ですね。
失敗を乗り越えた経験からくる心の葛藤を、複雑な韻を踏みながら正直に吐露する内省的な内容なのですね。
彼の深いリリシズムが好きな方であれば、間違いなく心に響くはずです!
WOULD YOU CARE?YFN Lucci

ジョージア州アトランタで絶大な人気を集めるラッパー、YFN・ルッチさん。
RICO法での服役という経歴もあるので、サグなラッパーをディグしているヘッズの方は知っているかもしれませんね。
そんな彼が2025年1月に出所後、新たに見せたのがこの作品です。
もし自分がどん底にいたら誰が気にかけてくれるのか、と問いかけるような、彼の孤独や不安、そして再起への強い意志が込められたエモーショナルな一曲に仕上がっています。
本作は、2025年9月にリリースを控えるアルバム『Already Legend』からの先行シングル。
彼の復活を待ちわびていたファンはもちろん、逆境から這い上がるリアルな物語に心を動かされたい方に聴いてほしいですね。
White TeeMurda Beatz & Lancey Foux

カナダ出身のヒットメーカーであるマーダー・ビーツさんは、ドレイクさんの『Nice for What』で全米1位を獲得した実績を持つ敏腕プロデューサーです。
一方、フィーチャーされているランシー・フォックスさんはロンドンを拠点とするラッパーで、ファッション分野でも存在感を示す越境型クリエイターとして評価を高めていますね。
2025年8月に公開された本作は、マーダー・ビーツさんによる重心の低い硬質なトラップビートと、ランシー・フォックスさんの気だるくも独特なフロウが見事に融合した作品です。
華やかな生活の裏にある高揚感と虚しさを揺れ動くように描いており、どこか酩酊感のあるサウンドがその世界観を際立たせています。
USとUKの才能が起こした化学反応を体感できる、アンニュイなムードに浸りたい夜におすすめの一曲でしょう。
Back 2 BackSkepta and Fred again..

UKグライムシーンの象徴的存在であり、自身のレーベルも成功させているスケプタさん。
そんな彼が、プロデューサーとしてグラミー賞も獲得したフレッド・アゲインさんとタッグを組んだ楽曲が、2025年の8月に公開されました。
こちらの作品は、両者のコラボ第1弾『Victory Lap』の勢いをさらに加速させるような、まさに“バンガー”な一曲です。
フレッド・アゲインさんによるどこか幽玄なプロダクションと、スケプタさんのルーツであるグライム由来の重心の低いビートが融合したサウンドは圧巻の仕上がり。
スケプタさん主宰のフェスでサプライズ披露されフロアを熱狂させたことでも知られ、ストリートの熱気をダイレクトに感じたい方は、ぜひチェックしてみてください!
DARK AURAJoey Bada$$

ラッパーとしてだけでなく、アカデミー賞受賞作への主演など俳優としても高い評価を得ているジョーイ・バッドアスさん。
2025年8月に公開された彼の新曲は、同月末に発売を控えるアルバム『Lonely at the Top』からの先行シングルですね。
本作は、長年の盟友であるPro EraのChuck Strangersがプロデュースを担当。
90年代を思わせるノスタルジックな旋律と重厚なビートが絡み合うサウンドは、ヒップホップファンならずとも引き込まれるのではないでしょうか。
レーベルとの対立を背景に、孤高の存在として自身の内なる闇や攻撃性を吐露するリリックが、作品に彼の真骨頂ともいえる深みを与えています。
自身の信念と向き合いたい時に聴くと、より一層心に響くはずです。
Imma ShootKodak Black

フロリダ州ポンパノビーチを代表するラッパー、コダック・ブラックさん。
数々の法的トラブルを乗り越え、シーンの第一線で活躍を続けていますね。
そんな彼が2025年8月にドロップしたのがこの楽曲です。
本作は、ストリートのリアルな物語をドキュメンタリーのように描いており、どこかキャッチーな雰囲気が漂います。
印象的なピッチアップされたボーカルループに、重厚なオーケストラ風のアレンジと力強いドラムが絡み合うサウンドは非常に聴きごたえがありますね。
2023年のアルバム『Pistolz & Pearlz』に続く、精力的な活動を感じさせる一曲で、彼の生き様を体感したいヘッズは要チェックです。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(231〜240)
MY DEMONSLogic

知的で哲学的なリリックで知られるラッパー、ロジックさん。
困難な生い立ちを乗り越え、音楽を通じて自己表現を続ける彼の姿勢は、多くのリスナーに支持されていますね。
そんな彼から届いた一曲が、こちらの作品です。
オートチューンを多用し、激しく歪んだサウンドが印象的なサイケデリック・トラップで、彼の新たな音楽性を示しています。
本作では、誰もが抱える内なる悪魔、つまり自身の弱さや葛藤と向き合う姿が描かれているのではないでしょうか。
2025年8月にリリースされたこの作品は、プロジェクト『Sidequest』からのシングルです。
かつて2017年に『Black SpiderMan』で賞を受賞した彼が、ここではまた違った表現でリスナーを惹きつけます。
パワフルなサウンドで気分を高めたいときに聴いてほしい一曲でしょう。






