【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(241〜250)
Teethsucker (Yea3x)Rico Nasty

メリーランド州出身のラッパー兼シンガー、リコ・ナスティさん。
自身のパンクロックと攻撃的なヒップホップを融合させた独特のスタイルで注目を集めています。
アグレッシブなベースラインとパンキッシュなサウンド、そしてダークでサイケデリックな雰囲気を持った本作は、次のステージへ飛び立とうとする彼女の意思が強く込められています。
2025年5月にリリース予定のアルバム『Lethal』からのリードシングルとなるもので、プロデューサーのイマド・ロイヤルとレイマンが手がけたトラックは、彼女のエネルギッシュなフローを存分に引き出しています。
自信に満ちた力強い表現と内なる感情の解放を体現した楽曲は、自分らしさを貫きたい全ての人に響くはずです。
4X4Travis Scott

アメリカの大人気ラッパーにしてヒットメイカー、トラヴィス・スコットさんの新曲が話題ですね。
彼の独特なサウンドと、オートチューンを駆使したボーカルが特徴的。
WWEの番組『ロウ』のオープニングテーマにも採用されているんですよ。
プロデューサーにはTay Keithさんら豪華な顔ぶれが参加。
2025年1月24日にリリースされたこの曲、ライブでの披露も話題になりました。
カレッジフットボール・プレーオフのハーフタイムショーで披露されたんです。
スポーツファンの方にもおすすめですね。
社会貢献活動にも熱心なスコットさん。
この曲のグッズの売り上げを寄付するそうですよ。
see gbeduLen

ロンドン南部ストックウェルから登場し、UKラップシーンに新風を吹き込んでいるレンさん。
彼の音楽は、トラップからアフロビート、ジャージークラブまで多様なジャンルを融合させた独自のスタイルで知られています。
2025年4月にリリースされた本作は、アフロビーツ×ヒップホップの融合によるエネルギッシュな一曲。
リズミカルなパーカッションに乗せて繰り広げられる高速ラップと柔軟なボーカルパフォーマンスが魅力です。
彼のヨルバ系ナイジェリア人としてのルーツが音楽に反映されており、文化的アイデンティティを感じさせる深みのある作品となっています。
次回作アルバム『goldenboy』の先行シングルとして発表された本作は、夏のパーティーやアウトドアイベントで盛り上がりたい方にぴったりの一曲ですよ。
HANDS UP!MC Virgins

米国サンディエゴで2018年に結成された5人組ヒップホップグループ、MC Virgins。
高校時代の友人で結成し、「ミームラップ」と呼ばれるユーモアやポップカルチャーの引用を多用したスタイルで注目を集めています。
2025年4月25日にリリースされた本作は、夏に控えるアルバム『After the Party』の先行シングルとして位置づけられています。
プロデューサーのHolderとMBRKが制作したエネルギッシュなラップに、エレクトロやポップの要素を取り入れた一曲。
TikTokやInstagramでリリース前からファンの間で話題となり、KeldonDM監督によるミュージックビデオも好評です。
ライブで盛り上がること間違いなしの曲なので、パーティーシーンで手を挙げて踊りたい気分の時にぴったりでしょう。
WheneverMegan Thee Stallion

独自の世界観と圧倒的な表現力で、ヒップホップシーンを牽引しているメーガン・ザ・スタリオンさん。
彼女の2025年4月に発表した楽曲はシュルレアリスム的なビジュアルと力強いリリックの融合が見事な傑作です。
サルバドール・ダリからインスピレーションを受けたミュージックビデオでは、魚の水槽や巨大チェスボードなど非現実的な空間で彼女が堂々とパフォーマンス。
自身の批判者や過去のトラブルに対する強気な姿勢を表現したラインが印象的で、本作はテキサス州ヒューストン出身の彼女らしい自信に満ちた作品となっています。
2024年のアルバム『Megan』とその後の『Act II』に続く新たなシングルとして、次回作『Act III』への期待も高まる一曲。
強さとセクシャリティを表現したい人にぴったりの楽曲です。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(251〜260)
ButterflyRich Brian

インドネシア・ジャカルタ出身で1999年9月生まれのRich Brianさん。
アジア出身のアーティストとして国際的なヒップホップシーンを席巻した彼が、2025年5月リリース予定の3rdアルバム『Where Is My Head?』からの第2弾シングルを2025年4月に公開しています。
本作はこれまでの楽曲とは異なり、よりメロディアスでドリーミーなサウンドが特徴的。
恋愛の複雑さや自己との葛藤を描いた内省的な歌詞と、アトモスフェリックなプロダクションが見事に融合した一曲です。
同時に公開されたミュージックビデオも幻想的な映像美で魅了します。
孤独や変化について考えたい夜、または自分自身と向き合いたいときにぴったりの曲といえるでしょう。
Money On Money (feat. Future)Young Thug

服役から釈放されたばかりのアトランタ出身ラッパー、ヤング・サグさんが満を持して新たな一歩を踏み出しました。
2025年4月に公開されたこの楽曲は、フューチャーさんをフィーチャーした重厚な808ベースとシンセサイザーが特徴的なトラックで、アトランタのトラップサウンドを色濃く反映しています。
リリックでは過去の仲間への裏切りへの感情を率直に表現。
裁判や収監を経た彼の心境の変化が垣間見える内容です。
この曲はアルバム『UY Scuti』の先行シングルとして公開され、ミュージックビデオでは冒頭でYSLロゴ入りのラグが燃やされるシーンが印象的。
トラップミュージックファンはもちろん、彼の新たな音楽的旅路に興味のある方にもおすすめの一曲です。