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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(251〜260)

NOT THE SAME2 Chainz, Ne-Yo

2 Chainz, Ne-Yo – NOT THE SAME (Official Video)
NOT THE SAME2 Chainz, Ne-Yo

アメリカ・ジョージア州カレッジパーク出身のラッパー、2チェインズさん。

音楽に留まらず俳優や実業家としても活躍する彼が、実力派R&Bシンガーのニーヨさんと共に創り上げた2025年6月のナンバーは、2チェインズさん特有のトラップとニーヨさんのソウルフルな歌声が見事に調和した魅力的な一曲です。

落ち着いたビートの上で、2チェインズさん自身の成長や痛みからの再生というテーマが巧みに表現され、ニーヨさんのエモーショナルなボーカルがその物語を一層引き立てていますね。

本作は、2チェインズさんが制作にも関わる短編映画『Red Clay』のサウンドトラックで、映画が描くコミュニティのトラウマと克服というテーマと強く結びついていますよ。

困難を乗り越えようとする人の心に寄り添うような、温かさと力強さを感じる楽曲ですね。

eastside w my dogsWHATMORE

WHATMORE – eastside w my dogs (Official Music Video)
eastside w my dogsWHATMORE

ニューヨークの名門芸術高校、LaGuardia High Schoolの同級生たちで結成されたヒップホップ・コレクティブ、ワットモア。

彼らが2025年の6月に公開したデビューシングルは、ヒップホップを基盤にしつつオルタナティブR&Bやインディーロックの感覚も大胆に織り交ぜた、まさにジャンルの枠を超えるサウンドが特徴的なのですね。

仲間たちとの絆やニューヨーク東部の情景を映し出すリリックが、メンバーそれぞれの才能が融合したプロダクションと実にマッチしています。

デビュー前からストリーミングで1700万回以上も再生されたという事実は、その期待の大きさを物語っていますね。

新しい時代の息吹を感じさせるこの最初の作品は、フレッシュな感性を求める音楽ファンにぜひ聴いてもらいたいです。

just have PATIENCE$NOT

1997年生まれ、ニューヨーク出身フロリダ育ちのスノットさん。

2016年にSoundCloudで活動を開始して2018年公開のシングル『Gosha』で知名度を上げたスノットさんですが、2024年までに4枚のアルバムをリリースして精力的な活動を続けています。

そんな彼の新しい作品が2025年5月末にリリースされていますよ。

この楽曲は、彼の持ち味であるミニマルでメロウなサウンドと、落ち着いたラップが見事に融合。

周囲の喧騒に流されず、忍耐強く目標に集中することの大切さを伝える内容は多くの若者の心を動かすはず。

シンプルながら洗練されたビートも心地よく、彼の音楽的成長も感じさせますね。

アルバム『Viceroy』に続く本作は、夜、一人でじっくりと音楽の世界に浸りたい時に聴きたくなるタイプの曲ですね。

3rd Time LuckyAJ Tracey

AJ Tracey – 3rd Time Lucky (Official Video)
3rd Time LuckyAJ Tracey

ロンドン出身で多様なジャンルを融合させたスタイルで知られるラッパー、エイジェイ・トレイシーさん。

2025年5月に自身が「これまでで最も個人的な曲」と語る新曲をリリースしていますね。

この楽曲は癌と闘った母親の体験をもとに制作されており、困難を乗り越える力と希望をテーマにした感情的な内容となっています。

6月リリース予定のアルバム『Don’t Die Before You’re Dead』の先行シングルで、売上の一部は英国のがん支援団体「Maggie’s」に寄付される仕組み。

ヒップホップやR&Bを基調としながらも内省的なメロディが印象的で、同じような困難を抱える方にとっては心の支えとなる作品として楽しめますよ。

Jumpy ft. Ski Mask The Slump GodRich Brian

Rich Brian – Jumpy feat. Ski Mask The Slump God
Jumpy ft. Ski Mask The Slump GodRich Brian

1999年生まれ、インドネシア・ジャカルタ出身のラッパー兼プロデューサーとして国際的な成功を収めているリッチ・ブライアンさん。

こちらの楽曲は2025年5月にスキー・マスク・ザ・スランプ・ゴッドさんを迎えてリリースされたもので、8月リリース予定のアルバム『WHERE IS MY HEAD?』からの第3弾シングルとされているのですね。

前作までのメロディアスな歌唱から一転して力強いラップに回帰したサウンドと、スキー・マスクさんの独特なフロウが融合したエネルギッシュな仕上がりとなっています。

2017年のローリング・ラウドで出会って以来温められてきたコラボレーションの成果として、まずはこの曲を聴いてアルバムの続報を待ちましょう!

brand new teethSamara Cyn, Smino

Samara Cyn, Smino – brand new teeth (Official Video)
brand new teethSamara Cyn, Smino

テネシー州出身で現在ロサンゼルス拠点のシンガー兼ラッパー、サマラ・シンさんとセントルイス出身のラッパー、スミノさんによるコラボレーション楽曲が2025年5月にリリースされています。

成長する名声とそれに伴うプレッシャーをテーマにした内省的な作品で、南部の黒人文化におけるグリルの象徴性について歌われていますね。

メロウなジャズからクラシックオーケストレーションへと展開する多層的なビートが印象的で、富の罠と現代社会の葛藤を描いた深みのあるリリックが心に響きます。

本作は6月リリース予定のEP『Backroads』にも収録されており、夜の静寂の中でじっくりと聴き込みたい一曲です。

Can’t Hide It [Ft. Jhené Aiko]Lil Durk

Lil Durk – Can’t Hide It [Ft. Jhené Aiko] (Official Audio)
Can't Hide It [Ft. Jhené Aiko]Lil Durk

シカゴのストリートから頭角を現し、その後メインストリームで成功を収めているリル・ダークさん。

アメリカのラップ界を代表するアーティストの一人として確固たる地位を築いています。

ジェニー・アイコさんとのコラボレーションで生まれた本作は、R&Bテイストを取り入れた甘美なラブソングに仕上がっています。

メロディアスなリズムと柔らかなピアノの音色が印象的で、ダークさんの繊細なラップとアイコさんの透明感のある歌声が見事に調和しています。

アルバム『Deep Thoughts』からの先行シングルとして2025年3月に公開された本作は、ダークさんの新境地を感じさせる一曲。

ストリートアンセムを得意とする彼の新たな挑戦であり、恋愛感情を率直に表現した魅力的な楽曲です。

R&Bファンはもちろん、ラブソング好きの方にもぜひ聴いていただきたい一曲となっています。