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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

もくじ

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(221〜240)

AnxietyDoechii

Doechii – Anxiety (Visualizer)
AnxietyDoechii

アメリカ・フロリダ州タンパ出身のラッパー、シンガーソングライターのドゥイーチーさん。

2022年にTop Dawg EntertainmentとCapitol Recordsと契約を結び、『What It Is (Block Boy)』でBillboard Hot 100デビューを飾った実力派です。

2025年度のグラミー賞を受賞して今最も勢いに乗るアーティストの一人ですが、同年3月に新曲「Anxiety」を発表しています。

実は2019年に自身のYouTubeチャンネルで公開されていた本作は、Gotyeさんの名曲『Somebody That I Used to Know』のサンプリングを取り入れた実験的な一曲。

現在最も旬のラッパーの楽曲、ぜひチェックしてみてください。

fatherJim Legxacy

イギリス出身のジム・レガシーさんは、ラップ、R&B、ソウル、インディーロックなど、様々なジャンルを融合させた独自のスタイルで注目を集めているアーティストです。

2025年2月にリリースされた楽曲は、カシー、ジョー・スタンレー、YTとの共同プロデュースで手掛けられており、多彩な音楽性とメロディアスなフローが見事に調和した秀作となっています。

本作は、2023年にリリースされたアルバム『ten』や『homeless n*gga pop music』などに続く彼の新たな表現として、ヒップホップやR&Bを基調としながらも、実験的で革新的なサウンドが特徴となっています。

深夜のドライブや一人の時間など、静かに音楽に浸りたい瞬間にぴったりの一曲ですね。

2Much 2Fast (feat. Landon Cube)Lil Skies

1998年生まれ、アメリカ・ペンシルベニア州出身のリル・スカイズさんとコラボレーターのランドン・キューブさんが再びタッグを組んで楽曲を発表しました。

エモ・ラップとポップ・ラップを見事に融合させた本作は、急速な成功とその後の試練を描いた内省的な一曲となっています。

2017年にメジャーデビューシングル『Red Roses』でブレイクし、翌年のアルバム『Life of a Dark Rose』が全米チャートで10位を記録した彼らですが、その後のキャリアや業界での立ち位置を見つめ直すような心情を表現しています。

夜間ドライブやベッドルームで一人で聴きたくなるような、メロディアスで感情豊かな楽曲として仕上がっていますよ。

FloodLittle Simz

Little Simz – Flood (Official Music Video)
FloodLittle Simz

イギリスで最も有名なラッパーの一人、リトル・シムズさんが2025年5月に発売予定のアルバム『Lotus』から先行シングルを発表しています。

雷鳴のように轟くドラムビートに、彼女の唸るようなラップが重なり、まるで楽器のように声を操る表現力は圧巻。

南アフリカのムーンチャイルド・サネリーさんとオボンジャヤーさんをフィーチャーし、生々しくも催眠的なグルーヴを生み出しています。

マーキュリー賞受賞やブリット・アワード最優秀新人賞など輝かしい実績を持つ彼女は、2024年のグラストンベリー・フェスティバルでも称賛を浴びました。

本作は夜のドライブで聴きたい、没入感のある作品です。

MittelmeerPashanim

ベルリン・クロイツベルク出身のパシャニムさんは、クルド系トルコ人とドイツ人のハーフというバックグラウンドを持つラッパー兼映像作家です。

12歳からラップを始め、2018年にSoundCloudでのリリースをスタート。

トラップやオルタナティブヒップホップなど、多彩な音楽性を武器に独自の世界観を築いています。

2020年にTikTokでブレイクを果たすと、立て続けにドイツチャートの上位にランクイン。

同年のHipHop.de Awardsでは「Best Song National」を受賞し、その後も数々の栄誉を手にしています。

自身の作品の映像制作も手掛けており、JujuやCasperなど著名アーティストのミュージックビデオも監督。

新世代のアーティストとして、ドイツ語圏を超えた活躍が期待される存在です。

非英語圏のヒップホップに興味がある方や、映像と音楽の両面で斬新な表現を求める方にぜひ聴いていただきたいアーティストですよ。

Radio (ft. Trippie Redd, Jessica Baio, KABU)Steve Aoki

Steve Aoki – Radio (ft. Trippie Redd, Jessica Baio, KABU) [Official Visualizer]
Radio (ft. Trippie Redd, Jessica Baio, KABU)Steve Aoki

世界的なDJ兼音楽プロデューサーとして知られる米国出身のスティーヴ・アオキさんが、ヒップホップとエレクトロニックを巧みに融合させた意欲作を2025年2月に発表。

ラップ界の新世代として注目を集めるトリッピー・レッドさんの個性的なフローと、ジェシカ・バイオさんの透明感のある歌声が見事に調和した本作は、キャッチーなメロディとエネルギッシュなビートが印象的。

2014年には年間で最も長い距離を移動したミュージシャンとしてギネス世界記録に認定されるなど、精力的な活動で知られるアオキさんらしい、躍動感あふれるダンスミュージックに仕上がっています。

クラブやパーティーでの盛り上がりはもちろん、ドライブ中のBGMとしても心地よく響くはず。