【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(261〜270)
Not To Be DefinedLazarus & Rakim

ヒップホップの伝説と異色の経歴を持つラッパーの邂逅が、魂を揺さぶります。
アメリカの伝説的MCラキムさんと、医師でもあるデトロイト出身のラザルスさんによるこの一作は、「何者にも定義されない」という強い意志が込められたアンセムです。
ラキムさんの威厳に満ちたフロウと、ラザルスさんの知性と文化的背景から生まれるリリックが、重厚なビート上で見事に融合しています。
本作は2025年7月に公開された、ラキムさんのアルバム『The Re-Up』からの先行シングル。
彼がラッパーとして初めてピーボディ・メダルを受賞した直後の作品という点も話題です。
既存の枠を壊し、自分らしくありたいと願う人の背中を押してくれるはずですよ。
Woke Up / The FaceTrippie Redd

アメリカ出身のラッパー、トリッピー・レッドさんが放つ新曲『Woke Up』は、内面の天使と悪魔が激しくせめぎ合うような、まさに魂の叫びそのもの!
穏やかなシンセの音色と共に「天使が見守っている」と歌う神聖な幕開けから一転、激しいビートと共に「暴力を選ぶ」と狂気へ堕ちていく展開は圧巻です。
彼の代名詞である“レイジ”ラップのスタイルで、死の恐怖と神への祈り、そして破壊衝動という相反する感情が渦巻く様子を巧みに表現しています。
目まぐるしく変わる感情のジェットコースターは、聴く者の心を激しく揺さぶること間違いなし。
ツイン・シングルのもう一曲『The Face』は、内省的な『Woke Up』とは対照的に、自信と挑発に満ちたクールなパーティーチューンです。
DJ Dramaさんの煽りも加わり、フロアを揺らすような攻撃的なサウンドがたまりません!
歌詞では「私の顔の上に座りたいんだろ」と、非常に直接的で官能的な言葉を投げかけ、聴く者を試すかのような不敵な態度を貫いています。
激しいビートの中に繊細なフックを織り交ぜることで、単なる攻撃性で終わらない洗練された雰囲気を作り出すのがトリッピー・レッドさんらしいですよね。
彼の持つ危険で官能的な魅力に、あなたもきっと引き込まれてしまうはずです。
Iced Tea (feat. 21 Savage, Project Pat & Coupe)Young Nudy

ストリートで成功を掴むためには、弛まぬ努力が不可欠なのかもしれません。
アメリカ・アトランタを拠点に活動するヤング・ヌーディさんによる本作は、そんなハスラーの哲学が込められた力強い一曲です。
2019年にはグラミー賞にノミネートされた実力派の彼が、従兄弟の21サヴェージさんやレジェンドのプロジェクト・パットさんを招き、ストリートでのし上がるリアルを表現。
プロデューサーのクープさんが作り出す、夢の中を漂うようなストリングスと重厚なビートが、3人のラップと見事に融合していますよね。
2025年8月にリリースされるアルバム『PARADISE』からの先行シングルで、何かを成し遂げようと奮闘している時に聴けば、目標へ突き進む勇気がもらえるはずです。
Backr00msPlayboi Carti

洋楽ヒップホップの新たなスタンダードと言えるでしょう。
ジョージア州出身の人気ラッパー、プレイボーイ・カルティさんは、2024年1月1日に鮮烈なプロモーション・トラック『Backr00ms』をドロップしました。
トラヴィス・スコットさんとのコラボレーションは、まさに最先端を行くサウンドで、ヒップホップファンを熱狂させています。
ローファイなビジュアルとエキゾチックなダンスシーンがちりばめられており、彼らの特徴を見事に表現しています。
耳の早い音楽ファンはもちろん、これからヒップホップを探求しようという方にも、ぜひ聴いていただきたい1曲です。
さあ、プレイボーイ・カルティさんの新境地をこの目で確かめてみてください!
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(271〜280)
All My Life ft. J. ColeLil Durk

現代のヒップホップキングといっても過言ではないほど、圧倒的なプロップスを集めるラッパー、リル・ダークさん。
こちらの『All My Life ft. J. Cole』は、同じくトップクラスのラッパーであるJ・コールさんと共演した作品です。
いわゆる、フレックスの楽曲というよりは、ゲットーから成り上がるための心持ちをレクチャーするような楽曲で、MVではゲットーに住む子どもたちと彼らが触れ合っている様子が描かれています。
ただのフレックスではなく、こういった姿勢を見せるところが、よりリル・ダークさんの本物らしさを感じさせてくれますね。
ProfessionalOffset

ヒップホップトリオ、ミーゴスの元メンバーとしても知られる、アメリカ出身のラッパー、オフセットさん。
グラミー賞にノミネートされるなどソロでも輝かしいキャリアを築く彼の動向に注目している方も多いのではないでしょうか?
2025年7月に公開された本作は、滑らかなジャズピアノと重厚なトラップビートが絡み合うサウンドが印象的ですよね。
富や成功を誇示しつつも、どんな逆境も乗り越えるというプロフェッショナルとしての強いメッセージが込められています。
ニューヨークの名店で撮影された映像の世界観と、洗練されたサウンドが見事にマッチした本曲。
都会の夜景が似合うドライブや、大事な局面で自分を鼓舞したい時にピッタリの楽曲です!
ParanoidRich Amiri

TikTokで次々とヒットを生み出すアメリカ・ボストン出身のラッパー、リッチ・アミリさんをご存じでしょうか?
2025年7月に公開された本作は、成功の眩い光と、その裏に潜む深い影を描き出したような一曲です。
冷たいピアノとドラマチックなシンセが織りなすサウンドの上で、彼のディープな歌声が心の奥底にある恐怖や疑念を吐露します。
華やかな世界の頂点に立ちながらも、常に何かに追われているような緊迫感が伝わってきて、聴いているこちらも思わず息をのんでしまいますよね。
前作「One Call」が2024年2月にビルボードHot 100で60位を記録した彼の、次なる内面の旅路がここにあります。
この楽曲は、夜のドライブで都会の夜景を眺めながら聴くと、その世界観にどっぷりと浸れるはず!






