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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

もくじ

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(241〜260)

Crush (feat. Jorja Smith)AJ Tracey

甘い誘惑と複雑な感情が絡み合う洗練されたR&Bサウンドが魅力的なイギリス出身のラッパー、エージェー・トレイシーさんの意欲作です。

グライムシーンの重鎮としての地位を確立している彼が、ジョルジャ・スミスさんとのコラボレーションで新境地を開拓。

2000年代のノスタルジックな雰囲気を纏いながら、現代的なビートと官能的なメロディーが見事に調和しています。

彼のパンチの効いたフローと彼女のソウルフルな歌声が生み出す独特の世界観は、恋愛に潜む複雑な心情を巧みに表現。

2025年2月のリリース以来、UKシングルチャートで大きな反響を呼んでいます。

洋楽に親しみたい方はもちろん、R&Bやグライムの新しい可能性を探求したい方にもおすすめの一曲となっています。

NosebleedsDoechii

グラミー賞で最優秀ラップ・アルバム賞を受賞した直後、アメリカ出身のドゥイーチーさんが勝利の凱歌を上げるように発表したのが本作です。

ワシントン州から音楽シーンに登場したドゥイーチーさんは、ヒップホップにポップやソウルを融合させた独自の音楽性で注目を集めています。

本作では、故郷フロリダ州タンパを思わせる攻撃的なベースラインと共に、華々しい成功への誇りと、批判者への反論を力強く表現。

栄光を掴むまでの道のりや、支えてくれた仲間への感謝の念を綴っています。

トラップビートを基調としながらもドラムンベースを取り入れた多彩なサウンドは、彼女の革新性を象徴するものとなっています。

2024年8月にリリースされたアルバム『Alligator Bites Never Heal』で高い評価を受け、自信に満ちた表現力でリスナーの心を掴むアーティストとして、今後の活躍が期待されます。

GIMME A HUGPARTYNEXTDOOR & DRAKE

カナダ出身のトロントで活動するパーティネクストドアさんが、恩師とも言えるドレイクさんとタッグを組んだ珠玉のナンバーです。

2人の関係性を思わせるような温かな雰囲気と、シンセサウンドが織りなすメロウな楽曲に仕上がっています。

ドレイクさんの力強いラップと、パーティネクストドアさんのしなやかなメロディが絶妙な調和を生み出しています。

本作はアルバム『$ome $exy $ongs 4 U』に収録され、2025年2月のバレンタインデーにリリースされました。

じっくりと心地よい音楽に浸りたい夜のドライブや、リラックスしたい休日のBGMとしてぴったりな一曲です。

FLY ENOUGH TO BE VIRGILDC The Don

DC THE DON – FLY ENOUGH TO BE VIRGIL (Official Video)
FLY ENOUGH TO BE VIRGILDC The Don

これまでバスケットボールでも輝かしい経歴を持つ、1999年生まれのラッパー、DC The Donさんが新たな楽曲を発表しています。

故ヴァージル・アブローさんへの敬意を込めつつ、成功の光と影を鮮やかに描き出した本作。

ラグジュアリーな車や高層マンションなど、華やかな成功のイメージと、その裏に潜む孤独や不安を対比させた歌詞が印象的です。

2024年10月にリリースされた本作は、彼のアルバム『Rebirth』に収録予定。

トラップやエモラップの要素も感じられる仕上がりで、ヒップホップファンはもちろん、ロックやポップスリスナーにもおすすめの一曲ですよ。

THE MOSQUEDave East & Ransom

崇高な信仰と誇りに満ちたヒップホップ。

ニューヨーク出身のデイヴ・イーストさんと、ニュージャージー州出身のランサムさんが紡ぎ出す本作は、2025年2月14日にリリースされたクールな意欲作です。

イスラム教の礼拝所を指す作品タイトルには、宗教的なテーマと社会への問いかけが込められており、重厚なビートと共に響く2人のライムは、精神的な覚醒や社会の矛盾を鋭く描写しています。

2人のアルバム『The Final Call』収録曲として、アンダーグラウンドシーンからメインストリームまで幅広い支持を集めています。

スピリチュアルな雰囲気漂うプロダクションとディープなメッセージ性を重視する音楽ファンにおすすめの一曲です。

Pardon MeJoey Bada$$

アメリカ・ニューヨーク出身のジョーイ・バッドアスさんが2025年2月に自身の新たな楽曲をリリースしました。

90年代に黄金期を迎えたブームバップスタイルを踏襲しながら、自己の内面と向き合う率直な言葉が胸に響きます。

2022年にリリースしたアルバム『2000』以来の新作となる本作は、スムーズなフロウと共に、自己反省と成長をテーマにした深いメッセージ性を持っています。

彼のシグネチャーとも言えるジャジーなサンプリングとソウルフルなビートは健在で、プロデューサー陣の卓越したアレンジが光ります。

一人で過ごす夜にも、長距離ドライブのBGMとしてもおすすめの一曲ですね。