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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(301〜310)

HANDS UP!MC Virgins

MC Virgins – HANDS UP! (Official Music Video)
HANDS UP!MC Virgins

米国サンディエゴで2018年に結成された5人組ヒップホップグループ、MC Virgins。

高校時代の友人で結成し、「ミームラップ」と呼ばれるユーモアやポップカルチャーの引用を多用したスタイルで注目を集めています。

2025年4月25日にリリースされた本作は、夏に控えるアルバム『After the Party』の先行シングルとして位置づけられています。

プロデューサーのHolderとMBRKが制作したエネルギッシュなラップに、エレクトロやポップの要素を取り入れた一曲。

TikTokやInstagramでリリース前からファンの間で話題となり、KeldonDM監督によるミュージックビデオも好評です。

ライブで盛り上がること間違いなしの曲なので、パーティーシーンで手を挙げて踊りたい気分の時にぴったりでしょう。

Million CashConnor Price & Armani White

Connor Price & Armani White – Million Cash (Official Video)
Million CashConnor Price & Armani White

コナー・プライスさんとアルマーニ・ホワイトさんのコラボ曲『ミリオン・キャッシュ』は、2023年12月29日に大きな期待を背負ってリリースされました。

まさに洋楽ヒップホップの最先端を走るものであり、そのサウンドは多くのリスナーの心を鷲掴みにしたことでしょう。

彼らの自立した成功がリリース前から感じられ、特にプライスさんは、自らの才能を十分認識されていないというメッセージを音楽を通じて伝えています。

個性あふれるビートと共に、未来のヒップホップシーンをリードしていく宣言のようなカットですね。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(311〜320)

How I’m FeelingBAK Jay

BAK Jay – How I’m Feeling (Official Video)
How I'm FeelingBAK Jay

アトランタ出身のラッパー、BAK Jayさんはトラップやドリルなどのジャンルを融合した魅力的なスタイルで若い世代の支持を集めています。

本人の声を活かしたオートチューンの効果音と、トラップビートに乗せたメロディックなヴォーカルが印象的な本作は、リリース直後からSNSを中心に話題となっているんですね。

2025年5月に公開されたこの作品は、プロデューサーのフィンゴットイットさんが手がけ、MVの再生回数は公開からわずか5日で50万回を突破。

アルバム『Meet The Reap』でも魅せた彼の音楽性が見事に結実した一曲となっています。

ストリートライフや人間関係について歌ったリアルなメッセージと、エモーショナルなサウンドの融合を楽しみたい方にぴったりの一曲ですよ。

EVERYONES DEAD ALREADYLogic, T Man the Wizard & Whethan

メリーランド州出身のロジックさんとプロデューサーのホエタンさん、そしてT・マン・ザ・ウィザードさんが織りなす強烈なハードRAGEトラックが、初タッグでリリースされました。

ロジックさんといえば、哲学的な歌詞と社会派メッセージで知られるラッパーですが、本作ではレイジ・サウンドを取り入れることで実験的な表現を披露。

ファンタジー要素を取り入れた「Side Quest」プロジェクトの一環として2025年5月に公開された本作は、独特な世界観とサウンドで話題を呼んでいます。

短い曲尺ながら重厚な808ベースと攻撃的なフローが展開され、エネルギッシュなパフォーマンスはラップファン必聴の一曲といえるでしょう。

WYC4MIKE & Tony Seltzer

アメリカのアンダーグラウンド・ヒップホップシーンで活躍するMIKEさんとTony Seltzerさん。

二人のコラボレーションアルバム『Pinball II』から切り取られた本作は、ウージーで中毒性のあるビートとスラード・フローが融合した印象的な一曲です。

内省的な歌詞では、成功を手にした自身と周囲の人々との関係性について語られており、イギリスのラッパー兼プロデューサーJadaseaさんの参加も話題を呼んでいます。

2025年5月に公開されたアルバム『Pinball II』にはEarl SweatshirtさんやClams Casinoさんなど、多彩なアーティストが参加。

Ian Lopezさんが監督を務めたミュージックビデオも公開され、深みのある世界観を視覚的にも堪能できる作品となっています。

実験的かつ先鋭的なサウンドを好む音楽ファンにぜひおすすめしたい一曲です。

The Ruler’s BackJoey Bada$$

Joey Bada$$ – The Ruler’s Back (Official Video)
The Ruler's BackJoey Bada$$

ニューヨーク・ブルックリン出身のブームバップの伝統を継承するラッパー、ジョーイ・バッドアスさん。

2012年6月のミックステープ『1999』でデビューして以来、アンダーグラウンドシーンで高い評価を得てきた存在です。

2025年1月にリリースされた本作は、オールドスクールなニューヨーク・ヒップホップを基調としながら現代的なサウンドも取り入れた構成になっており、Jay-Zさんの『22 Two’s』など過去の名曲のサンプリングも織り交ぜられています。

この曲でのケンドリック・ラマーさんへの言及を皮切りに、現在ジョーイさんと西海岸のラッパーたちとのビーフ合戦が続いていることもあって、最新のヒップホップ事情を知りたい方もぜひチェックしてみてください。

WheneverMegan Thee Stallion

Megan Thee Stallion – Whenever [Official Video]
WheneverMegan Thee Stallion

独自の世界観と圧倒的な表現力で、ヒップホップシーンを牽引しているメーガン・ザ・スタリオンさん。

彼女の2025年4月に発表した楽曲はシュルレアリスム的なビジュアルと力強いリリックの融合が見事な傑作です。

サルバドール・ダリからインスピレーションを受けたミュージックビデオでは、魚の水槽や巨大チェスボードなど非現実的な空間で彼女が堂々とパフォーマンス。

自身の批判者や過去のトラブルに対する強気な姿勢を表現したラインが印象的で、本作はテキサス州ヒューストン出身の彼女らしい自信に満ちた作品となっています。

2024年のアルバム『Megan』とその後の『Act II』に続く新たなシングルとして、次回作『Act III』への期待も高まる一曲。

強さとセクシャリティを表現したい人にぴったりの楽曲です。