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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(341〜350)

THE FINALSJoey Bada$$

Joey Bada$$ – THE FINALS (Official Audio)
THE FINALSJoey Bada$$

ブルックリン出身のヒップホップアーティスト、ジョーイ・バッドアスさんのダイナミックな新曲は、ライバルとの対立から生まれたディストラック作品。

Boi-1daさんらの手がけたトライアンフなビートに合わせて、彼の挑発的かつ鋭いフロウが炸裂します。

アルバム『B4.DA.$$』で2015年1月にBillboard 200の5位を記録するなど、確かな実力を証明してきた彼の詩的なリリックと緻密なフロウは健在。

アンダーグラウンドシーンでも高い評価を得ているプロデューサー陣とのタッグで、重厚なベースラインとシンセサイザーの響きが織りなす圧巻のサウンドを聴かせます。

ヒップホップの黄金期を思い起こすような90年代テイストと現代的な要素が見事に調和した本作は、クラシックなラップファンにも新世代のリスナーにもおすすめできる一曲です。

SOLD OUTLogic

Logic – SOLD OUT (Official Music Video)
SOLD OUTLogic

創造的な表現と内省的なメッセージを武器に、アメリカのヒップホップシーンで確固たる地位を築いているロジックさん。

プロデューサー6ixさんとのコラボレーションで作り上げられた本作は、彼の代名詞とも言える知的で哲学的な内容と、洗練されたプロダクションが見事に融合した一曲です。

アルバム『Young Sinatra: Welcome to Forever』以降、数々のヒット曲を生み出してきた彼らしい説得力のある作品に仕上がっていますね。

2025年5月にリリースされた本作は、アルバム『SideQuest』からのシングルカットとなっており、1990年代のヒップホップへのオマージュと現代的なサウンドが絶妙なバランスで調和しています。

深い思考と自己肯定感を求めるリスナーにぴったりの一曲と言えるでしょう。

Iz It A Crime?Snoop Dogg, October London

Snoop Dogg, October London – Iz It A Crime? (Visualizer)
Iz It A Crime?Snoop Dogg, October London

力強いギャングスタラップの重鎮であるスヌープ・ドッグさんが、新鋭R&Bシンガーのオクトーバー・ロンドンさんをフィーチャーした渾身のソウルフルな一曲。

イギリスの歌姫シャーデーの名曲を下敷きにした本作は、メロウでミニマルなサウンドに、オクトーバー・ロンドンさんの艶のある歌声が絡み、深い余韻を残します。

音楽業界への鋭い批判を込めたメッセージ性の高いラップと、ソウルフルなメロディーの融合が見事な一曲です。

本作は、2025年5月にリリースされたアルバム『Iz It A Crime?』の幕開けを飾るタイトル曲で、ファレル・ウィリアムスさんやウィズ・カリファさんらも参加した意欲作からのリード曲となっています。

ウェストコーストヒップホップファンはもちろん、ソウルミュージックを愛する方にも強くおすすめしたい一曲ですね。

Don’t Hold The FireSoFaygo

SoFaygo – Don’t Hold The Fire [Official Video]
Don't Hold The FireSoFaygo

伝統的なラップの枠にとらわれない新世代のサウンドを展開するソフェイゴさん。

ミシガン州グランドラピッズ出身の若きラッパーは、2018年から音楽活動を開始し、2021年にはトラヴィス・スコットのレーベル「Cactus Jack Records」と契約して注目を集めています。

2024年5月にリリースされた本作は、ドリーミーで浮遊感のあるサウンドスケープに、オートチューンを効果的に用いたメロディアスなヴォーカルが重なり合う印象的な仕上がり。

ファンを魅了してきた『Knock Knock』や、アルバム『Pink Heartz』で確立した世界観をさらに深化させた一曲となっています。

夜のドライブやリラックスしたい時間に聴きたい、現代のヒップホップシーンを象徴する作品といえるでしょう。

hold me downStormzy

ソウルフルな響きとゴスペルの要素を効果的に織り交ぜた、イギリス・ロンドン出身のストームジーさんによる心打つR&Bバラッドです。

これまでのグライムやラップを基調とした楽曲とは一味違い、深い内省と人間関係の機微を歌い上げる優しい歌声が印象的な作品となっています。

2025年5月に公開された本作は、彼自身のレーベルからの作品で、マリブの夕暮れを背景に撮影されたミュージックビデオも、楽曲の持つ温かな雰囲気を見事に表現しています。

穏やかな夜にゆったりと音楽に浸りたい方や、心を癒やされたい方にぴったりの一曲です。

Robbery 9Tee Grizzley

Tee Grizzley – Robbery 9 [Official Video]
Robbery 9Tee Grizzley

デトロイト出身のストリートの経験を持つラッパー、ティー・グリズリーさんによる本格的なストーリーテリングシリーズの新作です。

前作で好評を博したHelluvaさんのプロデュースによるデトロイトドリルサウンドを基調に、シカゴやUKドリルの要素を巧みに取り入れた緊張感のあるトラックメイキングが秀逸です。

アルバム『Forever My Moment』からの1曲として2025年5月に公開された本作は、彼の代名詞とも言える重厚な808ベースと高速ラップの融合が見事です。

映像監督のジェリー・PHDさんによるシネマティックな演出も相まって、ストリートの現実を映し出すような生々しさと、フィクションとしての物語性を高い次元で両立させています。

緊迫感のある展開と心理描写の深さは、ヒップホップファンなら必聴の価値があるでしょう。

HARD TRUTHSUMI & 6LACK

UMI, 6LACK – HARD TRUTHS (Official Music Video)
HARD TRUTHSUMI & 6LACK

現代のR&Bシーンにおける人気シンガーソングライター、日本人の血も引くUMIさんと人気ラッパーの6LACKさんが奇跡のコラボレーション。

ネオソウルとオルタナティブR&Bを融合した本作は、自己認識や人間関係の複雑さを見事に表現しています。

UMIさんの透明感のある歌声と6LACKさんの深みのあるラップが見事な調和を生み、静謐でありながら心に響くサウンドスケープを作り出しています。

2025年5月9日にEpic Recordsからリリースされた本作は、UMIさんにとってEpic Records移籍後初のシングルとなります。

洗練されたミニマルな808ドラムと深いベースラインが印象的で、自分自身と向き合いたい時や、静かな夜のドライブのお供にぴったりな一曲となっています。