【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(241〜250)
Where I BeenYoungboy Never Broke Again

アメリカ・ルイジアナ州バトンルージュ出身のヤングボーイ・ネバー・ブローク・アゲインさんは、幼少期から音楽に触れながら、16歳という若さで本格的な活動を開始したラッパー。
2025年5月に彼が刑務所から釈放された後、自身のYouTubeチャンネルで投稿した本作は、彼の人生における数々の経験や葛藤を赤裸々に綴った私的な作品です。
コンピレーションアルバム『I Just Got a Lot on My Shoulders』以来の新作となる本作は、メロディアスなフローと力強いビートが印象的。
ルイジアナ州出身のアーティストとしてはリル・ウェインに次ぐ、1億回以上のストリーミング再生を記録しました。
アーティストの過去と向き合いながら、力強く前を向こうとする姿に共感できる人にぜひ聴いてほしい楽曲ですね。
A Guy Called?Aitch

イギリス発のラッパー、エイチさんが放つ本作は、同じく英国出身のセントラル・シーさんとのビーフに対する返答として注目を集めています。
セントラル・シーさんのアルバム『Can’t Rush Greatness』が2025年1月24日にリリースされてから一日も経たずにリリースされた楽曲は、エイチさんの鋭いリリックとリズミカルなフロウが光る一曲。
重厚でありながらメロディアスな要素を持つビートが、リスナーに強い印象を与えますね。
遠慮なく直接的な批判を展開しているのが特徴的で、今後ビーフに発展するのかどうかヒップホップファンからの熱い注目を集めています。
Z世代の才能あふれるラッパー二人の動向に、今後も要注目ですね!
Fat Juicy & WetSexyy Red & Bruno Mars

スリリングでセクシーな楽曲が、アメリカのラッパー、セクシー・レッドさんとポップスターのブルーノ・マーズさんによって2025年1月に発表されました。
セクシー・レッドさんの大胆なラップとブルーノさんのキャッチーなフックが見事に融合した本作は、女性の魅力を称える内容で話題を呼んでいます。
ダニエル・ラモスさんとブルーノさん自身が手掛けたミュージックビデオも注目を集め、レディー・ガガさんやROSÉさんがサプライズ出演するなど豪華な仕上がりとなっています。
パーティーシーンを盛り上げたい方にぴったりの一曲ですよ。
Rain SnowRich The Kid & Kodak Black

アメリカのヒップホップシーンで躍進を続けるリッチ・ザ・キッドさんとコダック・ブラックさんが贈る力強いコラボ作品。
ストリートでの人生経験や苦難から成功へと至る道のりを、トラップビートとトランペットが織りなす壮大なサウンドで表現しています。
マイアミのリトルハイチ地区で撮影されたミュージックビデオでは、アーティストたちの原点となる場所で撮影が行われ、その映像美も見事な仕上がりとなっています。
本作は2025年2月にリリースされ、リッチ・ザ・キッドさんのアルバム『Life’s A Gamble』に続く新たな一歩となった意欲作。
人生の荒波を乗り越え、成功を手にした今だからこそ語れる経験と、それを乗り越えてきた強さが伝わってくる楽曲です。
困難に立ち向かう勇気や希望を求めている方にぜひ聴いていただきたい一曲となっています。
fatherJim Legxacy

イギリス出身のジム・レガシーさんは、ラップ、R&B、ソウル、インディーロックなど、様々なジャンルを融合させた独自のスタイルで注目を集めているアーティストです。
2025年2月にリリースされた楽曲は、カシー、ジョー・スタンレー、YTとの共同プロデュースで手掛けられており、多彩な音楽性とメロディアスなフローが見事に調和した秀作となっています。
本作は、2023年にリリースされたアルバム『ten』や『homeless n*gga pop music』などに続く彼の新たな表現として、ヒップホップやR&Bを基調としながらも、実験的で革新的なサウンドが特徴となっています。
深夜のドライブや一人の時間など、静かに音楽に浸りたい瞬間にぴったりの一曲ですね。