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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(361〜370)

Just Us (feat. Doja Cat)Jack Harlow

アメリカのヒップホップシーンの顔役として知られるジャック・ハーロウさんとドージャ・キャットさんのコラボが実現した意欲作。

2023年にアルバム『Jackman』で鋭い才能を見せたハーロウさんのポップなラップに、豊かな個性を放つドージャ・キャットさんのボーカルが見事に溶け合い、魅力的なケミストリーを生み出しています。

リラックスしたビートに乗せたキャッチーなメロディーは、2025年を代表する大人のラブソングとも言える仕上がり。

ロサンゼルスのレストラン「Horses」を舞台に撮影されたミュージックビデオでは、マット・デイモンさんやジョン・メイヤーさんなど豪華ゲストも出演しており、二人の艶やかな演技とともに目が離せない作品に。

心地よい空気感の漂う本作は、ゆったりとした夜のドライブや大切な人とのディナーのBGMにぴったりですよ。

Dark ThoughtsLil Tecca

Lil Tecca – Dark Thoughts (Official Video)
Dark ThoughtsLil Tecca

ノスタルジックなサンプリングにきらめくピアノ、明るいループで彩られたニューヨーク州クイーンズ出身のリル・テッカさんの今作は、クラシックなヒップホップの影響を感じさせる魅力的な一曲。

相手の感情に寄り添うような内省的な歌詞も印象的です。

2025年3月に公開された本作は、アルバム『Dopamine』の先行曲として注目を集めています。

過去にはアルバム『TEC』でシームレスなトランジションを導入し、『PLAN A』では新ジャンル「New Jazz」に挑戦するなど、革新的な音楽性を見せてきた実力派。

ルーフトップバーでの夜にぴったりな雰囲気を持つ本作は、オーストラリアARIAチャートで75位を記録するなど、国際的な評価も高まっています。

Could’ve Been Different (feat. Blu & Shamir)McKinley Dixon

McKinley Dixon – Could’ve Been Different (feat. Blu & Shamir) (Official Lyric Video)
Could've Been Different (feat. Blu & Shamir)McKinley Dixon

アメリカはバージニア州リッチモンドを拠点とするマッキンリー・ディクソンさんは、ジャズやソウルの要素を取り入れた洗練されたヒップホップで、独自の音楽世界を築いてきました。

そんな彼が2025年6月に発売予定のアルバム『Magic, Alive!』から、ブルーさんとシャミールさんをフィーチャーした先行曲を公開。

ストリングスやサクソフォン、ピアノなど多彩な楽器が織りなすソウルフルな広がりのあるアレンジの中で、人生の岐路や現在の視点、そして未来への問いかけを詩的なラップで綴っています。

本作は、完璧なエンディングクレジットを目指したという彼の野心的な試みであり、2025年3月からButcher Brownの全米ツアーでもパフォーマンスが予定されています。

ジャンルの垣根を超えた音楽表現に触れたい方におすすめですよ。

Close The DoorMoneybagg Yo

Moneybagg Yo – Close The Door (Official Music Video)
Close The DoorMoneybagg Yo

ストリートライフと個人的な経験をテーマにしたリアルなリリックで知られるテネシー州メンフィス出身のマネーバッグ・ヨーさん。

2025年3月に公開された本作は、重厚なビートと洗練されたメロディが見事に調和した一曲。

デビッド・モースさんとトーマス・ジャーマル・ウォーカーさんが手掛けた楽曲制作と相まって、彼の独特なフローとリズム感が存分に発揮されています。

アルバム『A Gangsta’s Pain』で全米ビルボード1位を獲得し、プラチナ認定も受けた彼のキャリアにおける新たな挑戦作とも言えるでしょう。

ヒップホップとトラップの要素を巧みに融合させた本作は、感情的な表現力とリスナーへの共感を呼ぶ歌詞で、深夜のドライブや一人の時間に聴きたい一曲です。

DILEMMA (FEAT. CENTRAL CEE)NEMZZZ

NEMZZZ – DILEMMA (FEAT. CENTRAL CEE) [OFFICIAL AUDIO]
DILEMMA (FEAT. CENTRAL CEE)NEMZZZ

イギリスはマンチェスター出身の若手ラッパー、2004年生まれのネムズさんはUKドリルやヒップホップを融合させた独自のスタイルで注目を集めている期待の新鋭です。

2025年3月にアルバム『RENT’S DUE』に収録された本作は、イギリスの実力派ラッパー、セントラル・シーさんをフィーチャーした意欲作となっています。

重厚なビートと鋭いリリックが織りなす独特の世界観が展開されており、都市生活や個人的な経験をリアルに描写した歌詞と、両者の巧みなフロウが魅力的です。

UKヒップホップシーンの最前線を体感したい方や、リアルな都市の物語に触れたい方におすすめの一曲ですね。

HARD LIFE (feat. Carey Washington)NLE Choppa

NLE Choppa – HARD LIFE (feat. Carey Washington) [Official Lyric Video]
HARD LIFE (feat. Carey Washington)NLE Choppa

2002年生まれ、テネシー州メンフィス出身のNLEチョッパさん。

アニメーションボーカルとも呼ばれる独特のエネルギッシュなフローで注目を集め、2019年の『Shotta Flow』でブレイクを果たした実力派ラッパーです。

2025年3月にリリースされた本作は、シンガーのケアリー・ワシントンさんをフィーチャーして、人生の困難や乗り越えるべき試練をテーマにした渾身の楽曲となっています。

これまでも『SLUT ME OUT 3』などでコラボレーションを重ねてきた二人の相性は抜群で、NLEチョッパさんの力強いラップにケアリー・ワシントンさんのソウルフルなボーカルが絡み合い、深い感情を呼び起こす作品に仕上がりました。

自分と向き合う時間が欲しいとき、心に響く音楽を求めているリスナーにお薦めです。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(371〜380)

FOMDJPlayboi Carti

Playboi Carti – FOMDJ (Official Visualizer)
FOMDJPlayboi Carti

暗く重厚なビートと実験的なサウンドスケープが織りなす圧倒的な世界観で、ヒップホップシーンを更なる高みへと導くプレイボーイ・カーティさん。

アメリカ・ジョージア州アトランタ出身のアーティストが、アルバム『MUSIC』で示した音楽的進化は目を見張るものがあります。

攻撃的なトラップビートの上で展開される独特なフローとエネルギッシュなヴォーカルワークは、まさに彼の真骨頂。

3月14日に公開されたアルバムは初日に1億4000万回のストリーミング再生を記録し、収録された全30曲がBillboard Hot 100にランクインするという快挙を成し遂げました。

パワフルかつ革新的なサウンドは、クラブやフェスでの盛り上がりはもちろん、ワークアウトのBGMとしても抜群の効果を発揮するでしょう。