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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(371〜380)

Back 2 Back ft. Potter PayperTunde

Tunde – Back 2 Back ft. Potter Payper [Music Video]
Back 2 Back ft. Potter PayperTunde

その物語性に引き込まれる、『Back 2 Back ft. Potter Payper』を紹介します。

こちらはタンデさんがポッター・ペイパーさんをフィーチャーして手掛けた作品。

曲はある男性がドアをけ破るところから始まり、そこから物語が転がっていきます。

その中に世の中への皮肉が込められているのが聴きどころです。

それから2人のマイクリレーや、ハモるようなカ所にも注目ですよ。

息ピッタリなパフォーマンスが披露されています。

Face to Facefakemink

fakemink – Face to Face (Prod Wraith9)
Face to Facefakemink

ロンドンを拠点に活動するアンダーグラウンドラッパー、フェイクミンクさん。

2023年のアルバム『London’s Saviour』で注目を集めた彼が、本格的に目指したのは対面でしか分かり合えない感情を描き出すことでした。

ローファイで生々しい空気感とクリーンなサウンドが絶妙なバランスで融合し、プロデューサーのレイス9さんとの化学反応が見事に結実しています。

粗削りでスモーキーなビートと流麗なラップが織りなす世界観は、まるでパンデミック以降の人間関係の変化を映し出す鏡のよう。

2025年2月のリリース以降、春からのライブツアーも予定されており、さらなる飛躍が期待されます。

人と人との繋がりを大切にしたい方にこそ、心からお薦めしたい1曲となっています。

LV Bag (feat. j-hope from BTS & Pharrell Williams)Don Toliver, Speedy

Don Toliver, Speedy – LV Bag (feat. j-hope from BTS & Pharrell Williams) [Official Audio]
LV Bag (feat. j-hope from BTS & Pharrell Williams)Don Toliver, Speedy

テキサス州ヒューストン出身のドン・トリヴァーさんは、父親もラッパーという音楽一家に生まれ、若くしてオペラ歌手からラップに転向した異色の経歴の持ち主です。

2024年のルイ・ヴィトンのメンズ秋冬ショーのフィナーレで初披露された本作は、j-hopeさんとファレル・ウィリアムスさんを迎えた豪華コラボレーション。

スウェッグあふれるビートに乗せて、3人の個性的なボーカルが見事な調和を生み出しています。

ラグジュアリーな世界観とヒップホップの融合という新たな試みは、ファッションと音楽の境界を超えた革新的な一曲として注目を集めています。

ドライブ中やパーティーシーンで、洗練された雰囲気を醸し出すBGMとしてぴったりな一曲ですね。

Bauch Beine PoShirin David

Shirin David – Bauch Beine Po [Official Video]
Bauch Beine PoShirin David

リトアニアとイランのルーツを持つYouTuber出身のマルチタレント、シリン・デイヴィッドさん。

ドイツ語圏を代表するラッパーとして、女性のエンパワーメントをテーマにした力強い歌詞とパワフルなパフォーマンスで支持を集めています。

2019年にリリースされたデビューアルバム『Supersize』がドイツ国内チャート1位を獲得し、一躍トップアーティストの仲間入りを果たしました。

2019年のBambi賞「Shootingstar」部門受賞を皮切りに、2024年にはTikTok Awardsで「Artist of the Year」を受賞するなど、その活躍は音楽シーンにとどまりません。

自身のブランド展開やマーケティング戦略でも高い評価を受けており、ドイツのエンターテインメント界で確固たる地位を築いています。

ドイツ語ヒップホップに興味がある方や、強さと美しさを兼ね備えたアーティストの魅力に触れたい方にお勧めです。

Gripper (ft. T-Pain)Flo Milli

Flo Milli – Gripper (Visualizer) ft. T-Pain
Gripper (ft. T-Pain)Flo Milli

2000年生まれのフロ・ミリさんは、アメリカ・アラバマ州モービル出身のラッパーです。

2018年に「Beef FloMix」がSNSでバイラルヒットし注目を浴びました。

T-Painさんをフィーチャーした彼女の楽曲は、2000年代初頭のR&Bと現代のトラップビートを融合させた大胆な作品。

T-Painさんの特徴的なボコーダーメロディと、鋭く自信に満ちたラップが絶妙に絡み合い、世代を超えたコラボレーションになっています。

本作は、アルバム『Fine Ho, Stay』に収録されており、2025年4月に第一子となる男児を出産した直後のリリースとなりました。

女性の主体性や自己肯定感を表現した彼女の音楽は、夜のクラブシーンで盛り上がりたい方や、力強いフェミニンなエネルギーを求める方にぴったりの一曲です。

see gbeduLen

Len – see gbedu [Official Music Video]
see gbeduLen

ロンドン南部ストックウェルから登場し、UKラップシーンに新風を吹き込んでいるレンさん。

彼の音楽は、トラップからアフロビート、ジャージークラブまで多様なジャンルを融合させた独自のスタイルで知られています。

2025年4月にリリースされた本作は、アフロビーツ×ヒップホップの融合によるエネルギッシュな一曲。

リズミカルなパーカッションに乗せて繰り広げられる高速ラップと柔軟なボーカルパフォーマンスが魅力です。

彼のヨルバ系ナイジェリア人としてのルーツが音楽に反映されており、文化的アイデンティティを感じさせる深みのある作品となっています。

次回作アルバム『goldenboy』の先行シングルとして発表された本作は、夏のパーティーやアウトドアイベントで盛り上がりたい方にぴったりの一曲ですよ。

ITS A FEELogic

アメリカを拠点に活動するロジックさんの新曲は、彼の音楽的挑戦を象徴する意欲作です。

ブームバップやコンシャスラップで知られる彼が、今回はPlayboi CartiさんやTravis Scottさんに影響を受けた「レイジ」ジャンルに挑戦。

ミニマルでムーディーなビートの上で、成功の裏にある代償や内面の葛藤を表現した作品となっています。

2025年4月25日にBoom.Recordsからリリース予定で、通算15枚目となるアルバム『Sidequest』に収録されます。

ロジックさんは2024年末からトラップミュージックへの挑戦を公言しており、本作はその宣言通りの新境地を切り開くものです。

エネルギッシュで感情的なラップが好きな方や、アーティストの音楽的変遷を楽しむリスナーにぴったりの一曲となっています。