【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】
欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。
細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。
そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!
米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。
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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(371〜380)
My WorldChuckyy

シカゴを拠点に活動するチャッキーさんは、シカゴのストリートカルチャーから生まれた新世代ドリル・ラップシーンを代表するアーティストです。
ホラー映画を思わせる不気味なビートに、彼独特の鼻声のようなボーカルを乗せた表現スタイルは唯一無二。
2025年4月にリリースされた本作は、重厚なベースラインと繊細なメロディが融合した意欲的な作品で、自身の内面世界や葛藤、成長をテーマに深い感情表現を織り込んでいます。
Apple MusicやSpotifyで高い再生回数を記録し続けている本作は、ドリル・ラップに新たな表現を見出そうとするリスナーにおすすめの一曲です。
what i preferDDG

ミシガン州ポンティアック出身のディーディージーさんが2025年5月にリリースしたアルバム『Blame The Chat』から公開されたこの楽曲は、メロディックなトラップビートに乗せて紡がれる柔らかな歌声が印象的なラブソング。
理想のパートナー像や人間関係における価値観を繊細に表現しており、青と紫の照明が印象的なMVでは、モデルのウェンディ・オルティスさんとの共演で幻想的な世界観を魅せています。
人気ラッパーのウィズ・カリファさんやオフセットさんらが参加した本作は、YouTuberからアーティストへと転身を遂げた彼の音楽性の幅広さがよく分かる一曲。
ムーディーな雰囲気が心地よく、ゆったりとした夜のドライブにぴったりな楽曲です。
【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(381〜390)
EVERYONES DEAD ALREADYLogic, T Man the Wizard & Whethan

メリーランド州出身のロジックさんとプロデューサーのホエタンさん、そしてT・マン・ザ・ウィザードさんが織りなす強烈なハードRAGEトラックが、初タッグでリリースされました。
ロジックさんといえば、哲学的な歌詞と社会派メッセージで知られるラッパーですが、本作ではレイジ・サウンドを取り入れることで実験的な表現を披露。
ファンタジー要素を取り入れた「Side Quest」プロジェクトの一環として2025年5月に公開された本作は、独特な世界観とサウンドで話題を呼んでいます。
短い曲尺ながら重厚な808ベースと攻撃的なフローが展開され、エネルギッシュなパフォーマンスはラップファン必聴の一曲といえるでしょう。
Forever My MomentTee Grizzley

デトロイトを拠点に活動するティー・グリズリーさんが2025年5月16日にリリースする『Forever My Moment』は、アルバム『My Moment』シリーズの集大成として制作され、全14曲でゲストアーティストを一切迎えない意欲的な作品となっています。
2025年4月に公開された表題曲となる本作は、刑務所生活を経て這い上がってきた彼の人生そのものが映し出されており、冒頭の内省的でメロディアスなアプローチから、一気にハードなラップへとシームレスに移行する手腕が見事ですね。
現代ヒップホップファンは必聴の曲ですよ!
Can’t Hide It [Ft. Jhené Aiko]Lil Durk
![Can't Hide It [Ft. Jhené Aiko]Lil Durk](https://i.ytimg.com/vi/sRF9P3BAmvo/sddefault.jpg)
シカゴのストリートから頭角を現し、その後メインストリームで成功を収めているリル・ダークさん。
アメリカのラップ界を代表するアーティストの一人として確固たる地位を築いています。
ジェニー・アイコさんとのコラボレーションで生まれた本作は、R&Bテイストを取り入れた甘美なラブソングに仕上がっています。
メロディアスなリズムと柔らかなピアノの音色が印象的で、ダークさんの繊細なラップとアイコさんの透明感のある歌声が見事に調和しています。
アルバム『Deep Thoughts』からの先行シングルとして2025年3月に公開された本作は、ダークさんの新境地を感じさせる一曲。
ストリートアンセムを得意とする彼の新たな挑戦であり、恋愛感情を率直に表現した魅力的な楽曲です。
R&Bファンはもちろん、ラブソング好きの方にもぜひ聴いていただきたい一曲となっています。
OutsideCardi B

自身のプライベートなゴシップさえも、容赦のない過激なリリックで音楽に昇華させてしまうのが、アメリカ出身のラッパー、カーディ・Bさん。
彼女が2025年6月にリリースしたソロシングルは、元夫への怒りを爆発させたかのような内容で大きな話題を呼んでいますよね。
クラシックなビートを引用したバウンシーなトラップサウンドは、聴いているだけで気分が上がることでしょう。
この楽曲は、当初非公開の予定だったものがファンの熱い要望で世に出たという背景も、生々しさを物語っています。
来るべきセカンドアルバム『Am I the Drama?』への期待を煽る一曲で、何かを吹っ切りたい時にぴったりの楽曲と言えそうですね。
Nice Try Wrong GuyNicholas Craven & Boldy James

アンダーグラウンド・ヒップホップ界で絶大な信頼を得るコンビ、カナダのプロデューサーであるニコラス・クレイヴンさんと米デトロイトのラッパー、ボールディ・ジェームズさんが2025年6月に新たな楽曲をリリースしています。
クレイヴンさんの手掛けるバターのように滑らかでソウルフルなループは非常に心地良く、そこにジェームズさんのドライで鋭いラップが乗ることで、独特の緊張感が生まれているのですよね。
忠誠心をテーマにしたリリックは、聴き手の心に深く突き刺さります。
本作は、ジェームズさんが2023年1月の事故から回復する中で完成したという背景もあり、その物語性も作品に深みを与えています。
ヒップホップの奥深さに触れたい方にこそ聴いてほしい一曲と言えそうです。






