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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(431〜440)

SunstoryKal Banx ft. Isaiah Rashad

Kal Banx ft. Isaiah Rashad – Sunstory (Official Audio)
SunstoryKal Banx ft. Isaiah Rashad

テキサス州ダラス出身のプロデューサー、カル・バンクスさんが、ラッパーのアイザイア・ラシャッドさんをフィーチャーした新曲をドロップしました。

メロウでソウルフルな雰囲気漂う本作は、自己成長や家族、そして黒人としてのアイデンティティをテーマにした意欲作。

2024年11月1日にリリースされたこの曲は、カル・バンクスさんの精力的な活動の一環であり、以前の『HOP OUT CHO FEELINS』に続く作品です。

二人のアーティストの深い友情と信頼関係に基づいて制作された本作は、シンプルながらも深いメッセージを持つリリックと、洗練されたプロダクションが見事に融合しています。

ヒップホップファンの皆さんは要チェックですよ。

Gorgeous (feat. Jhené Aiko)Snoop Dogg

Snoop Dogg – Gorgeous (feat. Jhené Aiko) [Official Lyric Video]
Gorgeous (feat. Jhené Aiko)Snoop Dogg

ドクター・ドレーさmmとの再コラボでファンを沸かせたスヌープ・ドッグさん。

アメリカ出身の彼がリリースした本作は、ジェネイ・アイコさんをフィーチャーしたメロウなナンバーです。

軽快でリラックスしたトラックに乗せて、スヌープさんの流れるようなラップとアイコさんの柔らかなボーカルが絶妙にマッチしています。

2024年11月に先行シングルとしてリリースされた本作は、12月発売予定のアルバム『Missionary』に収録。

ファンクやヒップホップの要素を取り入れた、クラシックなドレーのビートとホーンセクションが特徴的です。

美しさやリッチな生活への憧れを表現した歌詞は、自己肯定感と成功を祝う内容となっています。

ALL REDPlayboi Carti

Playboi Carti – ALL RED (Official Audio)
ALL REDPlayboi Carti

ダークでアグレッシブな雰囲気が漂う楽曲が、Playboi Cartiさんから届きました。

2024年9月、彼の誕生日に合わせてリリースされたこの曲は、アルバム『I AM MUSIC』のリードトラックとして注目を集めています。

トラップとアンダーグラウンドのサウンドが融合した重厚なビートに乗せて、暴力や富、スタイルについてのリリックが展開されるところが魅力的ですね。

「ALL RED」というフレーズが象徴するように、力強さと危険性を感じさせる楽曲となっています。

反逆精神あふれる歌詞からは、カーティさんの個性的な世界観が伝わってきますよ。

刺激的な音楽体験を求めている方々におすすめの一曲です。

West Coast WeekendTyga, YG, Blxst

Tyga, YG, Blxst – West Coast Weekend (Official Video)
West Coast WeekendTyga, YG, Blxst

ヒップホップファンなら思わずニヤリとしてしまうであろう曲が『West Coast Weekend』です。

こちらはタイガさんが、YGさん、BLXSTとともに手掛けた作品。

シンセサイザーを使ったメロウなトラックが印象的です。

もしかすると、このトラックに聴きおぼえがある方もいるのではないでしょうか。

というのも、伝説のラッパー、2Pacさんの『All About U』をサンプリングしているんです。

ヒップホップファンにとってはたまらない演出ですよね。

一方リリックは、愛についてやや過激な言葉で歌うというもので、トラックとのギャップを感じられます。

FreeLittle Simz

Little Simz – Free (Official Audio)
FreeLittle Simz

ヒップホップの新世代の旗手として注目を集めるイギリス・ロンドン出身のリトル・シムズさん。

ナイジェリアにルーツを持つ彼女は、名プロデューサーのインフロさんと共にアルバム『Sometimes I Might Be Introvert』を2021年に制作し、マーキュリー賞を受賞する快挙を成し遂げています。

2025年5月のニューアルバム『Lotus』に収録されるこちらの1曲は、すでに先行で公開されている楽曲「Flood」と比べるとジャジーでソウルフルな要素をちりばめた意欲作に仕上がっています。

重い現実を見つめながらもポジティブなメッセージを強く打ち出すスタイルが際立つ本作は、深い言葉に共感できる人にぜひ聴いてほしい1曲ですね。

Could’ve Been Different (feat. Blu & Shamir)McKinley Dixon

McKinley Dixon – Could’ve Been Different (feat. Blu & Shamir) (Official Lyric Video)
Could've Been Different (feat. Blu & Shamir)McKinley Dixon

アメリカはバージニア州リッチモンドを拠点とするマッキンリー・ディクソンさんは、ジャズやソウルの要素を取り入れた洗練されたヒップホップで、独自の音楽世界を築いてきました。

そんな彼が2025年6月に発売予定のアルバム『Magic, Alive!』から、ブルーさんとシャミールさんをフィーチャーした先行曲を公開。

ストリングスやサクソフォン、ピアノなど多彩な楽器が織りなすソウルフルな広がりのあるアレンジの中で、人生の岐路や現在の視点、そして未来への問いかけを詩的なラップで綴っています。

本作は、完璧なエンディングクレジットを目指したという彼の野心的な試みであり、2025年3月からButcher Brownの全米ツアーでもパフォーマンスが予定されています。

ジャンルの垣根を超えた音楽表現に触れたい方におすすめですよ。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(441〜450)

Paid In Full (feat. Big Zuu, Wax, Ets & D7)AJ Tracey

AJ Tracey – Paid In Full (feat. Big Zuu, Wax, Ets & D7)
Paid In Full (feat. Big Zuu, Wax, Ets & D7)AJ Tracey

イギリスの名門ラッパー、AJ・トレーシーさんが約10年ぶりに旧友たちと再会を果たした記念碑的な1曲。

97年のホワイト・タウンのヒット曲を大胆にサンプリングしたビートに、グライム・クルー「My Team Paid」の面々が鋭いフローを重ねていきます。

本作は、UKドリル、トラップ、ポップスなど多彩なジャンルを横断してきた彼が、原点回帰を果たした意欲作。

6月公開予定のアルバム『Don’t Die Before You’re Dead』の先行シングルとしてリリースされています。

懐かしいグライムサウンドと現代的なプロダクションの融合を楽しみたい方、UKヒップホップシーンの歴史に触れたい方におすすめです。

加えて、Sky・NowTVの料理番組『Seriously Rich Flavours』とのタイアップも決定しており、音楽以外の活動も注目を集めています。