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【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】

欧米のチャートをチェックしている方であれば周知の事実ですが、ヒップホップはもはや最もメジャーな音楽ジャンルとして認知されています。

細かいサブジャンルもありますし、地域性も色濃く出ることも興味深いのですが、興味はあるけど評価が定着している過去の名盤はともかく最新のヒップホップはどこから手を付けていけばいいのか……と悩まれている方もいらっしゃるはず。

そんな方々に向けてこちらの記事では最新のヒップホップのトレンドをご紹介!

米英を中心としたヒップホップの「今」を知りたい方、ぜひチェックしてみてください。

【最新】洋楽ヒップホップのトレンド【2025】(631〜640)

fatherJim Legxacy

イギリス出身のジム・レガシーさんは、ラップ、R&B、ソウル、インディーロックなど、様々なジャンルを融合させた独自のスタイルで注目を集めているアーティストです。

2025年2月にリリースされた楽曲は、カシー、ジョー・スタンレー、YTとの共同プロデュースで手掛けられており、多彩な音楽性とメロディアスなフローが見事に調和した秀作となっています。

本作は、2023年にリリースされたアルバム『ten』や『homeless n*gga pop music』などに続く彼の新たな表現として、ヒップホップやR&Bを基調としながらも、実験的で革新的なサウンドが特徴となっています。

深夜のドライブや一人の時間など、静かに音楽に浸りたい瞬間にぴったりの一曲ですね。

2Much 2Fast (feat. Landon Cube)Lil Skies

1998年生まれ、アメリカ・ペンシルベニア州出身のリル・スカイズさんとコラボレーターのランドン・キューブさんが再びタッグを組んで楽曲を発表しました。

エモ・ラップとポップ・ラップを見事に融合させた本作は、急速な成功とその後の試練を描いた内省的な一曲となっています。

2017年にメジャーデビューシングル『Red Roses』でブレイクし、翌年のアルバム『Life of a Dark Rose』が全米チャートで10位を記録した彼らですが、その後のキャリアや業界での立ち位置を見つめ直すような心情を表現しています。

夜間ドライブやベッドルームで一人で聴きたくなるような、メロディアスで感情豊かな楽曲として仕上がっていますよ。

APEXLil Tjay

Lil Tjay – APEX (Official Music Video)
APEXLil Tjay

ニューヨーク州ブロンクス区出身のリル・ティジェイさんは、2018年の楽曲『Brothers』で名を馳せ、2019年にはアルバム『True 2 Myself』でメジャーデビューを果たしたメロディック・ラッパーです。

2022年6月の銃撃事件から見事な復活を遂げた彼の本作は、ストリートライフを描きながらも、人生の頂点を目指す強い意志が込められています。

メロディアスな歌唱とトラップビートの融合は、彼の持ち味を遺憾なく発揮しており、人気オンラインゲーム『Apex Legends』とのタイアップも予定されているそうです。

夢と野望を抱く若い世代の心に、きっと深く響くことでしょう。

FloodLittle Simz

Little Simz – Flood (Official Music Video)
FloodLittle Simz

イギリスで最も有名なラッパーの一人、リトル・シムズさんが2025年5月に発売予定のアルバム『Lotus』から先行シングルを発表しています。

雷鳴のように轟くドラムビートに、彼女の唸るようなラップが重なり、まるで楽器のように声を操る表現力は圧巻。

南アフリカのムーンチャイルド・サネリーさんとオボンジャヤーさんをフィーチャーし、生々しくも催眠的なグルーヴを生み出しています。

マーキュリー賞受賞やブリット・アワード最優秀新人賞など輝かしい実績を持つ彼女は、2024年のグラストンベリー・フェスティバルでも称賛を浴びました。

本作は夜のドライブで聴きたい、没入感のある作品です。

LAMB TALKMike Dimes

MIKE DIMES – LAMB TALK (Official Music Video)
LAMB TALKMike Dimes

若くして頭角を現した、テキサス州サンアントニオ出身のマイク・ダイムズさんから2025年2月に目が離せない新曲が届けられました。

軍人の家庭に生まれ育ち、2001年生まれと非常に若いながらもヒップホップシーンで確固たる地位を築いています。

2021年にはTikTokで約20億回の再生回数を記録した『My Story』をリリースし、その後もアルバム『In Dimes We Trust』や『Texas Boy』と順調なキャリアを積み重ねてきました。

トラップやプラグなどの要素を盛り込んだサウンドに、クリーンでパワフルな重低音が織り込まれた本作。

そのスタイルはA$AP RockyやJoey Bada$$らの影響を感じさせながらも、新鮮な魅力を放っています。

独自のグルーヴと強烈なインパクトを持つサウンドは、これまでのヒップホップファンを虜にすること間違いありません。

MittelmeerPashanim

ベルリン・クロイツベルク出身のパシャニムさんは、クルド系トルコ人とドイツ人のハーフというバックグラウンドを持つラッパー兼映像作家です。

12歳からラップを始め、2018年にSoundCloudでのリリースをスタート。

トラップやオルタナティブヒップホップなど、多彩な音楽性を武器に独自の世界観を築いています。

2020年にTikTokでブレイクを果たすと、立て続けにドイツチャートの上位にランクイン。

同年のHipHop.de Awardsでは「Best Song National」を受賞し、その後も数々の栄誉を手にしています。

自身の作品の映像制作も手掛けており、JujuやCasperなど著名アーティストのミュージックビデオも監督。

新世代のアーティストとして、ドイツ語圏を超えた活躍が期待される存在です。

非英語圏のヒップホップに興味がある方や、映像と音楽の両面で斬新な表現を求める方にぜひ聴いていただきたいアーティストですよ。

Pop n OliveSamara Cyn, Sherwyn

Samara Cyn, Sherwyn – Pop n Olive [Official Video]
Pop n OliveSamara Cyn, Sherwyn

テネシー州出身で現在ロサンゼルスを拠点に活動するサマラ・シンさんとシャーウィンさんが生み出した心温まるコラボ作品が2025年3月にリリースされました。

ヒップホップとファンクを見事に融合させた楽曲は、レトロな雰囲気とモダンなサウンドが絶妙なバランスで調和しています。

サマラ・シンさんの魅力的なボーカルと、シャーウィンさんのグルーヴィーなプロダクションワークが見事にマッチし、耳に残るメロディと印象的なベースラインが織りなす独自の世界観を作り上げています。

本作は複数のファッションブランドやスポーツブランドのCMソングとしても起用が決定しており、今後の展開が楽しみですね。

自己表現や前向きな生き方について歌ったメッセージ性の高い歌詞は、自分らしさを大切にしたい全ての人に響くはずです。