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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介

クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。

さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。

本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。

オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。

誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(81〜90)

交響曲第3番 変ホ長調作品97「ライン」Robert Schumann

★シューマン 交響曲 第3番「ライン」変ホ長調 作品97 コンヴィチュニー Schumann : Symphony No.3 in E-♭Major “Rhenish”
交響曲第3番 変ホ長調作品97「ライン」Robert Schumann

1850年に作曲されました。

番号は3番ですが、4曲ある交響曲の中で最後に書かれたものが「ライン」です。

シューマンは40歳で、デュッセルドルフに引っ越してきました。

そこでライン川沿いの暮らしからインスピレーションを得た作品といわれています。

第1楽章の生き生きとしたメロディは聴いている人を明るい気持ちにさせます。

喜歌劇「軽騎兵」序曲Franz von Suppè

Franz von Suppé – Leichte Kavallerie – Franz Welser-Möst
喜歌劇「軽騎兵」序曲Franz von Suppè

オーストリアの作曲家スッペの代表作もともとは全2幕のオペレッタ作品『軽騎兵』において演奏される曲目ですが、本編は失われてしまい、現代ではこの序曲しか残っていません。

有名な冒頭のトランペットのテーマが勇敢にとどろいた後、馬の駆け足のような行進曲があらわれ、戦いの場面を連想させます。

弦楽器による憂いを帯びたメロディを挟んで、ふたたび行進曲が登場し明るいままに幕が閉じます。

軽妙なメロディと生きいきとしたリズムに加えて、ウィーン特有の優美さを兼ね備えている作品です。

交響組曲シェヘラザードNikolai Rimsky-Korsakov

Rimsky-Korsakov : Scheherazade / リムスキー・コルサコフ 交響組曲シェヘラザード
交響組曲シェヘラザードNikolai Rimsky-Korsakov

交響曲「シェヘラザード」は1888年に作曲されました。

この曲は、かの有名の千夜一夜物語をもとにしてできた曲です。

冒頭に流れる、威厳のあるメロディは「王サルタン」のテーマです。

そして、それを溶かしいやすように入るバイオリンは、曲のタイトルにもなる「シェヘラザード」のテーマです。

この曲は4楽章からなり、それぞれに物語的な題名がついています。

タンホイザー「序曲」Richard Wagner

ワーグナー / タンホイザー序曲 ( Wagner / Tannhauser-Overture )
タンホイザー「序曲」Richard Wagner

「タンホイザー序曲」は、全3幕で構成される歌劇「タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦」で演奏されます。

壮大な自然を想像させます。

クラリネット、ファゴット、ホルンから始まる音が魅力的です。

弦楽器や管楽器の音がとてもしっかりと響いていて、この曲の聴きどころともいえます。

交響曲第5番Gustav Mahler

グスタフ・マーラー 交響曲 第5番 嬰ハ短調 by バーンスタイン
交響曲第5番Gustav Mahler

トランペットの不吉なファンファーレから始まるこの曲は、20世紀にマーラーが書いた最初の交響曲です。

重々しく始まるこの曲は後半になるにつれ、明るく壮大となり、「葬送」から「勝利」へと導かれて行きます。

この曲には自身が作曲した歌曲『少年の魔法の角笛』や『亡き子をしのぶ歌』などから引用されているメロディーもあります。

4楽章はヴィスコンティ監督の映画『ベニスに死す』で使われたことでも有名です。