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【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介

クラシックのなかでも、最も豪華で表現の幅が広いオーケストラ。

さまざまな楽器で、個々が持っている感性とともに一つの音楽を奏でることは、そこにしか生まれない魅力があります。

本記事では、そんなオーケストラの名曲、人気曲をピックアップしました。

オーケストラといっても、交響曲から協奏曲、歌劇まで、ジャンルはさまざま。

誰もが聴いたことのある曲から、クラシック愛好家のなかで精通している曲までご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

もくじ

【オーケストラ】名曲、人気曲をご紹介(81〜100)

パガニーニの主題による狂詩曲Sergei Vasil’evich Rachmaninov

ラフマニノフ/パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43/A.コブリン
パガニーニの主題による狂詩曲Sergei Vasil'evich Rachmaninov

ロシアを代表する作曲家ラフマニノフの作品で、アメリカ亡命後に作曲された数少ない作品の一つでもあります。

ロシア革命により国を離れることになったラフマニノフの望郷の念が強く出ていると言われています。

「超絶技巧と引き換えに悪魔に魂を売ったとうわさされたニコロ・パガニーニの伝説を筋立てとして利用してはどうか」という提案をうけ、曲名が付けられました。

全24の変奏のうち、第18変奏が特に有名で映画のBGMによく使われます。

穏やかで甘美な変奏から激しく重々しい変奏まであり、さまざまな雰囲気が楽しめる1曲です。

春の祭典Igor Stravinsky

スヴェトラーノフ指揮:ストラヴィンスキー:春の祭典
春の祭典Igor Stravinsky

ロシアの作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキーによって制作されたバレエのための作品です。

いわゆる「近代音楽」と呼ばれる作品群の一つで、その独創性の高さから発表された当時は賛否両論。

公演での初めての演奏で、客たちによる大乱闘が起こったことが広く知られています。

それぐらい、人々の心の琴線に触れるものが、曲の中に込められているのかもしれませんね。

現代において超絶技巧の類に入るこの名曲を、ぜひ一度あなた自身の耳で味わってみてください。

「天国と地獄」序曲Jacques Offenbach

運動会でよく流れる「天国と地獄」として知られているこの曲は、「地獄のオルフェ」とも呼ばれています。

美しいメロディがあったり、陽気なメロディがあったり、悲しいところがあったり、と曲の明暗のつけ方が非常に魅力的です。

この曲の元となっているのは、ギリシャ神話のオルフェオの物語です。

あらすじを読んでみるとまたこの曲の魅力が深まります。

交響曲第1番 エレミアLeonard Bernstein

レナード・バーンスタイン/交響曲第1番 「エレミア」 第2楽章 プロファネーション(編曲:F ベンクリシュートー)
交響曲第1番 エレミアLeonard Bernstein

この曲は、無名時代に作曲コンクールに出され、落選しました。

しかし、1944年に初演が実現されました。

第3楽章から構成されており、彼自身のユダヤ系という血筋を意識した作品です。

重苦しい第1楽章から始まりますが、聴いていると、彼自身の訴えが耳を通して伝わる作品です。

E.T.John Williams

映画音楽の巨匠ジョン・ウィリアムズが手掛けた傑作。

孤独な少年と優しい異星人との友情を描いた感動的な物語の核心を見事に捉えています。

アカデミー賞をはじめ、ゴールデングローブ賞、グラミー賞、BAFTA賞を受賞。

これらすべての賞を同じスコアで複数回獲得したのは、ウィリアムズただ一人。

本作は、友情や冒険、異文化交流の普遍的なテーマを象徴し、映画の魔法のような世界観を音楽で表現。

スピルバーグ監督との長年のコラボレーションが生んだ、映画と音楽の深い結びつきを感じさせる珠玉の1曲です。