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おすすめのサーファーミュージック。サーフィンのお供に聴きたい名曲

おすすめのサーファーミュージック。サーフィンのお供に聴きたい名曲
最終更新:

いわゆる「サーフロック」はザ・ベンチャーズのギターインストであったり、初期のザ・ビーチボーイズを筆頭とした南カルフォルニアのサウンド……といったイメージは音楽に詳しい方であればよくご存じでしょう。

近年の「サーフミュージック」はサーファーなどの海のカルチャーと深いつながりを持つシンガーソングライターによる、アコースティックサウンドを基調とした楽曲という印象がありますから、その違いは何だかおもしろいですよね。

こちらの記事では広義の意味での「サーフミュージック」をテーマとして、サーフロックに影響を受けた近年のインディポップやサーフパンクも目を向けた洋楽中心のラインアップでお届け。

まぶしい太陽の光や波がよく似合う、名曲の数々をまとめています!

もくじ

おすすめのサーファーミュージック。サーフィンのお供に聴きたい名曲(1〜20)

Crazy For YouNEW!Best Coast

Best Coast – Crazy For You [OFFICIAL VIDEO]
Crazy For YouNEW!Best Coast

太陽がさんさんと降り注ぐカリフォルニアの情景が目に浮かぶような、甘酸っぱくもどこか切ないメロディが印象的な一曲です。

Best Coastが2010年7月にリリースしたデビュー・アルバム『Crazy For You』に収められた本作は、好きな人へのどうしようもない想いや、それに伴う心の揺れ動きを、飾らない言葉で真っ直ぐに歌い上げていますね。

ニューヨークでの生活を経て故郷への想いを強くしたベサニー・コセンティーノさんの個人的な感情が、このローファイながらも温かみのあるサウンドに溶け込んでいるかのようです。

このアルバムはビルボードチャートで初登場36位を記録するなど、当時のインディシーンで大きな注目を集めました。

まぶしい日差しの中でのサーフィンや、海沿いをのんびりドライブする時のBGMとして、最高の相棒になってくれそうですね!

WetNEW!Dazey and the Scouts

数年足らずの活動ながらクィアコア、サーフ・パンク、インディー・ロックが渦巻く実験的なサウンドで、活動時期以上に人気を集めているDazey and the Scouts。

この楽曲はバンドの多面的な魅力を象徴する一曲で、2017年2月に自主リリースされたアルバム『Maggot』に収録の本作は、ローファイなパンクサウンドに、涙が乾くまで感情を曝け出す痛切さと、それを皮肉めいたユーモアで包み込む歌詞が重なり、聴く者の心を掴んで離しません。

リリースから数年後にTikTokで爆発的な人気を獲得、2021年2月には限定ヴィニールが即日完売するなど再評価の波に乗ったという背景も興味深いですよね。

こうした赤裸々な感情表現は、ありのままの自分を肯定したいと願う多くの人々の心に響くはず。

型にはまらないサーフミュージックとしても、新鮮な驚きを与えてくれますよ!

When I Go To The BeachNEW!The Slickee Boys

When I Go To The Beach – The Slickee Boys (1983)
When I Go To The BeachNEW!The Slickee Boys

ワシントンD.C.の音楽シーンから登場したThe Slickee Boys。

彼らが1983年に公開した作品は、聴く者の心を一瞬で砂浜へと誘う、そんな魅力に満ちています。

パンク由来の疾走するビートとガレージロック特有のザラついたギターサウンドが、サイケデリックな彩りを添えつつ一体となる様は、実に個性的と言えましょう。

歌詞には、ビーチへ向かう時の高揚感や、仲間たちと過ごす自由で少しワイルドな時間が、エネルギッシュに表現されていることでしょう。

この楽曲は、同年のアルバム『Cybernetic Dreams of Pi』にも収録。

MTVのコンテスト「Basement Tapes」では準優勝を果たし、映画『Back to the Beach』のワンシーンを彩ったことも特筆すべきですね。

海辺のドライブや、ただただ気分を上げたい時に、これほど最適な一曲もそうないのではないでしょうか。

YouthNEW!Beach Fossils

どこか夢見心地で、それでいて胸をしめつけるようなギターのアルペジオが印象的な本作は、Beach Fossilsの初期衝動がきらめく一曲なのです。

リバーブがかったボーカルとローファイな質感が、まるで陽炎のように揺らめき、聴く人を過ぎ去った夏の記憶へと誘うかのようですね。

この曲は、フロントマンのDustin Payseurさんが深い孤独感やノスタルジアを抱えながら、音楽制作に没頭していた時期の感情が結晶化したものと言えるでしょう。

2010年5月に発売されたデビューアルバム『Beach Fossils』の2曲目に収録されており、まさにCaptured Tracksサウンドを代表するようなドリームポップ/ジャングルポップ、そしてサーフロック風の雰囲気に満ちた楽曲となっています。

まぶしい太陽の下、海へ向かうドライブのお供にはもちろん、少しセンチメンタルな気分に浸りたい夕暮れ時にも、優しく寄り添ってくれるかもしれませんね。

Young And AbleNEW!Current Swell

Current Swell – Young And Able [Official Music Video]
Young And AbleNEW!Current Swell

カナダ・ブリティッシュコロンビア州ヴィクトリアから登場したCurrent Swell。

彼らの音楽は、まるで西海岸の心地よい風を感じさせてくれるようですね。

ご紹介するのは、まさに若さと「やればできる!」という自信を胸に、未来へと駆け出すようなポジティブさに溢れた一曲です。

本作は、2009年発表のアルバム『Protect Your Own』で初めて聴くことができ、その後2012年のアルバム『Long Time Ago』にも収められたナンバー。

2010年のバンクーバー冬季オリンピックという大舞台でも披露されたんですよ。

まぶしい太陽の下、海辺を散歩したり、友人たちとのんびり過ごす時間に流せば、最高のBGMになること間違いなしです。

Summer funNEW!Barracudas

キラキラとした太陽が降り注ぐビーチで、仲間たちと過ごす楽しい時間を思い起こさせるような、ご機嫌なサウンドが魅力的な一曲ですね!

Barracudasは、60年代のサーフミュージックやガレージロックに深い愛情を注ぎ、パンクのエッセンスも加えた独自のスタイルを確立しました。

本作は、そんな彼らの初期を代表するナンバーで、イントロで1960年代のアメリカ車のCM音声が使われるなど、遊び心も満載なんですよ。

1980年7月に発売されたシングルで、UKチャートで37位を獲得、BBCの音楽番組『Top of the Pops』にも出演し注目を集めました。

アルバム『Drop Out With The Barracudas』にも収められています。

ノスタルジックでありながらエネルギッシュなこの曲は、夏のドライブや海辺でのBGMにぴったり!

60年代カルチャーが好きな方にも、きっと心に響くのではないでしょうか。