【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】
ボカロの魅力と言えば、打ち込んだ歌詞、作者の思いをそのままに歌ってくれること。
「この気持ちを歌にしたい」をかなえてくれる、最高の音楽ツールです!
ボカロPたちは日々、胸の奥から湧き出る感情を音と歌詞に込めて、私たちへ届けてくれています。
今回この記事では、歌詞に注目して聴いてみてほしいボカロ曲をたくさんご紹介していきます!
感動で心が温かくなったり、言葉の切れ味にハッとさせられたり。
きっと、あなたの心に刺さる作品が見つかるはずですよ!
【思い】歌詞が響くボカロ曲特集【メッセージ】(21〜30)
心拍数♯0822蝶々P

生きることをテーマにした曲です。
心臓の鼓動と曲中に出てくる「僕」の気持ちがリンクしています。
暖かさを感じる優しいピアノの伴奏と語り掛けるような歌詞が、いつかくるであろう人生の終わりを感じさせる、切ない気持ちになる作品です。
バッドビートノイ

楽曲提供も多く手がけているボカロP、ノイさん。
彼のアルバム『ノンフィクション』に収録されているのが『バッドビート』です。
本作はダークな雰囲気と疾走感あふれるサウンドが魅力で、歌詞は世の中の矛盾を指摘するような内容に仕上がっています。
視聴者に質問を投げかける歌詞にドキッとさせられることでしょう。
それからタイトルのフレーズで気持ちよく韻を踏んでいるのも聴きどころですよ。
その軽快なテンポがクセになるはずです。
地球最後の告白をKEMU VOXX

『インビジブル』や『人生リセットボタン』『六兆年と一夜物語』など、ボカロ史に欠かせない曲をたくさん作ったkemuさんによる作品。
何といっても言葉選びのセンスがばつぐんです。
タイトルでもある『地球最後の告白を』というテーマに沿って物語を広げつつ、心に訴えかけてくる歌詞の仕上がり。
音楽の躍動に感動してしまいます。
からくりピエロ40mP

シンガーソングライターとしてはイナメトオル名義で活動するボカロP、40mPさんの楽曲。
物憂げなオルゴールの音色で始まり、ジャジーなコード進行を奏でるピアノのイントロが哀愁を感じるナンバーです。
情景が頭に浮かぶストーリー性、そのどうやっても届かない気持ちと苦悩を描いた歌詞が切なく、共感してしまう方も多いのではないでしょうか。
タイトル、歌詞、曲調が見事にシンクロしている、ボカロファンでない方にもぜひ聴いてほしい心に響く名曲です。
合わないイマニシ

孤独感や疎外感を鮮やかに描いた1曲です。
イマニシさんによる楽曲で2024年11月にリリース、ボーカルには歌愛ユキを起用しています。
エッジのあるロックサウンドと艶やかなピアノフレーズが絡み合う作品で、歌詞では周囲の会話に溶け込めない主人公の心情が繊細な言葉で紡がれています。
他者との距離感や、本音を隠す現代社会の空虚さが、曲全体から強く感じられるんです。
人間関係に悩む方や、自分の居場所を探している方に、共感を覚えていただける作品だと思います。
おそうしき電ǂ鯨

電ǂ鯨さんが手がけた本作『おそうしき』は2025年1月にリリースされました。
タイトル通り葬式をモチーフにした歌詞は、幽霊や記憶、そして死後の世界について静かに問いかけています。
亡くなった人への思いがつづられていて、そこに田舎の風景や儀式的な場面が織り交ぜられ不思議とノスタルジックな気分に。
牧歌的で浮遊感のある音楽性も魅力的。
物思いにふけりたい時間に聴くといいかもしれません。
悪ノ召使悪ノP

mothy名義でも活動するボカロP、悪ノPさんの楽曲。
運命に翻弄される2人の主人公を描いたストーリーと、大切な存在を守ろうとする強い決意が心を揺さぶるナンバーです。
厚みのある荘厳なピアノの旋律とストリングスに彩られた悲痛な言葉の数々は、聴く人の心を揺らし切ない気持ちにさせますよね。
どんな世界の歴史にもある「大勢のための犠牲」となった立場の心の叫びに胸が痛む、歌詞の世界観に浸ってしまうナンバーと言えるのではないでしょうか。